サーヤの記事
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47都道府県名物イラスト
05 愛知・三重・滋賀・京都・大阪・(静岡)
やっと関西に入れました!
こうして振り返ってみると都道府県イラストってけっこう重労働な気がしますね。調べ物ももちろんですが、47個近くイラストを描くわけですから物量的にもハードです。
当時はこのイラストの他に47都道府県のカラー地図も描いていたからかなり忙しかった記憶があります。
そういえば、今回も富山県に続いて静岡県が抜けています。
静岡県は編集の都合で別の方のイラストが載ったのでした。本の編集ってこういうことがままあります。
◆愛知県
名古屋城ですね。やはり愛知で名古屋といったら、これですね。
本当は鯱(シャチホコ)本体を描こうかなと思いましたが、下手すると釣られてビチビチ跳ねる黄色い魚しか見えなくなってしまうのでは…と思って避けました(笑)
いえいえ、シャチホコが絵柄的に描くのが
面倒くさいから
…ではありませんよ、けして、ええ、はい。
でも、お城にしてみたらみたで、こちらも
面倒くさかった
という…。
ところで、アジア方面の観光客って各地のお城を見ると呆然とするようですよ、あまりの素晴らしさに。お知り合いの外国人が観光に凝られるときはぜひお城を案内してあげてみてください。
◆三重県
あまちゃん…もとい、海女さんです。これはなかなかキレイにできてお気に入りの一つです。最初は背景は青いグラデーションのアミトーンでしたが、なんだか暗くて寂しい感じがして、水泡を作ってみたら一気に雰囲気が変わってきたものです。背景はちょっとしたアクセントで激変するものですね。
ところで海女さんの写真を見て参考にしたのですが、白い衣装で生足だとすごーく色っぽいんですよね。そんな色っぽさがイラストから感じられるでしょうか。
◆滋賀県
滋賀県って何があるんでしたっけ…何のイメージも思い浮かびません…(滋賀県民の皆さん失礼)…ええと、ああ、琵琶湖がありますね。…湖のイラストなんてどこの湖かわからないじゃん…。
調べてみた結果「八幡掘」になりました。…と言っても、絵的にそれとわかるものがない…沢山の写真を検索してみて、それっぽいものを見つけて、描いてみた苦心の作です。八番堀をよく知っている人でも「これどこ?」なんて言われちゃうかも(汗)。
写真や写実的な絵ならともかく、こんなビミョーなトーン加工のイラストで名物名所を表現するのは難しいですねぇ~。
◆京都府
京都で絵になるものといったら舞妓さんしかあるまい!ってことで、迷うことなく決めて描きました。しかし、ここでユフィ母に「衣装が違う」って注意されました。
…確かに調べてみると、舞妓衣装ってすごく独特的で一般着物とはぜんぜん違うんですよね…最も特徴的なのが帯で、私が何度描きなおしても「なんか違う」「これじゃない」「もっとこうでこうなのよ」と言われて、やっと仕上がったものです。
…課題は楽に決まったのに、いざ描いてみたら大変だったというイラストです。伝統芸能文化をなめちゃいけないですね。
◆大阪府
大阪といったら、いろーんな名物名所が思い浮かぶのですが、最も特徴のある誰もが知る名所といったら、「太陽の塔」ですね。いまの若い子には知らないかな…と思ったら「20世紀少年」という漫画とその実写映画で誰もが知るシンボルになりました。
すごく特徴があるから描くのに苦労はないだろう…と思ったら、真ん中の白っぽい顔と赤い模様がちょっとクセものでした。少し狂うと違ってしまうので、かなり気を使いました。
背景は…オブジュがあれなのでさわやかに水色にしました。これが夜空や夕焼けだとムードありすぎですね(笑)。
製作者の岡本太郎さんと言えば、渋谷駅の「明日の神話」の前を毎日通るのですが、いまだに「なんで渋谷駅に原爆の絵…(汗)?」と疑問に思っています。
さて、都道府県の旅もやっと関西に入りこれから西へと進んでいきます。
イラストの仕事をしながら
「東と比べて西とどちらが名物を調べたり描くのが難しいんだろう?何となく直感だが、関西の方が判りやすくて描きやすいかなぁ?」
と思っていたものですが、実際はどうだったでしょうか?続く!
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