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からだにいい「清掃人」入門体験風
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18 あとがき
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はからずも、掃除のプロになってきてしまいました。
本文でも書いていますが、私の仕事のスケジュールに合わせて作業日が選べる、という事情があってこの仕事に入りました。掃除に憧れたわけでもなければ、掃除がいやいやながら始めたわけでもありません。
これまで毎月のように、ユフィと共に、モータードライブ付きの一眼レフカメラにレンズ類、三脚、ストロボ電池など、今では考えられないような装備のリュックを背負って、日本中を歩き回ってきたので、『脚』に自信があったことは確かで、どんな作業にも付いていこう、という気構えはありました。
今まで女性の多い仕事場体験の私にとって、「体育会系」の若い者が多い仕事場は新鮮でした。口下手が多いスタッフたちは、不平も不満も、愚痴もあまり口にすることがなく、半年も経った頃から、私はこれらを公然と口にするようになりました。当然、私の話は年代を重ねた正論でしたから、その内私は「ご意見番」としてスタッフの位置を獲得することになりました。
仕事の同僚たちは、いわゆる「女性編集者」。なんとなく雰囲気分かりますよね。それが、シモネタ大好き、ガハハおばさんの中では、「職場の枯れ尾花」としてスタッフの位置を定着させました。今までやったことない、という飲み会も定期的に開き、バス旅行にも連れて行ったりしました。
編集という毎月が新しい発想にとらわれる仕事から、何か解放されて、今までと違った生きがいが感じられもしました。身体のためにもとてもいい毎日でした。よく冗談を言い合ったのですが、この仕事みたいに6~7時間も身体動かすこと、他じゃないよね、スポーツジム行ってもせいぜい2時間、おまけに結構なお金取られる、そこいくとここじゃ小遣いまでもらえる、と。
これら原稿は、しばらく前から書き溜めておいたものなので、年代に多少違和感のあるところがあると思いますが、掃除の内容、精神は今も変わりありません。身体が続く限り、まだ続けていたいと思っていますので、別ネタにも挑戦しようと思っています。 |
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