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モンゴルこどもの日 次男の断髪式 春の七五三

モンゴルでは子供たちの断髪の習慣がいまだに続いています。

男の子は数え年で3歳か5歳か7歳という奇数の年齢で、女の子も数え年で2歳か4歳か6歳という偶数の年齢のときに断髪式を行います。

うちの次男は3月に2歳になりましたが、数え年では今年は3歳ですので、今年中に断髪式をしようと決めていました。

次男は髪の毛が長くて、よく女の子に間違われたり、毎朝の髪の毛の編みこみや結びを嫌がり、泣いたりしていました。
左が女の子扮装の次男、右が長男

冬が終わり、春の到来、息子は坊主になっても、頭から冷えないだろうとということで、知り合いのお坊さんに断髪式の良い日取りを選んでもらいました。

モンゴル人のほとんどがチベット教(仏教)であります。
日本で言えば、大安などのように、断髪式に良い日取りと断髪式を始める良い時間帯とそして息子の生まれ年に相性の良い年の人を選びます。

というわけで、兎年の次男に相性が良いということで、羊年のひいおじいちゃんが最初に手を触れる人として選ばれて、私もほっとしました。
断髪式の日取りは4月20日(土)、11:30スタートすることになりました。
おじいさんからホッペにキスされる次男

モンゴルでは子供の断髪式を昔から大勢でお祝いしてきました。
私もゲストリストを作成し、大人が40名、子供が15名となり、子供たちが自由に走り回れるように日本料理店に貸切で予約をしました。
日本料理店に集う人たち

断髪のはさみにハダグと呼ばれる青色の布を結び、お香の上に3回時計回りに回し、清らかにします。

祖父ははさみを入れる前に、次男に対して、将来は健康で、教育に励む、そして心も優しくて、良い人間になるようにと心を込めたお祝いの挨拶をして、私も次男が祖父のように健康で長生きして、良い人生を送れるようにと願いを込めました。

祖父の次は夫と私がカットしてから年配の親戚に続いて、最後に友達がはさみを入れました。
カットした髪の毛を用意した袋に入れ、息子が大人になるまで大切に保管し、家を出るときに出してあげます。
両親にカットされる次男、なんか泣いちゃってる
知人友人たちがカットしていく、次男泣き止んでる
※ハダグという青い布については、当サイト「クローゼット」の「モンゴルのいい色って 何 それ 初夏の色」でも紹介していますので、そちらもご覧ください。

次男へのお祝いのプレゼントとして、ゲストはみんなお金をくれます。
頂いた、お祝い金はおよそ5万円近くとなり、息子の預金にしました。

我々は、ゲストにおからハンバーグと南蛮漬けの鳥から揚げと子供たちにバーガーセットを予約していました。
日本では一般料理かもしれませんが、モンゴルではめったに食べる機会がないので、大評判でした。

断髪式が終わり、美容師さんに次男の髪の毛をきれいに剃ってもらい、やっと男の子の顔となりました。
美容師さんに坊主にしてもらっている

坊主の頭は不思議らしく、鏡の前で自分の頭を何度も触っていました。頭も軽くなり、面倒な編みこみなども無くなったので、息子も私も楽になりました(笑)
女の子な次男坊主な次男
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