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自転車って危ない乗り物?

乗っていて 乗らなくなって 気づいたこといろいろ

ユフィは、サーヤが保育園に通うため、乗れなかった自転車の練習を始めたのは、30代になってからと遅かった。
サーヤが最初は怖がって乗るのを嫌がったくらい、危なっかしい自転車運転だったのだ。

母は大正生まれだったのに、自転車に乗っていた様子で、運動神経が鈍い娘を笑っていた節がある。
笑うというより、孫娘を後ろに乗せているのだから、心配だったということか。
最近では、前後に幼児を乗せて、更に胸に赤ちゃんを抱いての4人乗車の兵・ツワモノも居たりして、ママたちは逞しいと思う。

最近は、多人数乗りの自転車が規制で決められたから、重心の低いがっしりとした電動自転車が多くなった。
そして、前後のイスに子供を乗せて、結構なスピードで走っている。
狭い道の多い世田谷地区での走行は、歩行者が気をつけているから何とか無事だけれど、あの重い車体と前後の幼児、赤ちゃんを抱いたママという重量感には、歩いているこっちが怖くなってしまう。

若いし、運動神経も発達しているのだから、本人たちは心配して居ないのだろうが、周囲は好意的な人ばかりではないだろう。
スーパーの午前中には、駐輪場にズラリとイス付きの自転車が止まっているし、電動で重い上にイスが前後についていると、かなり場所をとることは仕方が無いのだろう。

雨の日など自転車に乗れないと、朝早くから出かける支度を親子で整え、歩いて幼稚園や保育園に出かけなくてはならない。
ユフィも若かった頃は、ロングレインコートや傘を差したりして、自転車通園していた。
最近では、前のイスはカヴァーが掛けられるし、後ろの幼児はレインハットとレインコートのダブル装備、ママも完全雨対策で通園しているようだ。

今朝の新聞折込は「北沢交通安全情報」で、梅雨に入った日のグッドタイミングだ。
『自転車の傘差し運転は違反です!!』 びっくりマークが2つも付いている。


傘を差し、ものを担いだり持ったり、視野を妨げ、安全を失う恐れのある方法での、自転車の乗用はいけないのだそうだ。
携帯電話やメールしたりの運転もいけないそう。
携帯で話しながら、自転車に乗っている人は時々見かけるけれど、メールしながら乗っている人もいるんだね。びっくり…。

『道路交通法第71条、東京都道路交通規則第8条』に定められているらしい。
罰則が5万円以下の罰金、と言うのだからミニパトカーの巡回で捕まったりして…。
傘差し運転のワンポイントアドバイスは、レインコートの着用らしいが、なんだか極当たり前のアドバイスだが、身体と頭は濡れなくとも顔は濡れるのがいや。

ママさん自転車は安全第一なのだから、傘差しはあまり見かけないが、おばさんや若者の中には少なくはない。
サドルに傘をセットできる部品もあるようで、日傘の人を見かけた。
ただし、まっすぐ上に差すので、紫外線よけの傘の効果や、走る雨には疑問だが…。

狭い商店街を自転車で抜けて行くのも危ないのに、傘差しや携帯使用中の自転車運転は論外。
我が町は、お年よりも多いけれど学校も少なくなく、学生や若者も多い。
朝夕は、日中とは違った賑わいがあるが、自転車の走行も少なくはない。

最近は放置自転車の駅周辺の取締りが厳しくなり、我が家への私道の入り口にも自転車が多く駐輪するようになっている。
なんだか最近は増えてきているようで、困ったもの。

「安全情報」のもう1つのお知らせは、「路側帯通行方法」が変わったこと
車道と歩道の間にある路側帯は、自転車が走行できる部分だ。
ただ、車道をスピードを出して走る自動車が怖いのか、歩道を走行する自転車は多い。

自転車は「軽車両」なので、左側の路側帯を走らなければならない。
20年位前、絵画教室のために20分くらい離れた場所まで自転車で通っていたとき、右に曲がろうとして危うく自転車同士ぶつかりそうになった。

『自転車は左側でしょ!』大声で中年女性に怒鳴られて、震え上がったことがあった。
以来、左側を注意して走っていたが、その頃はさほど厳しい規則ではなかったみたい。
近年、左走行が徹底されてきたのは、事故が多くなったからか?

ワタミのパートの時は、所長から左通行をくれぐれも守るよう言われていたから、極力気をつけていた。
歩道は歩行者優先だし、ワタミの電動自転車では荷が大きく重くて危ないので、怖かったが路側帯を走るようにしていた。
自動車のほうが気をつけて、避けてくれるのでかえって安心でもある。

ある日、いつものように三軒茶屋に向かっての坂の左側を上っていたとき、上からものすごいスピードで下ってきた自転車に、びっくりして止まってしまったことがある。
怖かったあ、正面衝突かと思ったっけ。

そういえば、ワタミのパート中、曲がり角で衝突した2台の自転車の検証場面を見たことがある。
相当なスピードでぶつかったらしく、車体が折れ曲がっていたが、怪我はひどくは無かった様子だ。
若い男性と中年のおばさんで、狭い路地だったから左側走行ではなかったのだろうな。
曲がり角は、要注意と言うこと。

そうかと思うと、あまり広くない歩道をスピードを出して通る自転車もあるし、中にはベルで
「どけどけ」的な催促をする自転車もある。

ジャックの緊急病棟には、自転車での事故で少なからずの人が運ばれてくるらしい。
大怪我もあるのだから、自転車だからといって油断はできない。
ジャックの心配は、最近ジム通いで自転車に乗っているサーヤのこと。

ユフィは『加齢を自覚し始めて自転車を辞めた』から一安心だが、すっ飛ばしていくサーヤが気になる様子だ。
短大時代は自転車通学だった為、かなり心配させていたのだが、会社帰りのジム通いで自転車が復活、電動を購入したのだ。

夜間やたそがれ時には、見えにくくなるので注意は必要だが、「安全情報」では、可愛い動物型反射材シールを配っている、とある。
スニーカーや長靴に貼るようにと、警察でもらえるみたい。

サーヤも貼ったほうが良いかも、ね。
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