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マンション二年目 迎え火は盆提灯で

マンションのお盆って…

去年のお盆は、例年通りにジャックが「ほおづき市」でほおづきを1枝買って来てくれたが、 迎え火はマンションの規約で焚けないのでパスした記憶がある。
世田谷の家だったら、きちんと仏壇を整えて、迎え火も焚けたのだが…。
『仏壇物語04 ネットリサーチの結果の新盆

豊洲に移ってきて思うこと、やはり下町なのか『お盆の用意』がとても早くて、しかも丁寧 だと感じる。
5月頃から「お盆準備」の品々がスーパーに揃っている。
まこも・麻がら・牛馬・蓮の葉・蝋燭・線香・お供えの干菓子等々、とても盛りだくさん。

そして、世田谷時代に探しても見つからなかった迎え火と送り火を焚く「ほうろく」が、一緒に並んで居た。
とにかくお盆に必要なものは全て、整えられているのだ。
ものすごおく便利だし嬉しい


ネット検索したマンションの迎え火

火を焚けないのなら、お迎えはどうするのか、ネットで探す。
見つけた! 盆提灯で合図する方法
玄関ドアの外で一礼して「盆提灯」の灯を点滅させることで良いらしい。

我が家には盆提灯が無い。
田舎の古い家では、何台も大きな提灯が並んでいるが、最近の東京ではあまり目にしない。

それにいまさら盆提灯を購入するのもなんだかなぁ。
新盆の時が「盆提灯」をあつらえる良いチャンスだったみたい。
白無地の提灯で迎えるしきたりがあったようだ。

でも毎年のことだし、マンションの部屋の古い仏壇の横に置ける小さな提灯なら、そう高価でもないだろうし、買っても良いかな。
ネット検索すると一番に「滝田の盆提灯」が出てきた。

伝統工芸品『盆提灯』江戸時代から受け継ぐ匠の技なんだって。
回転式やらモダンやら一対セットやら、大きさも価格もとても沢山ある。
もちろん、立派なものは何万円もするし、とてもマンションの片隅には置けない。

「モダン本提灯・ミニ本提灯」を検索して、見つけたのが「小珠萩に桔梗」の高さ25㎝のもの。
白地に紺で「萩と桔梗に薄の絵」がすっきりとして良い。


和紙張りで木材は天然木、LEDのコードレス、しかも37%引きの3.000円しないから良いかも…。

すぐに電話して、次の日には届いたから、ネットでの買い物は早くて良いし、専門店なら割引があるのでアマゾンよりもお得。
同じものがアマゾンにも出てはいたけど…。


届きました、早々と6月に

10×25×4㎝位の薄い箱入りで、盆以外には何処へでも仕舞えそう。
 

 

ほかにも変形の小型提灯がいっぱいあったっけ。
蕾型のピンクの蓮の花びらや、可憐な秋草や、芙蓉の花の模様も素敵。

30㎝もの高さの一対の提灯は、百合などの現代的な柄がとてもモダン。
ミニのものには、極彩色の花柄も揃っていて、なにしろ数も種類も豊富。
見ていて飽きないが、話を進めなくっちゃ…。
説明書通りに組み立てて、灯が付くかどうかも確認した。

ジャックが浅草のほうずき市に行って、例年通り一枝買って来てくれた。
相変わらず大きくて何個も付いていて見事、しばらくは仏壇の奥に花瓶に挿して置いた。

我が家は7月の13日にお迎えして、15日に送る東京風のお盆。
夕方、組み立てた提灯を手に玄関ドアを開けて廊下へ。


 

風が吹き抜けるので、ドアを背でおさえながらの一礼。
そして、蝋燭の灯を模した小さな電球を回して点滅させて、一礼してドアを閉める。

「おばあちゃん、ちゃんと着いて来ているかなぁ」
灯のついた提灯は仏壇の横に置いた、ウンピッタリ。


イオンで買っておいた「お盆用品」を並べて、牛馬、キュウリとナス、干菓子、ほうずきを供える



リビング横の部屋には、電気は付けずに提灯の灯りだけ。
とてもすっきりとまとまったと思う。

ほおずきの枝は昨年同様に、玄関の花活けに挿して、「外から来る御霊の提灯代わり」にする。


ドアリースにも「造花のほおずき」を飾ったので、8月の盆までそのままのつもり。
持つかどうかは、この酷暑で分からないけど…。
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