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3月の誕生石 アクアマリン

ラテン語で水を意味する『アクア』、海を意味する『マリン』から由来する宝石名。
同じような色合いで「ブルートパーズ」があるが、価格的にも安く、煌きが異なるので注意が必要。

マリーアントワネットが、ダイヤモンドの次に愛した宝石と伝えられても居るらしい。
夜の光の中で煌く色合いが好まれたのか。
薄色が多いが、高級品になると色合いも濃く、輝きもまた違ってくる


最初は町の宝石店で

ユフィが最初に求めた宝石でもあり、その後何回も買い換えた唯一の石。
出先で「アクアマリン」の効能を聞き、帰り道の町の宝石店ですぐに購入した思い出がある。
財布の中のお札で間に合った「手の出し安い価格の宝石」だった。

薄い水色の小さな指輪は、それから大分ユフィの指を飾ってくれた。
買い換えたのは、宝石店関係の友人が出来てから…。
その後は親しくさせてもらい、今現在持っている宝石は全て彼女を通して手に入れた。

目の肥えた彼女は、とても綺麗な色のアクアマリンを見つけてきてくれて、細工師も紹介してもらい、自分の理想に近いデザインで造ってもらった。
すべて手作りでずっしりと重い、プラチナにメレダイヤを嵌め込んだ指輪。

このずっしり感と青い石の煌きに魅せられ、最初の指輪は仕舞いっ放しになった。
勿体無いから、年下の従姉妹にプレゼントし、とても喜ばれた…。
ユフィは一人っ子なので、お裾分けする相手がいない…。


ペンダントとイヤリング

宝石に趣味がなかった若い年代には、模造品でもデザインが気に入れば身に付けていた。
流石に40代以降は「本物を身に着けるべき」と気付き、また手に入れる方法も身近にあることに感謝している。

とは言え、イヤリングは怖くて身に着けられない。
何度も落として「悔しい思い」をしたからだ。
アクセサリーでも悲しいし、悔しいのだから、宝石をイヤリングにするのは勇気がいる。

で、指輪を造った少し後、模造品のイヤリングを彼女に探してもらった。
すぐに上野の宝石店で見つけてくれたのが、写真のもの。

カラーには深みが無いが、色味はぴったり…
装飾過多なのがいささか不満だけど、贅沢は言っていられない。
指輪とセットで、かなり長い間お世話になった…。


雫型のペンダント入手

そうこうする内に、彼女が手に入れてくれたペンダントトップ。
ティアドロップでリングより色の薄い、しかし大きさは存在感のあるもの。
シンプルで飽きの来ないのが嬉しい。

写真では、天候の違いで輝きが全く異なる。
イミテーションの方が煌きが華やかだが、本物の重みはまったく異なる。
写真の撮り方にも問題があるよね…。


で、思い出したのが「アメリカーナ」と呼ばれるアクアマリンの最高のもの。
写真の石にも煮た深い青と透明感。
実は、ユフィはルースで密かに持っている。

大きさと形は殆どリングと同じくらい、色味も似ているが、カラーは深い青になるほど高価。
市場に出回っているものは、殆どがエンハンスメント(品質改良)が施されているらしい。
今までに、濃い色味のアクアマリンを身に付けている人に出会ったことが無い。

昔知人が東南アジアに旅行し、お土産に沢山アクアマリンを買ってきた。
品定めを頼まれたユフィ、なんだかブルーが綺麗過ぎるし安すぎる…、と思った。
沢山の宝石を見た訳ではないが、アクアマリンはそれなりに高価な品。

旅行先で何個も手に入れられるのも、?疑問。
友人に鑑定してもらうと「ブルートパーズ」と判明。
「煌きが強すぎる」「色味が濃い」「ガス球みたい」etc…

ハイハイお説ごもっとも。
色が濃くて煌きも強いアクアマリンなら、安価に何個も買える価格ではないのだから…。
宝石を見慣れていない人は、だまされやすいんだよね。

だから、ユフィは宝石は彼女以外からは購入しない。
最近は、宝石は手に入れても加工が高価すぎて、宝の持ち腐れ…。
仕舞いこんで、時折出して楽しむのが楽しみ、って寂しいよね。

だって、身に付けて出かけるところが無いんだもの…
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