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全国うまいもん音頭
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09 中国編
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鳥取
米子 いただき音頭
一 伯耆富士たる 大山の
頂に似る 三角の
大判の揚げに 米詰めて
炊き込んだめし 手にあまる
その名も大なる いただきと
二 具のごぼうは ささがきに
にんじん千切り しいたけもどし
米を混ぜたら 揚げの中
指先使って 端まで詰めて
ようじで縫うよう 止めておく
三 鍋に昆布と いりこを敷いて
落とし蓋を忘れずに
しょう油のだしで 炊きあげる
作法は無視して かぶりつく
うまさでかさも 日本一
島根
松江 しじみご飯音頭
一 宍道湖七珍(しんじこしっちん) その名も高く
うなぎ しらうお ヨシえび 鯉に
鱸 あまさぎ もうひとつ
冬の風物 しじみ漁
鋤簾(じょれん)をつけて 湖(みず)を掻く
二 しじみは砂ぬき 水から沸騰
だし汁作って 身を分ける
しいたけ戻して 千切りに
揚げは油抜き 細切りに
米に具を入れ だしで炊く
三 水の都の 松江に根付く
しじみご飯は 冬の味
寒しじみ 味わうならば
みそ汁によし つくだ煮よし
不昧公(ふまいこう)も 召されたか
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岡山
笠岡 祭りずし音頭
一 春だ 海が動き出す
瀬戸内 笠岡 魚があがる
さわらを待って たこ もがい
大えび 小えびに あなごも入る
にぎやか はなやか 祭りずし
二 酢めしに入れるは しいたけと
たけのこ れんこん ふき ごほう
絹さや だいだい お好みで
木の芽にしょうがの 酢づけを添えて
ぎっしりのせる もりだくさん
三 江戸の昔は 倹約令
庶民の知恵は 酢めしの底に
はればれにぎやか 具をかくし
みやげに行った その家で
ひっくり返した 喝采ずしだ
窪田 清一
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広島
呉 肉じゃが音頭
一 全国共通 おふくろの味
肉じゃが発祥 ここぞ呉
海軍軍港で 育った訳は
長い航海 栄養不足
洋行途中の シチューがヒント
二 油入れたら すぐ送気
三分たったら 牛肉入れて
七分たったら 砂糖入れ
十分たったら しょう油入れ
十四分後に こんにゃく じゃがいも
三 三十一分玉ねぎ入れて 三十四分出来上がり
甘煮と言った 昔のレシピ
京都 舞鶴 こちらも元祖
仲良くイベント 日本の味は
海軍さんの 艦上食
山口
岩国 殿様ずし
一 ご存知だったか 蓮根のこと
日本全国 穴八つ
岩国のもの その数九つ
藩主の家紋が 九曜紋
吉川家への 敬意の印
二 岩国ずしは 豪快で
一度に三升や一斗の 酢めしを炊いて
幾重にも 木枠に重ねる
まずは蓮の葉 一枚敷いて
酢めしをのせて 次から次へ
三 しいたけ でんぶ 卵に青物
何段のせたか そろそろいいか
木枠をはずして 切り分ける
ここで使うは 長包丁
天守閣だぞ 殿様ずし
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