やましたさんちの玉手箱
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ラベンダー翡翠

紫や七色の翡翠って

ユフィは翡翠はイコール緑色としか認識していなかったので、紫色の翡翠に驚いた。
しかも、安いんだそう。

硬玉と軟玉があるのは、宝石に詳しい友人から教えてもらっていた。
硬玉はヒスイ輝石で、軟玉はネフライトと呼ばれていて、結晶がまるで違うので別物。
中国では彫刻された大きなヒスイをよく観るが、殆どが軟玉。

30年程前中国に旅行した際、特別室の翡翠には入るさえ怯んだので、手が出ずに小さなリングを友人用に買い、私は知識で知ったばかりの「ラベンダー翡翠」を探した。

結局2個見つけて、同行していた現地の人に確認してもらい、その内の一つを購入したが、緑の翡翠よりは安かったと記憶している。

帰国後しばらくして、友人がラベンダー翡翠を何個も見つけてきてくれた。
しかも、とても安い…。
ユフィでも何個も購入できたほど。

そして、様々な色のヒスイも教えてもらった。
ピンク、薄紫(ラベンダー)、半透明、白、青、黒、黄、橙、赤橙等々
もちろん価格も安く、ラベンダーが人気が出てきて高くなっていると聞く。


良い時代に手造りの指輪に

今ほど金もプラチナも高くなかったし、細工も友人の知り合いに頼んで、お揃いのデザインでいくつか頼み、割安で手造りの指輪が出来た。
かなりずっしりと重いリング。

金婚式のディナーで身に付けたが、あまり出番は多くない。
同じラベンダー翡翠でも、微妙に色合いが違うので、手持ちのものでイヤリングを造るのは難しい。
似たような色合いの水晶でごまかしたのが、写真のもの。

最近無くしたヒスイ色のイヤリングも、2つ並べると微妙に色味が違っていたし…。
なくすんだよね、ひょっとしたことで、耳から落ちちゃうんだから…。
だから高価な石はイヤリングに出来ない…。

オーストラリアに旅行した際、お土産用に免税店で友人の助言通り「色の綺麗なネフライトのアクセサリー」を沢山買った。
母にも、友人にも…。
友人は、イヤリングをピアスに作り変えて身に付けてくれたらしい。

「凄い」と周りの人に言われたんだそう…。
私は母の形見になったものを、ときおり身に付けている…。
歳相応になってきて、本物に見えるかな…


国に寄って色の好みが違う

翠色は、日本では濃い色味が好まれるので高価だが、東南アジアでは薄い翠が好まれる。
「ラベンダー翡翠」では、日本のものはやや青みがかっているが、ミャンマー産のものは紅紫色が強い。(ウィキペディアより)
紅紫色も綺麗そう、観てみたい…。

ついこの間も、日本の新潟県糸魚川での翡翠を探す旅をテレビで観た。
翠色はなかなか発見されず、白っぽい小さな石でも、海岸の砂地で見つけた人は大喜びしていた。
なにしろ「国の石」になったほど、「翡翠」は日本人にとって大切な石なのだ。
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