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ベンガル猫アムールのある日その時
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05 ねこ のんじゃった ?
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ボクはベンガル猫のアムールです
♪ネコ フンジヤッタ
ネコ フンジヤッタ
ボクは、床でごろごろ、蹴飛ばされたり、踏んづけられたりされそうな、ことがたまにあるんだけど。
ボクがご飯を食べ終わって、のんびりしたい時は、お母さんのベッドの上で伸び伸びするか、タワーの4階で丸くなる時です。1歳の誕生日の検査に行ったときは、この家から外に出る2回目でしたが、その頃からは床が暖かくなっていて、お日様も入ってくるので、床で長ーくなっていることも、多いのですが。
そのタワーマンションの4階で(このシリーズの2回目で、04 私しゃ も少し 背が欲しいで、続き部屋に手が届かなくて苦労していた時の話が紹介されていますが)横になろうと思った時、どうにも手足がじゃまで、頭とお尻を別の部屋に、お腹を渡り廊下に出していた時のことです。ジャックお父さんが近づいてきて“あれ、アムール君のお腹すごいなあ、ウサギ一匹飲み込んだニシキヘビみたいなおお腹になっているぞ”と言ったのです。
ボクはヘビというものを知りません。同じ仲間のネコは、お母さんが好きなテレビの番組で何回か見て、この欄でも紹介されましたし、お母さんが好く見る動物のテレビで、ゾウやウマも見たことはあります。ウマは見ていると、すぐに居なくなってしまうので、よく覚えていません。動物が出てくるとお母さんは“ゾウが出たよ”とか教えてくれるのですが、ヘビは教えてもらったことがありません。
またある日、お姉ちゃんのベッドに横になっていたら、今度はお母さんが“アム君、この前はお父さんに、ウサギ飲み込んだみたいって言われてたけど、今は、もう一匹食ってやる、みたいに歯むきだしてて怖いよ”なんて言うのです。ヘビってこわいものみたいです。
それからすぐの日、朝ごはん終わると、抱っこが苦手なボクを、会社に行く前のお姉ちゃんが、必ず抱くのですが、この日はボクの顔見て“お天気のいい日のアム君の目は、細くて、ヘビみたいな顔で怖い”なんて言うのです。怖いと言われるヘビは、ボクに似ているのでしょうか。
●ボク、怖いかなあ。
すこし落ち込んでいた時、お父さんがこんな話をして、励ましてくれました。初めにニシキヘビみたいだ、なんて言ったので、気にかかっていたのかもしれません。
なんでも、ボクがこの家に来る事になったのは、ヘビがきっかけだったと言うのです。
●一言
世田谷の家を売却することになって、何件かの問い合わせがあったあと、最終的に買取lりをしてくれることになったSさんと、売買契約でお会いした時のこと。初めて物件を見にいらっしゃったときに、目の前に突然、我が家のほうから大きなヘビが現れて、お向かいの塀の方へ横切っていったのだそうです。私たちも、その話にびっくりしましたが、その場でスマートフォンに取っておいた写真を見せてくださいました。まさしく、でした。私が“でも、ヘビは縁起がいいものなんではないですか”と言ったら“確かに、土地には縁起のいいものなんです”と言っていました。
後日、Sさんの担当営業さんにお願いして、サーヤのスマホに写真を送っていただいたのですが、ヘビを見たときSさんは、その場で買取を決心したのだ、ということを教えてくれました。48年も住んでいて、ユフィは一度だけヘビを見たことがある、と言っていましたが、私は全く知りませんでした。毎日のように庭に出ていたのに。家の片付けで毎日のようにゴソゴソやっていたので、“やってらんねえや”とタイミングよく出てきたのかもしれません。
●一言
ヘビと縁起物、というと、神社にまつわるものがいろいろあるようです。
東京・奥沢 奥沢神社
詳しいことはホームページで見られますが、おみくじが評判で、ワラの大蛇が見つめる商売繁盛のパワースポット。江戸期に、疫病の流行からの厄除けとして、ワラの大蛇を携えて練り歩く、という行事から鳥居にかけられるようになったと言われるようです。
奥沢神社は、東京の東急・大井町線(京浜線大井町接続の大井町から二子玉川まで)で、自由が丘駅の一つ大井町寄り。この路線は、東京の人たちにもあまり知られることの無い沿線で、17年冬に、一日乗り放題サービスをやってニュースになったところ。
浅草富士浅間神社
こちらは井戸水からの疫病を守る、と言うことから信仰が始まった、水神様として、富士山の山開きに、お守りとして与えられた、というもの。「お守りグッズ」としても知られるようになったといいます。お守りは、麦藁で作られた「麦藁ヘビ」。
神社は浅草・浅草寺に程近い場所。
●カーテンの陰に逃げ込んだアムールヘビ。
●タワーに入り込んだアムールヘビ。
●ヘビ飲んじゃった
前回はカエル食べた話でしたが、今回はヘビ。サーヤとユフィと上海に遊びに行ったときのこと。
東京で5年間仕事をしていた中国人のご夫婦。ジャックはこの奥さんの妹さんの、日本での身元引受人になっていたこともあって親しくしていました。上海に帰ってしばらくして、「落ち着いたので是非遊びに来てください」という知らせを貰って出かけたのです。
私は海外には仕事で何度でも行っているのですか、いつも仕事がらみで、時間に制約され、カメラを手放せない旅行でしたが、このときばかりはすっかり身軽。お酒の好きな旦那さんと、昼ごはんのときから紹興酒をやっていて、終始ご機嫌。あちこち案内してもらって、ある日の夕食。彼によると、旅行客が入るような大きな店はおいしくない。一方私が希望した、路地でやっているような屋台風の店は、不潔でダメだ、というのです。東京生活に慣れていた二人には敬遠する店になっていたのですね。
連れていってくれたのが、彼の友達がやっているレストラン。ちょっと路地裏、カウンター数席とテーブル一つの店。ここでも紹興酒やっていて、何食べたかよく覚えていません。で、最後に出てきたのが、大鉢に入ったスープ。とんこつラーメンのスープみたいな色け。こってりしていて塩味が効いていてうまい。何杯かお代わりして、最後に彼がなにやら、私の顔見てうれしそうな顔して、最後のスープを盛ってくれて、鉢の底から現れたのが、ヘビのぶつ切り。さすがに頭は付いていませんでしたが、まごうことなくヘビ。
ヘビをぶつ切りにして、鍋にいれるところを見ていたら、スプーン持っていたかどうか分かりませんが、飲んじゃったので、どうしようもない。おまけに紹興酒で頭半分ぼんやりしていたので、ああそう、なんて感じでした。
その後、上海は仕事で何回か訪れていますが、何軒かの店の前の籠に、調理前のヘビさんが、うねうねと遊んでいるのを見かけました。
私はラーメン屋さんのとんこつラーメン見る度に、碗の底にヘビが眠っているような気がしてしょうがない。食べるのは必ず、醤油ラーメン。
●一言
興味のある方へ
ネットで「ニシキヘビ 丸呑み」を検索すると、インドで、家庭に入り込んだニシキヘビが飼っていたネコを丸呑みした動画が見られます。ユフィとサーヤには見せられないけれど。 |
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