やましたさんちの玉手箱
サーヤの記事
連載
01 紫外線(日光)アレルギー発症!?
02 ステロイド薬とは何か?そして転院へ…
03 光線過敏検査ってこんな検査
04 肌も血液検査結果も大変なことになった!
05 一番怖いのは「脱ステロイド リバウンド現象」
06 副腎皮質ホルモンに良いサプリメントとは?
07 治療中の肌の変移(恥ずかし写真画像付)
08 プロトピック軟膏とステロイド薬の違い
09 アレルギー体質はしておこう パッチテスト
10 アレルギー専門皮膚科がすすめるスキンケア商品
11 UVカットの日傘は選び方に注意!
12 UVカットのマスクと帽子で完全防護!
13 肌治療の中間報告とピーリングリフレッシュ
14 日焼け止めクリームで勘違いしがちなこと
15 窓からの紫外線をフィルムとクリームでブロック
16 意外と役立つ!紫外線チェッカーの面白い実験

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アレルギー奮闘日記

07 治療中の肌の変移(恥ずかし写真画像付)

まずは、お礼を。
ありがとうございます。
このアレルギー奮闘日記にお便りくださり、同じく悩まれている方の励ましになると知って、こちらも大変励まされました。
俄然やる気が出てきました、この日記、続きも頑張って書いていきます!

というわけで、よーし燃えてきた…と打ち始めてみた今回の記事。
脱ステロイドによるリバウンド現象からの肌の変移…の記事なのだが。
燃えるどころか、自分の不気味な写真の陳列に、情けないやら恥ずかしいやらで、ちょっと穴にもぐりこみたい気分に(笑)。

でも画像付の方がわかりやすいし、どんな風になるのか気になりますよね。特に脱ステロイドリバウンド現象の怖さを伝えるには、実物を見せるのが一番ですし…。
そんなわけで、この先はちょっとホラーテイストな記事になります。
お苦手な方はハイ、Uターン。

よろしいでしょうか?
では、始めます。


【第一段階 リバウンドのはしり】

新しい皮膚科で光線過敏検査を受けた時は、まだステロイド薬を止めて3、4日後というあたりで、ちょっと赤くなってきてヒリヒリしてる程度だった。
この時、自分は薬手帳を作っていなかったので閉院した皮膚科の処方箋がわからず、「弱いステロイド薬を使っていた」と伝えていた。
この時、医師が「ステロイド薬は皮膚を薄くし、赤くなる副作用があるのでもう止めましょう(この時点で私の顔に副作用が出ていると見えたらしい)」と、オレンジ色のチューブを見せて「今度からはこれに変えましょう」と言ってきた。

はい、ここ注目してください。オレンジ色のチューブです。ここ、大事です、記事の最後に出ますから覚えておいてください。

ここで問題発生。
医師(院長ではない若い方)がこのオレンジ色のチューブ使用法と注意の説明で「ニキビがあるところにはつけないで…」と言ってきたところで、「わたし、顔全体にニキビがあります。もともとニキビ体質なので」と答えた。
医師は私の顔をじっと見て、確かに小さなニキビが顔全体にあるのに気づき、これを避けて塗るのは無理と判断したのか「では、これは止めて別の薬を使いましょう」とサッと片付けたのである。
私は何だか気になりつつ、別に処方された薬を使うことにした。

後日、全てを知った私は自分のニキビ体質を恨めしく思ったものだ。
ニキビが…ニキビさえなければ…あのリバウンド地獄を見ることはなかったのに…。

はい、リバウンド現象を甘く見ちゃいけませんね。その数日後の肌がこれ。
ジンマシンとニキビが大量発生
ジンマシンとニキビが大量発生し、それが赤く腫れてきた。
処方された塗り薬(トバルジッククリーム1%+アクアチムクリーム1%)がいまいち効かないのか、どんどんひどくなっていくので、至急で皮膚科に駆け込んだ。
ここで血液検査の結果が判明していて、体内の副腎皮質ホルモンの分泌数値が非常に少なくなっていることを伝えられ、やはりステロイド薬は止めた方が良いという結論になった。
ここで、リバウンド現象による細菌感染が起きていたらしく、院長が細菌検査を実施してくれた。結果、抗生物質に耐性のある強い細菌に感染していたことがわかる…。おそるべし、リバウンド現象。

