サマーチェリーがお米の箱にいっぱいに詰められて…
宮坂農園からの、特別栽培米「ゆめしなの」取り寄せの3回目。
(宮坂農園についてはこちらの記事参照「お米ジプシー」「宮坂ファームさんからのプレゼントは紫芋」)
今回はネットで発注してから何日か経っても届かないので心配になったところ、やっときたメールは「田植えの時期で」とのこと。
田植えは、米農家にとっては大切な作業だからもちろん納得する。
最後の米を使いきり、スーパーに2キロ入りの「つやひめ」を買いに行こうか迷った夕方。
届きました、グッドタイミングで嬉しかったあ。
でも、なんだか箱が大きいような?
開けてみてびっくり、お花がびっしりと詰められていて香りが台所中に漂った。
前回は「紫のジャガイモ」が入っていて、とても楽しませてもらった。
今回は優しい雰囲気のお花がいっぱいで、お芋も嬉しかったけれどお花も嬉しい。
『花より団子』とは決して思いませんとも…。
「ホタルブクロの通信」に、花の名前は「サマーチェリー」とある。
そして、『選別中に出た枝をまとめました。ドライフラワーにもできます』との添え書きが。
この通信は、お花を送る場合のカードなのか、到着後の処理の方法が書いてある。
『根元から2cmを水の中で切り、数時間深水のバケツに入れて下さい。しおれていても新鮮ですから元気になります。』と印刷されている。
早いほうが良いだろうと、2束分をそのまま水切りをして、バケツに水を入れて挿した。
ドライフラワー用に1束残し、2階の出窓に麻紐でくくって吊り下げる。
ミヤサカファームでは、花の栽培がメインだったそうで、色々な花の栽培をしている様子。
特に、最初はスターチスは主だったとか。
見た瞬間に「この花はスターチス系かな」と思ったユフィの勘はぴったり。
ネットリサーチには「地中海原産のスターチスの仲間、5~6月が出荷のピーク」とある。
田植えの時期と重なって大変だろうに、発送が遅れたお詫びだろうか。
次の日に、しっかりと水揚げされて色も鮮やかになった1つの花束を玄関に飾る。
そして、残りの1束を分けて角の奥さんとお向かいの奥様におすそ分け。
長野出身の奥さんは「初めて見た」とか、花大好きなのでとても喜んでくださった。
「しばらく水に挿して楽しんだらドライフラワーにしてください」と言葉を添える。
戻ってきたとき、玄関は花の香りで満たされていて、なんだかとても嬉しい。
ハーブの香りのような、今まで嗅いだことのないものだが、リサーチには出ていない。
ドライフラワーにした2階の1束は、なんだか香りが薄くなり変わってきているようだから、香りは新鮮な内だけなのかも知れない。
リサーチで見ると、『スターチス』には「シヌアータ系」「シネンシス系」等と「ハイブリット系」
があるようで、ハイブリット系は日本で交配された種らしい。
ほうき状に小花が密に群がって咲き、「サマーチェリー」や「ブルーファンタジア」などの種類も多く出回っているとか。
一般的なスターチスは花色も多く、紫・薄紫・ピンク・白・黄色とあるらしい。
黄色のスターチスは見たことが無いように思うのだが、紫の印象が強い花だ。
目立つ濃い色の部分はガクで、花はとても小さく五弁で咲く。
紫など一般的なものでは白の花、サマーチェリーでは黄色い小花が咲くようだ。
頂いたサマーチェリーにも、とても小さな花が目立って咲いている。
花はともかく、ガク片は色あせしないため、ドライフラワーに最適と言うことらしい。
花言葉は「永遠に変わらない」とか。
栽培もできるようだが、花壇などではあまり見ない花のように思う。
「フラワーアレンジの教室」では、ドライも含めてよく使用していた。
今回此花を頂く前に、例年に無く暑い5月に音をあげたのが「仏壇の生花」だった。
日当たりの良い和室では、花は真夏のように全く持たない。
造花ではあまりにも素っ気無いし、スターチスの出回る季節なので、紫のスターチスを最初に飾った。
色違いの白を見つけた時に「ドライにすれば持つ」と閃いて、紫・白・ピンクと買い足した。
このピンクが今までのものと雰囲気が違っていて、サマーチェリーに似ているように思う。
出窓のサマーチェリーが出来上がったら、仏壇前はもっと華やかになるはず…。
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