やましたさんちの玉手箱
ジャックとユフィの記事
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美登利寿司予約ができる寿司が大きい

 ジャックはほとんど、回転寿司に行ったことがない。今時はけっこう酒の種類も揃っていて、カウンターでなくテーブルで好きなものが選べるようであるが。
 まあ、いわずと知れた、ゆっくり酒を飲みながらつまみに刺し身、という場にならないということなのだが。さりとて、なじみの寿司屋があるわけでもなし、家で刺し身で一杯のほうがわが身に合っているのです。

 それでも、義母が元気で、一人で下北散歩を小一日過ごすことがあるときは、“今日は私がごちそうするから”と、おなじみの回転寿司に連れて行かれた。席に着くなりユフィに“お父さんにお酒でもビールでも取ってあげなさい”と気遣ってくれたものでした。

 最近は知る人ぞ知る「梅が丘・美登利寿司」が寿司を食べたくなった時の定番になっている。といっても、待つこと、並ぶことの大嫌いなジャックのことで、寿司が食べたくなったら少なくとも二ヶ月先の予約をしてから食べに行くことになるのです。我が家からは比較的脚便がよいので、ユフィは時々ランチを楽しみに行っているようです。

 美登利寿司はジャックにはかなり昔からの店なのです。
 もう20年近くも前のこと、仕事でお世話になった出版社の担当部長さんから、一年がかりの仕事が終了して、担当者ともども、美登利寿司に席を取ってくれたのが始まりでした。部長氏は店の誕生の頃からのなじみのようでしたが、私にはこんな田舎町(いや失礼、近郊の街)に席を設けるような店があるとは、思いもしなかったのです。

 その頃は、現在の本店(三階建て)前のお持ち帰り用の二階立ての店が本店で、カウンターだけの店でした。以後、仕事で使うことも多くなり、ユフィともども接客のため、主として暮れの忘年会などで、仕事仲間やお客様を含めた宴会を、現在の本店で利用してきました。
美登利の新館
●かつての本店。今はお持ち帰り用の新館となっている。

 そんなだから、という訳でもないのですが、店でなにを食べたかよく覚えていないのが実情。最近になって、ようやくお店も味も味わえるようになって来たものです。
 今回のジャックのお目当ては「あなごの白焼き」。ちょうどテレビで、江戸前のあなごが季節、と紹介していたことにもよりました。ただし、これ一本でほぼお腹が出来あがってしまうという難点もあるのですが、他のものはあきらめてもまあいいや。で、いつものように二ヶ月前から予約を入れて、いつもはテーブル席なのですが、今回はサーヤがカウンターがいい、というのでカウンターへ。

 お味のほうは、写真ともども、ユフィとサーヤがレポートします。ジャックは食ったもの説明するなんてまんず、苦手なので、悪しからず。

バトンタッチです。


 ユフィの美登利寿司との付き合いは、ジャックよりかなり後のことです。
今の3階建て本店が、もうありましたから…。
ただ、その評判を耳にしていたのはかなり早く、しかも台湾の人から聞いていました。

台湾から仕事で日本に家族で来ていた奥様から、「寿司なら美登利」と聞いてはいたのです。
しかも数えてみると、30年近くも前のことです。
ジャックよりも古いかもしれませんね。

私が美登利寿司を最初に訪れたのは、年一回の税務署への申告の時。
梅が丘に税務署があり、母が相模原にアパートを持っていたので、その税の申告のために、ユフィは毎年3月に梅が丘まで行っていました。

当時も混んではいたのですが、開店時間間際か、昼の閉店時間前に行くと、1人ならカウンターに席が空いているのです。
税務署への申告の仕事は、ユフィの係りでしたから、そのご褒美が美登利寿司のランチだったということ。
900円もしなかったと思います。
寿司が8~9貫、キャベツなどの小さいサラダ、味噌汁に甘味が付いていましたし、なにしろ寿司1貫の大きさが美登利寿司の売り物です。
ネタも寿司飯も大きかったのです。
お腹いっぱいに寿司が食べられる極上のランチでした。

それから、絵の教室を梅が丘の区民会館で週1回勉強することになると、午前中の教室終了後は、この美登利がランチの定番になりました。
ちょうど時間的に、1時まで居残りで描いていて、それからランチに行くと、並ぶことなく、または少しの待ち時間で入れましたから。

そうこうしている内に、渋谷や銀座にまで美登利寿司は進出し、それと共に宴会の8名以上でなくとも、予約が出来るようになります。
初めの頃は、2、3週間前でも予約可能でしたから、食べたくなってもそれ程時間を置くことなく、食べにいくことが出来ました。

ずらりと並んでいる行列を尻目に、サッサとはいれる快感はかなりのものです。暑いときは扇風機と蚊遣り、寒いときはストーブが置いてありますし、ペンチも用意されていますから、「予約してまではちょっと」と言う方は昼の閉店直前に行ってみてください。

寿司1貫が大きい、と書きましたが、小さく握ってもらうことは可能です。
「シャリを小さめに」と頼めば、ネタはそのままでシャリ小さ目の1貫にしてもらえますから、色々な種類を味わえます。

美登利寿司の評判の味は「穴子の1本寿司」で、穴子1本のタレ付きの握りが1貫出てきます。
お土産用は握りではなく、棒寿司になりますが、税務署の帰りのランチでは、母用に必ず注文してお土産にしました。
持ち帰り用も別館で売っていますが、ユフィは必ず注文して作ってもらっていました。なぜか、違うような気がしたので…。

もう一つお土産用にしたのが、海鮮太巻きの「美登利大名巻き」です。
大きさと太さが半端ではありません。直径10cm近くもある太巻きで、様々な海鮮の具が巻かれたもの。
これはジャックの甥夫婦を招いたときの義姉へのお土産でしたが、食べきれずに3回に分けて食べたと、後で聞きました。
「ずっしり重かった」と、笑い話にもなっています。

現在のサイトでは見あたりませんから、季節で変わるのかも知れません。6月頃から生もののお土産は禁止のようなので…。
寿司の太巻きの名も確認できなかったので、間違っているかもしれませんが。
1年に1,2回の利用ですが、カードはしっかり持っています。
美登利のカードはグリーンの色

さて、初めてのカウンターでの体験話はサーヤが書きました。
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