それで、処方箋を変えた。
今度のは抗生物質入りのクリーム塗り薬(フエナゾールクリーム5%+テラジアバスタ5%)、ローション液(ナジロキサンローション1%+ビーソフテンローション0.3%)、イソジン液である。
抗生物質に耐性のある細菌に侵されてはいるが、一部の抗生物質には効用があるとのこと。

このイソジン液は消毒液として使用する。細菌に感染しているから、消毒しなければならないのである。(このイソジン液のボトルには「うがい禁止」と書いてある)
イソジン液は洗顔後にタオルドライさせてから、顔に塗布し、30秒~1分後に洗い流す。
しみる場合は水で希釈してよいとのことだ。(自分は我慢して原液でやった)
イソジン液を開封イソジン液を手のひらにのせたイソジン液を顔全体に塗布
このイソジン液、赤黒い液体である。
使ってみたところ「…これって、赤チン…?」と思った。よく似ているが、調べたところ全く別もの。消毒という作用は同じだが、イソジン液の方が優れているらしい。
ところで赤チンそっくりというか、によく似ている…最初は濃い赤でサラリとしてぬるっとした感触だが、乾いてくると茶黒くなりべっとり…する触感なんか、すごくそっくり。
自作動画とかで偽装血液をやるなら、イソジン液が一番かと…。(※薬で遊んではいけません)

ジンマシンは残っているが赤みがひいた
とりあえず、数日後には赤みはようやく落ち着いてきたが、肌がデコボコの状態に。
まだジンマシンの凹凸は残っているという感じ。
ひとまず炎症としては落ち着きつつあるので、今の治療を続けてみる。


【第二段階 いまだに謎の完治期間】

新しい処方箋とイソジン液が効いたのか、順調に顔が落ち着いていった。
ちょうどこの時に脱ステロイドリバウンド現象を調べていて、うわーと思っていたが、その割には処方箋で落ち着いているので、自分のはごく軽度で済んだのかと思っていた。

乾燥して粉をふき、皮かめくれてる
肌が白く落ち着いていくにつれて、肌がガサガサに乾燥していき、皮がめくれていった。
まだジンマシンやニキビの跡が残っている。

この時に予約の来院をし、院長が「この乾燥はクリーム薬では治らないので、今度は軟膏を使いましょう」とのことで、塗り薬を軟膏(フエナゾール軟膏5%+テラジアバタ5%)に変更。

この数日後、治った!?と思うくらいにきれいな肌になった。
ユフィ母も「あら、きれいな肌じゃない」と言っていたくらい。
軟膏がよく効いたのだろう、これでマスク通勤をやめて、メイクして通勤できる~!とメイクして出勤した。
……いまだに解明不明の、謎の完治期間はわずか1日だけだった……


【第三段階 これぞホラー!リバウンド現象の怖さ】

いったい、完治した1日間は何だったのか。
いったい、何がいけなかったのか。
メイクして出勤して、二日後の顔がこれである。

ぎゃあああぁぁぁ…

ジンマシンどころじゃない、誰もが飛び退くくらいの悲惨な顔である。
顔が熱いわ、痛いわ、痒いわで、悶絶したい状況だった。就寝中にボリボリボリ顔を掻いたりして眠れなかった。
マスク通勤したが、職場の人たちは心配したことだろう…(女の顔だけにかける言葉が見つからないのか大半は見て見ぬふりをした)。
私の場合は顔だけだが、アトピー体質の人がリバウンド現象起こすと…それはもう大変だろうなぁ…これが全身に起こるわけだからね…。

メイクが悪かったのか?そうとしか思えず、また緊急来院して、スキンケアやメイクのどれにかぶれたのか調べるためにパッチテストを行った。
アウトだったのは洗顔石鹸だったが、メイクそのものは問題なかった。洗顔石鹸は1年ほど使っていたから、これだけのせいではない気がする…。
いったい、何がいけなかったのか…???

…やはり、メイクのせいだろう。
前に説明した脱ステロイドリバウンド現象というのは、とにかく肌や身体がパニック状態になっているものなので、薬で落ち着いてきたものの突然にメイクという成分が入ってきたのがまずかったのかもしれない。
もしくは、リバウンド現象にも「波」というものがあるのだろうか?

