今年の夏も暑かった! 暑ければ冷房で寒ければお陽様
いやあ、7月から8月始めまでの暑さは凄かった。
サーヤが確認していたが、25℃以上で夏日、30℃以上で真夏日、35℃以上で猛暑日と呼ばれていて、東京では8日間連続で猛暑日が続いたのだとか。
ちなみに、気象庁の予報用語には、「酷暑はあるが酷暑日はなく、猛暑日はあるが猛暑はない」のだとか、よく分からない?
連続8日間は新記録だと伝えられていたが、熱帯夜25℃以上の日が何日か続いた訳で、冷房無しでは生活が不可能な状態になっていたのは確か。
熱中症の犠牲者も多く、世の中全てが「熱中症注意」とかしましかったこと。
梅雨明けの翌日から、『人間は暑さを我慢できても、猫は我慢できないから、冷房は適切につけるように』と、ジャックとサーヤがうるさく言う。
夏に入ってからは、連日のように言われていたことなのだが、ユフィだって夏の暑さは大嫌いなのだから、我慢できなければ冷房はつけるに決まっている。
で、暑くなってきた午前中の早い時間に、居間の冷房を適切な温度の28度に設定。
そうしたらマサムネ君、いつの間にか居間からいなくなったのだ。
最初の冷房の空気が、多分いやだったのだろうか。
しかし、真夏日から猛暑の状態になると、これもまたいつの間にか、居間に戻って適切な場所に寝ていた。
1年中毛皮では、やはり暑さには弱いのだろう。
冷房の下 冷房の斜め下
昨年の「夏の猫のお昼寝は何処?」では、風通しの良い何箇所かでの写真付き説明があるが、今回は冷房しているときのみの写真を載せている。
まずは朝起きて、暑いと感じて冷房をつけた場合、クーラーの真下の床にねっころがる。
充分涼んだと思うと、次の場所に移動するのだが、午後の気温が最も高い時間帯では、またクーラーの下に戻って「仰向け状態」になることもあるから、ちゃんと調節はしているのだろう。
冷房無しの昨年の寝姿でも、風通しが最高の場所でこのスタイルをとっていたから、気分は最高ってか?
日中の居場所とスタイルは、その時々の暑さに応じて、居間の真ん中で箱になったり仰向けになったり。
一番多いスタイルが、桐の板の間付きの隣室との境で、壁や襖におでこを押し当てた独特の格好、桐の板の間が程よい涼しさなのかも…。
丁度良い部屋温度になると、マサムネ君専用の椅子で寝ている。
この椅子は、おばあちゃん愛用のもので、丁度過ごしやすい気候では、殆ど一日中寝ていることが多いお気に入りの椅子だ。
そして、台所の冷房も29度くらいに設定してつけると、真ん中の部屋と台所の間の通り道であるドアの敷居で寝ている。
いちいち跨がなければならないから、とっても迷惑なのだが、この場所は冷房があっても無くてもお気に入りの所だから、人間様が遠慮しなければならない。
「気持ちよくお休みのところ、大変失礼いたします」と言う状態なのだ。
そして、少し涼しくなった立秋の日から、冷房の効いた居間に居るよりも、玄関の大理石の縁に手足を乗せて、寝ることが増えてきた。
やっぱり冷房の風よりは、自然の風の方が好ましいのだろうか。
日中は2階の窓は全開なので、上から玄関まで風が通るのだろう。
8月も日が終り頃には「ホッとする日」も増えてきたので、居間ではなく玄関で過ごすことが多くなっていた。
9月も残暑は厳しいけれど、何日も続けての冷房漬けではなくなってきているから、マサムネの居場所から「季節は動いている」と思えるようにもなった。
そして10月~11月、過ごしやすい季節になると、何故かサーヤの椅子がお気に入りに変わり、日中の殆どはこの椅子が居場所になったのだ。
サーヤが食事時に座っていると『ここがいいから、早くどいて』と催促するように変わった。(別にサーヤが書く予定)
それなのに、サーヤの腕の中や、両足揃えた膝の上がお気に入りになったりして、全く気分がその時々で変わったりもするのがマサムネだ。
ネコの性質なのだから、文句を言っても始まらないのだが…。
ストーブやコタツが恋しくなる晩秋の頃には、2階の陽のあたるジャックの布団の上でグッスリ寝入っていることも多くなる。
もう少し寒くなってくると、サーヤのベッドの羽毛布団が定位置になっていく。
春夏秋冬、マサムネ君の居る場所で、暑さ寒さを知ることが日常ともなる。
人間なら衣類の調節が可能だが、夏毛か冬毛かの毛皮調節しか方法の無いネコでは、快適な居場所探しは生活の中での最大の課題なのだろう。 |