8月23日、いつものように仕事から帰ったら、いきなりユフィが“あなた、咲いたわよ”と、すっ頓狂な声で出迎えた。はて、いま我が家で咲くものがあったかいな、と思う間もなく“ど根性朝顔咲いてたの、今朝、小さいけれど、白いのが”と。
すぐにベランダに出て覗いてみたら、確かに。20日の休みの日も見たのですが、もちろん咲いていませんでした。“今年の朝顔は不作だね、4本もあるのに、去年に比べて半分も咲かなかった”と言っていたところでした。“やっぱり、ど根性朝顔も咲かないよね”とも。
さては、ど根性君、私達の話を聞いていてハッスルしたか。
ことは、遡る事一ヵ月半前、朝顔の苗を去年のプランターに植えて間もなくの頃、同じように仕事休みで朝寝を決め込んでいた朝“あなた、こんなところに朝顔が芽を出してるわ”の声で起き上がり見ると、なんと、ベランダの壁との間の隙間、土というか、埃というか、のところから朝顔の葉が出てていたのです。“こりゃ、ど根性朝顔だな”と話し合ったことでした。
「ど根性○○」っていうニュースを目にしたのはもう数年前。記憶ではたしか大根だったような気がしたのでが、なんでも歩道のアスファルトの裂け目から、大根の芽が現われた、というものでした。実は岡山県相生市で生まれたもの、2005年のことだったようです。これ、大根だからど根性にふさわしかったので、人参だったり、葱だったりしたら、ど根性の名は付かなかったかもしれません。
さて我が家。多分、去年のプランターで育てた朝顔が終わって、種が落ちて、ベランダの隅にこぼれ落ち、そのまま育ったものと思われます。とくに水遣りをするわけでもなく、よくも秋、冬を乗り越えて、発芽にこぎつけたものです。
まさかと思いつつ、時々成長をカメラに納めてきました。と同時に、ベランダの鉢に水遣りをする時に壁際に水を流すのも欠かしませんでした。まさか咲くとは思わずに、プランターの朝顔は枯れればそのままにしておくのに、ど根性さんは、枯れたらどうしようか、なんてことまで考えていたのですが。
●気が付いた時のど根性君、10日ほど前には芽を出していたと思われます。
●一週間ほどたって蔓が延び始めました。
●当然のことのように上にのびるものがありません、パイプ沿いに蔓が延びていきます。
●二箇所で五輪の花が付きました。贅沢を言えば、白い壁とベランダの間で白は目立ちません、紫だったらよかったのに、って、ど根性君には失礼だよね。 |