やましたさんちの玉手箱
ジャックの記事
読切
TOP >  > 散歩

とても素敵な通勤路 裸樹 そして 桜景色編

 新しく通い始めた通勤路。紅葉がきれいな季節で、往復を楽しんでいましたが、冬本番になってきて、どんどん葉が落ち始めました。暮れを間近にして、市の清掃車もやってきて、大きなバキュームで落ち葉を吸い集め、木々も道もすっかりきれいになってしまいました。

 葉に覆われていた樹が、全ての葉がなくなって裸樹になる様子を、実は身近に見たことがないことに気がつきました。東京にいると、こんなに沢山の木々を見ることは、明治神宮にでも出かけなければ見ることは出来ません。裸になった樹は、人間の顔と同じく、全く同じ骨格をしているものはありません。葉が茂っていた時には分からなかった樹の本当の姿が現われました。いわば「スッピンの状態」です。
 人間だってスッピンの美人にお目にかかることはめったにありません。多分ですが、女性は多かれ少なかれ化粧をするのでしょう。そうすれば、多少は、ある程度は、ほどほどには、初対面の人を騙せる程度には、美人らしきものは現われるのでしょう。
 樹はこれからの新緑の季節を迎えて、葉という化粧を始めます。人の女性とは違うのは、毎日少しずつ、化粧が変わっていくことでしょう。毎日の通勤が楽しみになる事請け合いです。
裸の樹 
裸の桜の樹
 という裸の樹の記事を書こうとぐずぐずしている内に、川岸に水仙が咲き始めました。いけねえ、早く記事にしないといけない、と言っているうちに南から桜の便りが出始めました。
小川も裸の樹川辺には水仙が咲き始めた
川辺もひっそり、でも2月末には水仙が咲き始めた。
洋館に桃の樹夏みかんと桃
いつも通るおしゃれな洋館に、梅の花、春近し。別のお宅の庭には、取られなかった夏みかんと梅の花がマッチング。

 えーい、しょうがない、裸からいきなりの厚化粧の桜まで一緒に見せちゃえ、という報告になってしまいました。

満開は東京から一週間遅れ
 東京のさくらは3月20日ころが開花、3~4日で満開になりましたが、ジャックの通勤路では約一週間遅れ。まあ、2度楽しめたわけなのです。東京とはそれくらい寒さが違うという事ですね。出かけるときはコートにマフラーしていればなんてことないのですが、ここの駅に降りた途端、持っていった毛糸の帽子をすっぽり被らなければならないこと度々。

 ところで桜の樹、ここほどに樹が集まったところはべつにして、電車の中から眺めたり、歩いていたりして“あれ、こんなところに桜の樹があったんだ”と思うこと頻り、花が咲かないとその存在がわからないのです。桜って普段は地味な樹なんですよ。

裂き始めた桜
桜と連翹
お化粧を始めた桜、そして下は連翹の黄色い花道、枯れ木の時は何の木なのか分かりませんでした。
小川にも桜桃の花がきれい
小川にせり出した木も桜でした。そして、おしゃれな洋館のお隣に真っ赤な桃の花
桃の花と雪柳
道端に桃の花と雪柳のコントラスト。

花道とはこれぞ
 
満開を過ぎた4月6日、桜吹雪に出くわしました。こんなに花が散っているとは思わなかったのでカメラ持っていなかったのです。スマホがあるだろうって、ジャック持ってません、ガラケーですので、いい写真とれません。明日はカメラ持ってきて、と思ったら、何て意地悪、火曜、水曜と雨。この写真は雨上がりで、いまいち、6日の美しさにはかなわないのですが、それでも気分は花道紀行。
桜の花びらが道にいっぱい
桜の花道と連翹

ホタルブクロムスカリ
歩道にもいろいろな花が姿を現し始めました。左、白いのはホタルブクロでしょうか。右の紫はムスカリだと思うのですが。いずれにしても、雑草の中から突然現われるので、最近は下見て歩く事が多い。
西洋タンポポ桜の巨木から新芽
西洋タンポポもあちこちに、桜の巨木から新芽が顔出しています。
ツクシ 
帰り道、桜並木に行き着く前の小さな崖にツクシ、ツクシって水辺が好きなんじゃなかったっけ。病院近くのお宅では、塀の上にまで伸びたシャクナゲ。
▲ページTOP