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グリーンカーテンが菜園に変更

2年続きのグリーンカーテンの失敗

ジャックが「あさがお」で書いたとおり、ベランダのグリーンカーテンは、2年続きで失敗した。
ちゃんとネットリサーチした通りに育てたつもりなのに、脇目が伸びずに上にばかり伸びてしまい、軒の上にまで這ってしまうと言う失敗。
1年目は「ゴーヤ」で、それでも小さなものが4、5本は生ったので、チャンプルーや酢の物にして食べたことは食べた。
味わいはもあまり苦味がなかったように思う。

ベランダまで届いたゴーヤ
丸いゴーヤの実
4本のゴーヤの苗 ゴーヤの花
ひょろひょろと伸びたゴーヤ

2年目は、最初の失敗に懲りて、アマゾンで大きくて深いプランターと、土、苗まで購入。
「グリーンカーテンを作ろう」キャンペーンのシール付で、今度こその意気込みで開始。
サーヤ曰く、「苗が花屋で購入したもので、良くなかった」「菜園専門店のグリーンガーテン用の苗なら…」とのことで、今回はヘチマ。

サーヤの小学校時代の記憶では、ものすごく大きく高く育って伸び、葉もヘチマの実も大きかった、と言う。
確かに、渋谷の小さな借家の2階まで、蔓が伸びて葉が茂ったし実も大きく生って、教科書通りに乾燥させて「あかすり」も作ったっけ。
そのヘチマが強烈な印象で、サーヤの中には残っている様子だ。
しかし、土のせいでも、苗のせいでも、育て方のせいでもなく、朝晩の水遣りも虚しく、ヘチマは育たなかったのだ。
ヘチマの苗

菜園専門店からの購入の土は、ジャックが袋詰めの重量・用量を間違えて、大袋がいくつも届いたので、小さな庭は土袋だらけに…。
「どうせ、入用だから良い」と言う負け惜しみも、1年以上経って、やっと半減して落ち着いた。

このヘチマ、ネットでは「食べられる」とあったので、若い実を採って炒めてみたが、ジャックもユフィも一口食べて無言。
「食べられる」けれど、「美味しくはない」と思う。
サーヤの記憶ほど葉も大きくならず、脇目が出るように葉が出たら何枚目かで摘み取り、という作業もせっせとこなしたのに、2年目もあえなく失敗した後、枯れたヘチマと麻糸を片付けながら、心中ひそかに「来年はグリーンカーテンは絶対にやらない」と決めた。
ゴーヤよりは伸びたヘチマ

サーヤが言うには、「同じ土は使用できない」というので、カーテンにする為には土も入れ替えが必要になり、手間ばかり掛かって3度目の失敗をしたら、とても耐えられないのだから…。
グリーンカーテンを上手に作り上げる為には、カーテン用の緑の網が市販されているが、枯れた後の始末は網についた枯れ草を綺麗に取り除くことは大変だろうから、「網ごと捨てることになる」とユフィは考えている。
その度に買い換えるのは「もったいない」ということで、2年間100円ショップの麻ヒモを使用、セッセとベランダと物干し竿、軒先に付けた突起に引っ掛けながら網を作っていた。
上だけに広がるヘチマ

ズボラユフィにしては、大変な作業だったのだが、「お金がもったいない」の一心での作業。
伸びをすることの少ない生活で、しっかり体を伸ばしたので、いくらか健康的にもいいかも…的な解釈。
土やプランターの出費は、ジャック持ちにして知らん顔した。
今回は、ジャックが朝顔でプランターを1つ使用したので、朝顔用の網を麻ヒモで作ってあげたから、これで帳消しということでよろしく。

で、よく考えてみると、失敗の原因はプランターの土の量にあったのではにないかと、と思う。
テレビなどで見る「素晴らしいグリーンカーテン」は、殆どが地植えのようだ。
そして、サーヤの記憶にしっかりと残っている「小学校時代のヘチマ」は、文字通りの猫の額ほどの庭ながら地植えだったのだ。
しかも、一時渋谷の住宅街のど真ん中で鶏を2羽飼育していたから、草という草は全て食べられてしまって、小さな庭の土は肥えても居たはず。
綺麗なヘチマの葉 ヘチマの花

ヘチマが、1階から2階の屋根まで伸びた理由は合点が行く。
ということは、ゴーヤもヘチマも深い土の中にしっかりと根を張ることが必要だった訳で、大きなプランターでも、みっちりと土を入れてあげなければ駄目だったということになる。
色々と考えた結果、3年目の今年は菜園にすることにした。

ミニトマト2株と、バジル2株、後は何を植えようと考えている間にジャックが「朝顔を4種」植えてしまった。
ジャックはジャックで、プランター全部を「朝顔」で埋めたかった様子。
ユフィは、「何が何でも食べられるものが良い」と多分相談されたら譲らなかっただろうから、結果はオーライだ。
朝顔の苗

ミニトマトとバジルはスーパーで苗を手に入れた。
野菜としてのバジルは、季節にもよるが、1パックが100~150円はする。
苗が1株100円だったから、上手く育てば「採れたて」を料理に利用が可能で、経済的でもある。
バジルの苗
25センチに伸びたバジル

ミニトマトは食べられるのももちろんだが、赤い実が可愛いだろうと考えたからだ。
ところがミニトマトの筈なのに、ドンドン大きくなり、中くらいのトマトが生った。
トマトの苗 実が黄色く色づく

1ヶ月ほど経ち、少し枯れてもきているので、1本は抜いて「本当のミニトマト」と植え替えようか、と考えてもいる。
2回ほど食べたが、1個目は真っ赤に熟すのを待ちすぎて「割れ」てしまい、2個目は少し早くて裏側が黄色を残していた。
青い実と赤い実 市販のトマトと採りたてトマト
味は普通のトマトなのだが、香りはものすごい。昔のトマトのあの青臭い香りがする。写真は市販の中型トマトと採りたてのトマト。
夏本番はこれからだから、「ミニトマト」に植え替えも、充分に間に合うはずだ。

バジルは順調に育っていて、今までに何回も摘み取り、家庭でのイタリアンに活躍してくれている。
最近、庭の鉢植え一つ一つに別々に大葉が3本、芽をだしているのに気づき、早くにプランターに移した1本は順調に育っているし、最近移した2本も根付いた様子。
鉢植えの端から伸びる大葉小さな大葉の赤ちゃん

薬味に活躍するのには、まだ大分時間は掛かりそうだが、トマト、バジル、大葉と3種類が揃って「菜園らしく」はなった。
バジルの隅に植えた大葉バジルの横で育った大葉

我が家の庭は朝しか充分に日が射さず、午後からは日陰になってしまうためなのか、今まで「ハーブ色々」「山椒」「大葉」などを鉢植えにしてみたが、どれも成長することなくいつの間にか消滅していた。

ベランダは南向きで日が燦々とあたり、風通しも申し分がないから「家庭菜園」としては最適なはず。
「あさがお」の花のつき具合にもよるが、花が失敗したら、家庭菜園の拡充を図るべく、虎視眈々と狙っているユフィだ。
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