ユフィの記事
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いつも満員のピザ屋 下北沢「ダ・オッジ Da Oggi」
サーヤの一言で坂下のビザの店へ
我が家では、2ヶ月に1回外食の日がある。
寿司とか、フランス料理、イタリアン、中華など、その時その時の気分での店選びなのだが、母娘共に通いだした「女性の健康教室・カーブス」に行く途中にある店が、サーヤは気になっていたらしい。
ユアィは全く気が付かなかったのだが、どうやら夜しかやっていないようなのだ。
ユフィの通う時間帯は、午前中が多いのだが、サーヤは会社帰りの夕方が中心だ。
いつも煌々と灯りが付いていて、
「混んでいるから美味しいに違いない」
と言う。
ユフィも注意してみたが、昼はしっかりシャッターとカーテンが下りていて、全く何の店なのか外観からはわからなかった。
ジャックのお休み前の夕方、土曜日だったのだが『ピザ屋』へ外食と聞いて、ジャックが渋い顔をした。
イタリアンレストランではなく、ピザ屋というのが気に入らなかったらしい。
『ピザの宅配を取る』
のかと、思ったらしいのだが、わざわざピザを食べに出かけるのが面倒くさかった様子だ。
ワインもつまみもあるみたい、とネットリサーチの結果を伝えつつ、雨模様の寒い夕方に出かけることに…。
一応は予約をしたほうが安全、ということで電話をし、「6時半から8時半まででよろしければ」との返事だった。
サーヤの言うとおり、
混んでいる雰囲気はある返事
だから、「おいしいのかもしれない」が予感としてはあった。
ワインをゆっくり飲みたいジャックには伝えなかったが、いつも行く「
夏はイタリア料理で 「キャンティクアトロ・シェルクラブ」
」では、混んでいるとなかなか注文の料理が出てこないから、2時間では少し不安は残る。
入り口近くのテーブル席に着く。
傘をさして、寒いのでしっかりとコートを着込み、ともかくも店まで歩く。
窓際のテーブル席の真ん中が予約席だった。
店内はカウンター席が、テーブル席と同じくらいの人数が座れるようで、厨房はカウンター席に囲まれている。
真ん中に大きなピザ釜
らしいものがあり、本格的なピザ屋のようだ。
テーブルには、赤い紙ナプキンに包まれた『ナイフ・フォーク・お箸・紙用お手拭』が置かれている。
お箸はイタリアンとしてはかなり珍しい。
まずは生ビールとカクテルからスタート、「生ハムとケッパーのオリーブ和え」を前菜にする。
なにしろ安いから、量はとても少ないのだが、3人で十分の味わいだ。
お箸で一口、「美味しい」の一言
が出た、サーヤからも、ジャックは黙ったまま。
続いて
「野生ルッコラとパルメザンチーズのサラダ」
を頼む。
ジャックの好きなサラダは、昔の味の「ポテトサラダ」だから、生のルッコラが山盛りには顔が喜んでいない。
葉の刻みが深くて、味も濃厚なルッコラ
にはユフィは大満足だったのだが、ジャックは取り分け分1皿でパス。
「ちりめんじゃことトマトの釜焼きブルスケッタ」
は、我が家でも似たようなものを作るから、ジャックも安心して食べた。
先に焼いたパンに具を乗せるのではなく、
乗せてから焼く様なので温かいから面白い。
じゃこはジャックの好物なので、今度から真似してみようと思う。
「長いものビール揚げ」も衣はカリッと、中のいもはサクッと揚がっていて、なかなかの味わいだ。
ここでジャックが「ビールの飲み方の上手な見本」と言って、写真に取らせたのが「綺麗に段々に並んだ泡の跡」のグラス。
少しご機嫌が良くなってきたかな?
ジャックは窓のほうを向いているので、通る人たちが覗いて行く様子がとても気になるらしい。
サーヤが「私も覗いてみて、混んでいたから来て見た」と言う。
「子供が居なくて良かった」と話していたら、外国人の家族が入ってきて、隣の席に着いた。
「アラーッ」と思ったら、
「外国の子はいいんだ」と一言
。
煩さが違うのだそうで、女性二人には分らない理由だと思った。
言葉が分らないから、気にならないというのかな?
ビールの後は、ジャックは赤ワインをグラスでもらう。
ジャックには「キャンティ」のイメージがあるから、注文は早め早めにするように促される。
ユフィは、今までのイタリアンレストランではメニューになかった
「ラザニア」
を見つけて嬉しくなった。
今までは仕方なく「冷凍メニュー」で我慢していたから、「やったね、やっと食べられる」と注文。
写真を撮るのを忘れて手をつけてしまったので、半分なくなっている。
自家製ミートソースだそうで、
くどくなくて食べやすいラザニア
で大満足。
そして、お待ちかねのピザは
「ビスマルク」(トマトソース、モッツアレラ、半熟卵、生ハム、バルミジャーノ)
を注文。
ピザ屋だけあって、種類は豊富で迷うくらい。
そして、お味は「生地が薄くて、縁は焦げてカリカリ、生ハムもチーズも程ほどで軽くて美味しい」と
全員一致
。
お隣の外国の家族は、ピザが3枚、サラダ、ラザニア2つとドリンクだったみたい。
常連さんなのかもしれない、きっと。
注文品は次々と出てくるので、時間的には1時間ちょっとでデザートまでたどり着いた。
ユフィは「クリームブリュレ」、サーヤは「ティラミス」、そしてコーヒー。
サーヤとユフィは大満足、「ピザはこの店が良い」と言っているのに、ジャックはなんだか落ち着かないので「
夏はイタリア料理で 「キャンティクアトロ・シェルクラブ」
」が良いと言う。
窓の外から眺められるのは、「良い気分ではない」のだろう。
「今度はカウンター席にしようよ」とサーヤ、料理をしているところに興味があるようだ。
帰りがけにスタッフに質問。
「土日は3時から開店です」って、ティータイムなのかな?
甘いピザの、「りんごと蜂蜜、シナモンのデザートピザ バニラジェラートのせ」があったから、サーヤと二人で
「お茶に来るのも良いよね」
ということになった。
ジャックは誘わないから、安心してください。
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