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全国うまいもん音頭
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03 関東編(その2)
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千葉
安房 あじのなめろう音頭
一 東京湾の 内房総から
太平洋の 外房へ
安房の漁師の 日頃の料理
あじのなめろう ふしぎな名前
本名明かせば 叩き膾(なます)
二 おろした鰺を たたきにたたく
気合いでたたく 気分でたたく
味噌で和えて 薬味をふって
その日その時 気分で食らう
気ままがいちばん うれしい料理
三 皿までなめる 後引く味が
そのまま名付けに そのえうまさ
飯とかき込め 酒でもうまい
大葉でくるんで 火にかけりゃ
ハンバーグ風に さんが焼き
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東京
江戸川 小松菜音頭
一 江戸の葛西は 鷹狩り名所
吉宗様が 好んで食べて
餅入りおすまし 青菜の歯ざわり
小松川の 名にちなみ
小松菜と名付けた 江戸野菜
二 しいたけ戻して そぎ切りに
鶏肉角切り 大根(だいこ)は下ゆで
だしに戻し汁 弱火にかけて
鶏と小松菜 加えて火通し
焼き餅 お麩と 大根は椀に
三 しょうゆで味付け お汁を椀に
これぞ正月 江戸の膳
冬の小松菜 春うぐいす菜
季節の呼び名も 香りが高い
小松 小松菜 青葉の誇り
神奈川
小田原 かまぼこ音頭
一 お江戸に上る その前に
越えねばならぬ 天下の険
箱根を下りた 旅人や
湯治の客への みやげもの
ここ小田原に かまぼこあり
二 相模湾から 小鯛やあま鯛
つぶした魚肉を 鉾(ほこ)に付け
焼いた形が 蒲(がま)の穂に
名付けた逸品 蒲鉾に
江戸の頃より 二百年
三 この頃使う 魚はグチで
地下硬水に さらして絞り
せいろで蒸すのが 名産品
あたまツルツル 歯ごたえコロリ
板に付いたる 酒の友
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