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ワタミの宅食でパート
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13 大雪では自転車を押して配達
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服装は完全冬支度で 誰だかわからない
今年の冬も寒いけれど、2年前の冬も寒かったあ。
でも、寒くても何でも『お届けはしないといけない』システムがワタミの宅食。
それに、暖房の効いた部屋でぬくぬく暖まっているから寒いので、朝から働いていれば文句は言えない。
それどころか、「明日は雪らしい」とか、「気温が低い」とか、「北風が強そう」とか、気象状況に一喜一憂の毎日。
毎日、天気予報を確認。
防寒着上下+厚着の服装+耳までのキャップ+タイツ+厚手の靴下+レッグウォーマー+手袋の用意。
もちろん、防寒着はジャックのお古。
ユフィのパートで、ジャックのお掃除用のお古は大活躍だった。
購入しなくとも、四季を通じていろいろとあったのだから…。

寒い日など、所長は「防寒はしっかりして行くように」と言いかけて、ユフィを見て「あ、大丈夫だね」と言った。
ただ、手袋は困ったのだけど、二重にしないと冷たくて仕方がない。
指を思うように使えないと、領収書やお知らせが渡しにくいし、お弁当も落としかねない。
ということで、指先の出る手袋と防寒用の大きな手袋は重ねることにした。
ただ、上の手袋を外したとき、落としたりポケットに入れたりするのも面倒なので、両手袋に紐を付けて首から提げるように工夫した。
急いでいたり、すぐ近くの配達の場合は、ハンドルカヴァーが付いていたから、手袋一つの場合もあったりしたけど…。
帽子も耳が出ていると、防寒着のフードを被っても冷たいので、耳を覆うヘアーバンドで覆ったりして、ものすごいスタイルになる。
しかも、全てを黒で統一したから、外見では全く誰かが分らない状態。
最近変わったオレンジの弁当入れボックスの自転車は、ものすごく目立っていて「ワタミの宅食」とすぐ分る。
以前はブルーだったので、トレードマークのオレンジのエプロンが見えないと、少し分りにくかったかも…。

寒い時期は、エプロンの上に上着を着てもよかったので、全く見えない。
それで、全体をオレンジにしたのかな?
冬場は5時近くなると暗くなるから、目立つことはすごく良いことかも知れないけれど、ユフィはブルーの時期でよかった。
雪の降っているときは、大雨よりは動きやすい。
靴がびしょぬれになることもないし、防寒着に防水スプレーをしておけば、雪はサラサラと落ちてしまう。
雪の降っている間は、雨の場合より楽かも知れない。
ツバの長い帽子なら雪避けにもなるし、透明なサンバイザーを耳を覆うヘアーバンドの上に被って、雪の日も頑張った。
ただ降る雪よりも、積もった雪のほうが大変だった。
寒いから降った雪は凍ってしまって、つるつると滑るのだから自転車は危ない。
出張所までの私用自転は、なるべく雪の溶けた車道を選んで走った。
しかし、配達先の家々は住宅街にあるので、私道もあって道は狭い。
しかも、雪かきをしていないところが多いため、とても危なくて自転車の走行は無理。
ユフィと同じ年代の女性は、積もった雪に対処するのに、私用の自転車に弁当を乗せて引っ張って配ったようだ。
いつもの時間の倍以上掛かったようだが、「雪道は怖いし、配達用の自転車は重いし、安全第一」だった様子。
彼女は比較的近場で、しかも配達量が少なかったから出来たこと。
ユフィは彼女の倍の数だし、近くても私用自転車では廻りきれない。
走れるところは走り、駄目なところは引っ張り、なんとか配達は済ませてホッとした。
ところが、次の日が問題だった。
雪は、溶けずに凍ってしまったから…。
車道でも濡れたところは凍っていて、とても危ない。
走っていて滑りそうになり、ヒャッとしたことが何回も続いたので、ともかく配達自転車を降りて引くことにした。
自転車は重いし、横滑りはするし、肩や腕には力が入るし、11月に捻挫した右手は痛いし、朝治療して包帯とサポーターを巻いた膝は悲鳴を上げてるし…。
自転車で走ることが出来ないしわ寄せを、たっぷりと感じた「雪の日々」だった。
秋の台風のとき、男性の同僚が「雪の日も配達は休めない?」と聞いていたけど、「休めない」と応えながら「あの道は?」とは思っていた。
世田谷地区は坂道がとても多いので、ユフィの近所のものすごい坂道の状態は、犬の散歩でよく知っていたのだ。
雪道はともかく、雪の凍った坂道は、「ものすごく怖いだろうな」と感じたから…。
ともかく、パートの全員が時間はいつもの倍以上掛かったのだが、無事に仕事はしたみたい。
こんなときの自動車組は、自転車組よりは良かった様子。
そして、最後の金曜日、行くときは自転車を押して通った道の凍った雪を、つい油断して乗って通ろうとして失敗。
見事に滑って転倒、そして重くて自転車は起こせない状況に…。
自動車組の男性に迎えに来てもらって、自転車を起こしてもらい、やっと出張所に帰れた。
出張所に近かったし、怪我もしなくて良かったけれど、油断は大敵。
パートが終わってからは、すごく自信がなくしてしまい、自転車はすっかり止めてしまった。
最近、60代からの自転車の事故が多く、ニュースにもなっていたから、『大怪我』しない内に止めて正解だったかも…。 |
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