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NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その1

連続テレビ小説 花子とアン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
ただし、ちょっと着付けに一言あり

好調の朝ドラ「花子とアン」を、毎朝楽しみにしている。
8時15分が、朝の生活の要になってしまったくらい。
着物大好きなユフィには、とても楽しみなドラマなのだ。

甲府の田舎暮らしの農家から始まって、子供たちの綿絣、女学校の袴姿、成長しての先生の袴と羽織姿、時代劇にはない大正時代の着物が続々出てくる。
貧しい農家から、東京の出版社、九州の炭鉱王の贅沢な家、と展開も鮮やかだ。

野良着から盛装まで、実に多くの着物姿が満載で、とても楽しめる。
が、最近「?」と「!」が重なって、書かなくっちゃ、になってきた。

女学校時代からの「?」は、着物の半襟のバランスの悪さ
多分、着付けの人のクセなのだろうが、向かって左側の下前の半襟が、右の上前より多く出ていることが何回もあって、とても気になっていたのだ。

最近では、少なくなってきたから気をつけているのだろうが、たまにバランスの悪いときがある。
花子だけではなく、蓮子様の場合もあるから、着付けの人は持ち回りで着付けしているのだろうか。
他の出演者には見られない特徴で、気になりだすとその部分ばかりに目が行ってしまうので困る。
蓮子とはな
引用/NHK連続テレビ小説「花子とアン

半襟のバランスがキチンとしていないと、全体的に落ち着かなく見えるのはユフィばかりではないと思うのだが…。

それともうひとつ、九州の蓮子様の帯結びの件が…。
女学校時代は、それほど感じなかったのに、結婚後の蓮子様の帯のお太鼓が気になってしょうが無い。
全体的に小さく箱型過ぎるのではないか、もっと上下に広げたほうがバランスが良いのではないか、ということ。

金に糸目をつけない旦那様の意向で、素晴らしい衣装で毎回登場するのだから、着付けもそれらしく華やかにしても良いのだろうに。
それとも、福岡の当時の帯結びが、小さ目が流行っていたのだろうか。
女中たちの帯結びも、小さめに感じたけれど…。

花子が東京に移ってから、大正時代の働く女性の着物姿が、とても楽しい。
銘仙と呼ばれる着物と羽織、独特のハイカラな大柄や小柄が、たくさん出てくる。
色目も華やかな妹のカフェの女給姿では、白いエプロンが印象的。
銘仙の羽織姿と女給姿
引用/NHK連続テレビ小説「花子とアン

花子の場合は、春に羽織姿が多かったが、着物と羽織の組み合わせ、色足袋や下駄、半襟などがいかにも大正時代らしく、しかも働く女性らしかった。
今現在は夏で、単衣の着物に帯付きの姿が増えている。

花子の帯の結び方は、真四角ではなくきりっと締まった良い形で納まっている
半襟の白も、働く女性の感じがよく出ていて好ましい印象だ。

対象的なのが、花子が担当にされた作家の「宇田川先生」だ。
奇抜な衣装で毎回登場し、花子を見下して意気軒昂。
大柄で派手、目立つファッションは、大正時代の新しい女性を体現している。
銘仙の羽織姿と女給姿
引用/NHK連続テレビ小説「花子とアン

7月3日のいでたちは、黒地に大きな丸いなでしこの花と露草模様の単衣姿。
赤い帯とイヤリングが、なんともお洒落な印象。
当時の着物姿の女性は、イヤリングはしていなかったろうし、流行の最先端だったに違いない。
個性的な着物姿
引用/NHK連続テレビ小説「花子とアン

公式サイトでは、この日は偶然にも「宇田川流ファッション」の回だった。
個性的で派手好きという設定で、自分でお金を稼げるため、好きなものを好きなように身に着ける、という設定らしい。

上品にまとめるというよりは、更に2色足して「すっきり」とはさせないのだとか。
当時流行していた「大正ロマン」を、もっとも体現したキャラクター設定で、衣装スタッフも思い切った組み合わせで遊んでいるらしい。

現在の話が、花子と蓮子の不倫問題なので、スカッとしない進行だから、宇田川先生のファッションと言行が、なんとも爽快に感じられた。
かよの働くカフェでの彼女の登場が、楽しみになってきたかも…。

次の宇田川先生は、何色のイヤリングで登場するのか?
赤も緑もカボッションの飾り無し、着物によく似合っていたから、衣装スタッフに期待していまーす。

他の出演者についての「おしゃれ」話もあるようだが、大分前の話らしいのでカット。
今回が⑨回目ということ、次からは楽しみに読みたい。


その2・3はこちら。
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その2
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その3
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その4
 NHK「花子とアン」 衣装が楽しみ その5
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