ジャックの記事
連載
01 コアラを観たらワインと海とラグビーシャツ(オーストラリア・シドニー)
02 ザッカはベトナム語?(ベトナム・ホーチミン)
03 市場はどれも金メダル級(トルコ・イスタンブール)
04 デパートを全部地上に並べたみたら モンゴル・ウランバートルの 生活市場
05 ハワイの青空には スワップミート マーケットがよく似合う
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世界のマーケット巡り
05 ハワイ
の青空には スワップミート マーケットがよく似合う
ハワイでマーケットなんて似合わない、と思っていませんか。いえ、ハワイの青空だからこそ似合うのがスワップ・ミート。スワップとは、物々交換といったような意味。まあ、日用品を持ち寄ったガレージセールのようなものです。中島誠之助さんに鑑定してもらうような物は見つかりませんが、地元の人たちの生活が見られるような、楽しいマーケット。ハワイへお出かけの方も多いと思います。免税品、ブランド品などのお買い物が済んだら、余ったドルで、雑貨探しで締めくくりましょう。
代表的なものが「カム・ドライブイン・シアター」。パールリッジ・ショッピングセンターの向かいで水、土、日曜にひらかれるものです。車に乗ったまま映画が見られる屋外映画場の跡地です。
夜明けと共に開かれるそうですが、使用料を払えば誰でも店主になれるので、なるべく早く入場して、よい場所を確保するので、そんなことになるらしい。
私たちにも入館料が必要、でもとても安い。「車一台店主」のさまざまな店が賑わっています。手作りのアクセサリー、T シャツ、アロハシャツといった定番商品から、錆付いた工具を並べていたり、古着の店、パパイヤがころがっていて、注文するとその場で割って飲ませてくれる即席ジューススタンドなど、様々。
狙いどころの一つはサングラス。ブランドものなどはありませんが、けっこうバラエティーのあるものがならんでいます。
このマーケットの楽しいところは、一見ガラクタに見えるのですが、古いアメリカの玩具や雑誌、ビンのボトルなどはアンティークとして掘り出し物が見つかるかもしれないことでもあります。歩いていて楽しいのは、あちこちでレコードやCDを売りながら音楽を流している車がけっこうあること。ただ、暇つぶしに自分の好きな音楽をかけている人もいるのですが。
ここから車で5分ほどのところにあるのが「アロハ・スタジアム」のスワップ・ミート。規模はこちらの方がはるかに大きい。野球場のマーケット、というので、てっきり球場内にあるのかとおもったら、これはなんと、球場外をぐるりと囲んでマーケットが開かれています。それも通路の両側にびっしりです。
こちらは、観光客を見込んだ店が多く、どの店も「洗練」されています。このマーケットの特徴の一つは、スチール製の絵のプレート、マリリン・モンローやジェームス・ディーン、犬、猫などのクラシックな絵柄のプレートが揃っていました。その場で彫ってくれる木の看板の店、ブレスレットとペンダントヘッドを並べた小さな店などいろいろ。
とにかく陽射しの強い、青空の下に並べられた商品の、レインボーカラーの数々がとても美しく見えるのが、ハワイらしいといえそうです。多分、日本に持って帰ると、とても違和感に悩まされそうですが。
ここは、樹も多く、各種の売店もあって、途中で一息入れながらゆっくり楽しめます。トイレもスタジアムのものが利用できるので安心でした。
以上のマーケットはワイキキなどの市内からは少し離れているので、交通便はあまりよくありません。市内からだとバスで1時間と少し。本数もあまり多くありません、まあローカル線というわけ。ドルの残りを使うにはタクシーじゃもったいない、ということもありますが、まあマーケットファンには、とりもなおさず駆けつけてほしいものです。
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