どの道、脱ステロイドが完全に終わらないうちは油断大敵ってのはよくわかった。
…ええ、思い知りましたよ。

そんなわけで、メイクはしばらく中止。
パッチテストでアウトだった洗顔石鹸は止めて、皮膚科推奨の洗顔石鹸を使い始める(この皮膚科推奨のスキンケアについてもいずれ記事にします)。
メイクを完全に絶って処方箋しか肌につけないように心がけてからは、少しずつ炎症が治まっていった。やはりメイクがいけなかったらしい。


【第四段階 汚染拡大】

とりあえず、肌は少し落ち着いていった。
全体的に赤みは強いものの、ジンマシンと肌のデコボコはおさまった。
でも…これは…いったいなんだろう…?

なぜ首にまで広がってきている!?
イソジン液と塗り薬の効果で、顔のジンマシンと痒みは落ち着いてきた。そしたら、今度はじわじわと首にまで広がってきて、首の方が痒い!
就寝中に顔を掻くことはなくなり、ホッとしてようやく眠れると思ったのに、首をボリボリボリ掻いてまた眠れない…。

予約の来院をし、首を見せてなぜ広がっているのか聞いてみた。
院長「こういうのは、汗をかくところが悪くなっていく」
あぁー…納得した!この時6月に入る頃で暑くなって汗をかくようになってきていた。加えて、顔の炎症で顔全体が熱いからさらに汗をかくようになったのだ。

つまりですね。
脱ステロイドをしようと思ったら、夏は避けたほうがいいということですね。
…もう後の祭りだが、検討する皆さんは夏は避けましょう…!紫外線も強い時期だし、夏は肌ダメージが強すぎるね。

ここで、院長も今の処方箋と治療法のままでは、改善は見込めないと判断し、別の治療法をとることにした。それは…

ステロイド塗り薬をもう一度処方し、3.4日で一気に治す。
次の段階としてプロトピック軟膏に切り替えて1ヶ月くらい続けていく。


というもの。
さすがにここまで悪化し、改善が見込めないとなったら、最終手段としてステロイド薬は使わざるを得ない。ただし、3.4日間の短期間のみ。これが本来のステロイド薬の正しい使い方だろう。

このプロトピック軟膏、医師が見せてきたのは…皆さん覚えていますか?この記事の最初に書いたオレンジ色のチューブです。やっと、これの出番が来ました。
サーヤがニキビ体質ゆえに、これは使えないとサッと片付けられたものである。

が、今は顔は赤くなっているものの、これまでの塗り薬と前記事で説明したビタミンB5(パントテン酸)の効果か、ニキビは完全に撲滅できていた
なので、やっと振り出しに戻れるわけである。…いや~ニキビだけのせいで、ずいぶん遠回りさせられたものだ…。


【第五段階 そしてやっと始まる脱ステロイド治療】

…やっぱり、ステロイド薬、すごい…。
塗り始めてから3.4日でずいぶん治ってきた。

まだ顔は赤いが、ごらんのとおり肌はツルツルピカピカのゆで卵のようなお肌に。
やっと就寝中のボリボリ掻きから開放されて、ぐっすり眠れた…。

ステロイド薬は3.4日で使い果たし、次にプロトピック軟膏を使ってみる。
その10日後の肌がこれ。

日焼けみたいに赤みは残っているが、あまり目立たなくなり、普通の肌になってきた。
おそるおそるメイクを再開してみたが、大丈夫だった。
この写真は、この記事を書く当日の朝に撮ったもの。つまり、いまココ、なのである。
このプロトピック軟膏は1ヶ月は続けてみる必要があるので、まだしばらくは今の治療を続けることになる。
新しい展開になったら、そのときにまた記事にします。

このプロトピック軟膏とはどういうものなのか?
次回の記事に書きます。
パッチテストや皮膚科推奨スキンケアについては、その後に説明していきたいので、もうしばらくお付き合いくださいませ。


さて、大変見苦しい写真ばかりをお見せしてしまったので、口直しもとい、目直しに以下のイラストをどうぞ。
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