やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
連載
01 母の仏壇は五十年前の父の仏壇 一緒には入っていない
02 仏壇の花は自給自足できる?
03 鈴の音が気に入らない・買い換えた
04 ネットリサーチの結果の新盆
05 湯のみ茶碗は春は牡丹 秋に菊
06 線香立てに灰がいっぱい
07 線香に火をつける話あれこれ
08 線香立ての灰が汚いし足らなくなる
09 アマゾンで香炉灰を購入
10 アマゾン購入の線香は煙・香り無しの「ZERO」
Powered by fun9.net
TOP > 和室 > 慶弔

仏壇物語

02 仏壇の花は自給自足できる?

夏場と違って冬場の花は長持ちする。
スーパーなどでユリ、ストック、スプレーカーネーション、ガーベラ、など日持ちする花を買ってきて、4~5日は持たせている。
だんだん暖かくなり、花も日持ちしににくなり、2~3日で萎れてしまうので、これからの季節は花は早く変えなければならない。

花代も馬鹿にはできないのだが、なぜなのか、造花などにはしたくない。
仏壇には生き生きした花でないと似合わないと思うから。
亡くなった人に手向けるものは、生きの良い花、淹れたてのお茶、汲み立ての水でなくてはいけないような気がしている。

という訳で、庭の花で手向けられるものは切ってきて挿している。
お向かいの庭のもくれんが満開なので、2枝もらってきて挿してみた。
紫と白の色合いが美しく、仏壇にはよく似合っていた。
大きな紫裏白のもくれん

何日か後、八百屋で黄色い花が開き始めた「菜の花」を購入。
「チンゲン菜」と書いてあったように思うが、菜とつく野菜の花はなんでも「菜の花」なのだそう。
花の形は、確かに菜の花で、しかも大きい。
開き始めた花だけ除いてゆがき、マヨネーズとポン酢であえて夕食の食卓へ。
黄色い小花が愛らしい菜の花

次の朝は、仏壇に供えてみた。小さな蕾が沢山付いているが、花もちは良くない様子。
3日は持たないかも…。
と思った通りに、3日目で萎れてきた。
野菜の花なので、やはり無理があった様子だ。

母の部屋から綺麗に新芽の出た「猩々もみじ」が見える。
仏壇に向かい合った窓から、全面が紅い葉で覆われていて見事だ。
このもみじは、春の新芽と秋の紅葉の時の、年2回紅くなって美しい。
母が春なのに秋の紅葉と勘違いした話は『母のまだらボケの嘘が可愛い』で書いた。
猩々もみじの紅い葉と花

花が目立たないながら満開になったので、仏壇前に挿してみた。
地味な花だが花には違いはない。
少しの間、楽しんでね。
もう少しすると、今は硬い蕾の白と紫のテッセンが咲くから、待っていてね。
▲ページTOP