やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
連載
01 眼が変? 目医者さがしが始まる
02 早くさっぱりして明るくなりましょう
03 洗顔法も教えてもらいました
04 紹介状先の病院で検査
05 ジャック付き添いで手術説明
06 手術前1週間・目薬の説明
07 手術日は目薬が大変
08 次の日眼帯がとれ、まぶしい
09 左目はどうしますか?
10 4週間後の左目の手術は
11 白内障の手術で保険金が出る?
12 めがねは外歩き用と老眼用
13 炎症が起こって目薬が大変
14 炎症の次はドライアイ
15 とても敏感で目薬が合わない
16 眼科での話し あれこれ
17 術後6ヶ月 目薬と味覚と脳の話
18 7月半ばの検診は無事終える
19 そして8月の定期健診は
20 目薬が切れての定期健診は10月末
21 ジャックの左目が後発白内障だって
22 後発白内障・見えない! ちょっと悲しい…
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ユフィの白内障手術日記

12 めがねは外歩き用と老眼用

室内は裸眼で大丈夫

パソコンをパートの仕事用に使うため、裸眼で見えるための眼底レンズにしてもらった結果、遠くと小さな文字は見えにくくなってしまった。
歌舞伎座の舞台が見えなかったのが発端で、安定しているので「めがね調整」の検査をすることになる。

室内の家庭用作業は、まったく問題が無いのだから、めがねも急ぐ必要はなかったのかも知れないのだが、どうせ作らなければならないもの。
今までは、遠近用(生活)と近々用(パソコン)のめがねを使用していたので、フレームはこのまま使用することにする。
最近は安いメガネ屋さんもたくさんあるから、フレームもそう高くは無いのだが、あるものは利用しなくてはもったいない。

めがね調整は、めがね屋さんから調整スタッフが出張してきているらしい。
曜日も決まっていて、午後から診てもらえる。
一緒に手術したTさんがたまたま一緒の日で、めがね調整と聞いて教えてくれた。

他の目の治療に通院していて、ここの「めがね調整」を受けて作っためがねが、すぐに合わなくなったことを…。
しかもとても高かったことを…。
「あら、いやだ」高いのは困るし、合わなくなるのも困るし…。

めがねの調整には、中年の男性があたっている。
若い女性のスタッフが4名とベテランさんが1名の中での、黒1点だ。
毎日ではなく、たまに見かけていたのだが、めがね屋さんからの派遣だったらしい。

フレームは2個あるので、レンズのみの調整をお願いして、仮のレンズ(検眼用のメガネ)で待合室でテレビを見ること20分くらい。
歩くときに少しクラクラするのは、「見えすぎる」のかも知れない。

0.7視力が出れば「自動車運転は可」なのだそうで、右目は0.7で調整してもらった。
で、勧められたのが「○○眼鏡」というお店。
待合室でTさんに「ありがとう、フレームはあるもので済ませたから」と報告する。

丸の内と池袋にあるらしいので、どちらにするか悩んだ末池袋の店に行く。
駅からかなり歩いて到着し、中年の女性と眼鏡の相談。
レンズもフレームも確かに高いのは、Tさんから聞いていたとおりだ。

ユフィの希望は「濃いサングラス系のもの」なのだが、お勧めのレンズのカラーは薄色だけで、濃い色にはできないらしいし、夕方が危ないと言われる。
純粋に、「目に良いレンズ」しか扱っていないらしいのだ。
さすがに、眼科推奨の眼鏡屋さんだ。

いろいろと相談した結果は、「ご希望とおりの眼鏡をおつくりになるのなら、今までの眼鏡屋さんがよろしいのでは」と言う結論になる。
下北沢の「メガネスーパー」がここ何十年かの顧客なので、最初からそこで作りたかったのだが、言い出しにくくて…。

高いのは高いのだが、「売れれば良い」という態度でもないみたい。
佐々木眼科の紹介なので、10%の割引はあるようだし…。
もし、この眼鏡屋さんで作ったら、もう一度池袋まで遠出しなければならなかった。

と言うことで、細かく指定された「めがね調整の書類」を返してもらっての出直し。
下北沢のいつもの「メガネスーパー」で、希望通りの濃いレンズで遠め用を、素通しで近め用を作った。


近めの分は「老眼用」と呼ばれているが、「なんだかなぁ」という感じだ。
最近のレンズは、「○○眼鏡」の店でも説明された「目のために良い調整」がいろいろとあって、すべてを含めても両眼用2枚で13.000円弱。
「○○眼鏡」の約半分くらいの価格だし、フレームは元々「メガネスーパー」のものだから、 何も問題は無かった。


1週間後と言われていたのに勘違いして1日早く取りに行き、ピッカピッカに磨かれたフレームで、少し濃い目のサングラス風のメガネを受け取ってきた。
いつもどおりに「メガネ入れ」を選ぶとき、『アルマーニ』の黒い大型のものを選ぶ。
メガネ拭きもグレイで、なんだかものすごく高そうに見える…。


次の日、「老眼用」も出来上がって、今度は『ヴェルサス』のケースを選んだ。
サングラス用のケースだそうなのだが、余ったからお客用のケースにしているらしい。
中身は違っても、気分はブランドもののようだ。
もっとも「ヴェルサス」はあまり高価ではないし、若い人向きらしいけれど…。


「いつでもご都合の良いときに、立ち寄っていただいたら、フレームやレンズの磨きをしますから」とのこと。
買い物ついでに立ち寄れるのは、便利この上も無いことで、近いのが一番だ。

次の検診日、ドキドキしながら調整してもらったメガネを持っていく。
あのおじさんに「なんて言い訳しよう?」と悩んでいたのに、いつものスタッフがメガネも確
認してくれておしまいだった。

『あーっ、疲れちゃうな、もう』の心境。

自分のメガネを、自分のお金で作るのに、「なぜドキドキしなければならないのか?」
患者の心理は複雑。
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