マサムネの老人食生活

10　膀胱炎の再発でてんやわんや

新年と１７歳の誕生日は無事過ごせたのに…

年が明けて２月の１９日、検診のためにマサムネ共々サーヤが自転車で病院へ行く。
暖かいユフィのひざ掛けに包まれて…。

昨年最後の検診では、４．４５㎏もあったのに、今回は４．２２㎏と少し痩せた。
血尿は少なくなってきているので、抗生物質の注射はやめて、４日に１回の消炎剤を１０日分もらった。
次回には、超音波検査と血液検査をするとのことだが、３月生まれのマサムネ君は、誕生月検診で安くなるからだって…。

この際、右腕の付け根に肉芽が盛り上がってきていることに、院長が目ざとく気づいた。
６mmの大きさで、サーヤが気にしていたもの。
大きくなるようなら次回切除手術らしいが、１ヵ月後再チェックするとのこと。
この回は、再診料と薬代１０回分だけで安かった…。
２月の請求書

そして、３月２５日の金曜日、超音波と血液検査のために病院へ行き、診てもらった。
特別症状に変化は無く、体重は４．２㎏でほんの少し減少。
吐くことは時々あるが、食慾もあって血尿も時々で、「腫瘍の悪化は考えられない」状態と言われたらしい。
異常なしの審査結果

次回は血液検査の結果を見て、内服薬の処方を考えると言う。
ただ、腫瘍に変化は無いのだが、膀胱自体が大きくなっていて「これが分からない？」と言ったらしい。
簡易検査の結果

血液検査の結果を待つことにして、無事に帰宅した次の日。
トイレで真剣な顔でおしっこ中のマサムネ君。
なかなか出ないのか、それが非常に長い…。
「あれっ、膀胱炎でオシッコが出にくいのかも…」と気づいたのだが、次の日曜日には更に悪化し、２階のトイレも間に合わずに何処でもチョコチョコ尿をしっ放し…。

夕飯後には『夜間救急動物病院』に駆け込むことに…。
別にサーヤが書くことになっている。
とっても疲れた何時間か、検査のための病院ではなんとも無かったのに、「何故急に悪化したのか」とうらめしいし、膀胱が大きくなっていたのは膀胱炎の兆候だったのだろう。

２５日の金曜日から月曜日まで、サーヤが休暇をとっていたので良かったけれど、居間はペットシーツだらけとなった。
それに救急病院明けの朝には、サーヤの椅子で寝ぼけたのか『おお寝小便』でびっちょりで、クッションなど全て燃えるゴミ行きになる。

そして月曜日の２８日、サーヤが病院に行って事情説明。
ともかく腫瘍よりも膀胱炎を鎮めるのが先決で、抗生物質を注射してもらうと同時に「点滴」も受けたらしい。

前回の３年前の膀胱炎騒ぎは、血尿で始まって粉薬処方で速やかに治癒したし、餌は「腎臓病予防のサイエンスダイエット」に変えたから、まさかまたまた膀胱炎で家中大騒ぎになるとは思わなかった。
なにしろ呼吸が速く、お腹が上下するのが見ていて痛々しい。

チョコチョコと、寝ている椅子から降りてはそこら中に少しだけ出すから、ユフィはマサムネの後を追いかけて「匂い消し」を撒き、シーツで尿を拭き取り、の繰り返し。

「爺さんだから仕方無い」がジャックの口癖になってしまう。
そして次の日、ジャックが出社のサーヤに変わって自転車で病院へ。
ちょうど血液検査の結果が出ていて、「尿素窒素」の値が多くて赤丸がついていた。
尿検査

腎臓病に良い「ｐＨコントロール　オルファクトリー」と、「腎臓サポート　スペシャル」の試供品をもらって来る。
マグネシウムなどのミネラル成分配合や、リンを制御して蛋白質や脂肪量の調整をしてある『腎臓病用』のもの。
腎臓用の食事

尿検査を受けて、点滴の皮下注射と更に２種類の注射を受けて帰ってきた。
ともかく食べることは食べたがるので、早速食べさせる。
「猫の好む香りで食欲を刺激、食欲低下を防ぐ」らしい。
請求書

そして１日２日と日が経ち、救急病院も含めて３回も注射を打ち続けた結果が、少しずつ現れてくる。
自分のトイレできちんとオシッコをし、たっぷり水を飲み、おやつを欲しがり、しっかりと餌も食べて徐々に回復。

すっかり甘くなってしまった家族は、食べたいものを食べさせたくて、禁止された大好物の１７年来食べていた「鰹節」も、猫用の細かくて少量パックに変更。
おやつもゼリー状の１１歳以上のものを購入。
猫用鰹節

そして、すっかり平常に回復したマサムネ君。
夕方に２階から降りてきてドラ声で喚き、台所で夕食支度中のユフィに付きまとい、レトルトの餌の美味しいやつをしっかりと食い、ジャックの膝で夕食後憩い（体調が悪い間もこれだけはずっと続行）、昼はユフィの膝に乗りたがり、ジャックにはじゃれて噛み付き、真夜中の３時に起し…。
抱くとゴロゴロ喉を鳴らして甘え、すっかり元の状態に戻る。

そして、４月の３日の日曜日に再診。
点滴注射を受け、今後の治療法を副院長と相談したらしい。
どうも日曜日は院長か副院長が診てくれるらしく、サーヤは「これからは日曜日にしか行かない」と言う。

腕の付け根の肉芽は、すっかり消えていたのにユフィが後で気づいた。
腎臓病用の餌は、「スペシャル５００ｇ」をもらってきたが、価格的には以前の「サイエンスダイエット」と同じ。
腎臓サポートの食事

アマゾンでも購入可能。

ロイヤルカナン療法食猫腎臓サポートスペシャル 500g

posted with amazlet at 16.04.09

ROYAL CANIN Japan
売り上げランキング: 351

Amazon.co.jpで詳細を見る

ロイヤルカナン療法食猫 PHコントロールオルファクトリー 500g

posted with amazlet at 16.04.09

ROYAL CANIN Japan
売り上げランキング: 697

Amazon.co.jpで詳細を見る

点滴の皮下注射は、毎週１回病院に通って打つ方法と、家庭で半量ずつ週に２回打つ方法があるらしい。
通院の方が楽なのだが、４千円掛るので家庭で７００円で安く済ます方法を勧められたようだ。

元気になる様子を目にしているから、点滴の効果は絶大。
ジャックも渋々納得したので、来週には一緒に病院で教えてもらうのだとか。
それ以外にセミントラという「内服薬」も処方されて、これがとっても高い。
４８００円だって…。
請求書

直接口の端からスポイトで入れるのだが、初回は嫌がったがなんとか入ってヤレヤレ。
口の端からスポイトで差し入れるのだが、少し甘いので嫌がらないのが嬉しい。
内服薬

　

だいぶ暖かくなった昼間、ジャックの椅子でゆったりと寝るマサムネは、とっても気持ち良さそう。
そして、晴れた朝には外に出たがって、お向かいのアパートの入り口でゴロゴロ。
日常生活が戻ってきた…。
椅子で丸くなる

▲ページTOP

マサムネの老人食生活

10 膀胱炎の再発でてんやわんや

10　膀胱炎の再発でてんやわんや