なんていうフレーズはまず、出てこない。そうだ 京都 行こう というフレーズは、季節の変わり目には、よくJR東海のテレビコマーシャルでお目にはかかる。なじんできた、といってもいい。とはいえ、京都はそんなに刹那的に行こう、とするものでもないけれど、まあ、インパクト与えるためには効果的なんだろう。
しかし、そうだ 大阪行こう っていう惹句はほとんど聞かない。[関西に旅行に行く]と聞けば、京都行くのかな、もしかしたら、奈良にも回るのかな、といったところが常識的か。
ところでこの、そうだ 大阪行こう と思い立ったのがジャックであった。実はこのサイトでもユフィやサーヤが紹介しているけれど、２月に京都・伏見の初午参りに３人で出かけることになり、二人は夕方までに京都入り、という予定。ジャックはここ１０年ほど病院の仕事についていて、連休がほとんど取れず、日曜、祭日も仕事のローテーションがあったりして、泊りがけの旅行は久しぶり。じゃ、早めに出かけて、大阪に居る大学の同期生、今なお現役で役者やってる細川 智君(当サイト 娯楽 初見参 大衆演劇 恋川一座 恋川純也 恋川純 で紹介している)に会いに行こうと思い立ったのです。
チケットは京都まで３人分取ってもらいましたが、私はあえて、こだまの指定席に。なにしろ久しぶりの新幹線、のぞみなら２時間半で着くんだけど、窓外の景色が飛んでいくのが落ち着かなくて、ゆっくり一杯もやっていられない、というわけで７時ころのこだまに。E席なので快晴の富士山もばっちり、幸運にもD席は京都まで空いたままでのんびり。ただ、この時期にはよくあるのですが、米原付近が雪で遅延することがよくあります。この日も２０分ほどの遅れ。予定していたJR京都線・新快速に遅れた、と思ったらなに、こちらも始発の米原雪で遅れて、予定通り。
新大阪から地下鉄・御堂筋線で動物園前駅まで。［じゃんじゃん横丁］の中ほどで会おう、といういい加減な待ち合わせで、久しぶりの再会。どこかで一杯、という約束だったので［ずほらや］で飯。
ま、そんなことでヒマつぶし。あたりの写真撮ってきたので、日記代わりにご紹介。
  ●じゃんじゃん横丁中心部。とにかく串かつの店が多い。ずらり並ぶ店ばかり。もちろん一杯やりながら、現在時午後２時頃。串かつといえば牛肉使うのが普通だけど、この辺はみんな豚肉だよ、と細川君が教えてくれた。
●じゃんじゃん横丁を抜けた十字路、左角にてっちり・てっさの店［ずぼらや］、正面に［通天閣］。
●その通天閣に鎮座しているのが有名な［びりけん］、で、あちこちの店の入り口に様々なびりけんがお迎え。
 
 
●射的の店って、ふつー、夜店、出店にあるものだと思っていたら、常設店あり。
右の看板の意味は常連客でないと分からない。
 
●昭和の時代に戻ったような映画館、劇場。
 
●何故か、入り口に、さんまの若い頃のポスター。ふと横丁のぞいたらラブホの看板。この辺り、北条秀司作の戯曲の舞台になったところであり演歌でヒットした［王将］、なじみの場所、にちなんでいる。他の場所ではまずお目にかかれないネーミング。
●夜中じゃありません。午後２時です。細川君の芝居仲間がやっている［居酒屋春］上がマスター、化粧が済んで、着付けが終わって、開店。マスターの手元にあるのは、今年の干支・ニワトリの信楽焼きの大物。下は手伝いのお兄さん。勿論、敬意を表して、コップ一杯、常温でお酒頂きました。帰り際マスター“地下鉄の向こうのアーケード５００メートルほど行くと飛田新地(遊郭、現在も営業らしい)だよ、あんたら二人で行っても声かける婆さん居ないから安心して見てきたら”と教えられましたが、京都行きの時間も迫り、今日は遠慮。わざわざ、また行くこともないけれど。
ところで［そうだ 名古屋行こう］というフレーズも、大阪以上に無いよね。ついでのことでこんな記事書いちゃ申し訳ないんだけれど。なにしろ名古屋は、主要都市の中で、最も行って見たい都市の最下位になっちゃったんだから。大阪は“何か食ってみたい”ッテいうんで［てっちり と てっさ］食べに行くとか、USJに行こうなんて若い人は居るかもしれないけれど、名古屋、ええ? かな。そんな名古屋が起死回生、造ったのが［レゴランド］なるもの。でも、愛知県民は行くかもしれないけれど、首都圏からはねえ。
ジャックも仕事で何回か［降りて］いるけれど、自動車の取材でトヨタに行くとか、陶器と招き猫の取材で常滑に行くとか、絞り染めの着物の取材で有松へ行くとか、しましたけれど、こちらのほうが、旅行としては面白いと思うのです(この記事は当サイト 外出 旅行 01 陶器のある散歩道 絞り染めのある旧東海道 常滑から有松まで)に詳しく紹介しているのでご覧ください。
でも、愛知県は今熱い。中学生3年生でプロの棋師になった藤井聡太四段は15連勝中(５月１日現在)、なんと非公式試合ながら、羽生名人にも勝ってしまった。引退した浅田真央さんも名古屋出身、愛知県始めての県民栄誉賞受けることになった。不思議とフィギィァの選手は愛知県が強い。アルベールビル冬季オリンピック銀メダルで初めて３回転飛んだ伊藤みどりさんも名古屋出身。最近引退した村上圭菜子さんは中京大学卒業。そして、四選果たした河村たかし市長さん、なんと名古屋城の天守閣を木造にするなんて言って注目集めているみたい。唯一、名古屋でダメなのが、我が中日ドラゴンズである。
ダメ出すようで申し訳ないんだけど名古屋のトンデモ本が出た。ジャックは買ってないけど、新聞広告紹介しておきましょう。
《名古屋はヤバイ》ワニブックス 県民性博士 矢野 新一 著
矢野 新一
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愛知県民７５０万人必読
日本第３位の都市なのに圧倒的不人気の理由とは
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なんともはや |
