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蚊取り線香にはビールだ ビールには団扇だ 夏よ来い

 ジャックの家は蚊が多い。
 当サイト「庭」でもいろいろ紹介していますが、植木が多くて、夏場は朝夕、二度の水遣りが必要なものもあるのです。そうかといって、一日置きでもいいものもあったりで、いちいち区別してない事もあるから、どこかに、水溜りが出来るのです。

 昨年、デング熱の発症で、夏は大変でした。そのためか、今年は早くから「蚊対策」のニュースが良く見られます。必ずと言っていいほど紹介されるのが、植木鉢などに溜まる水の除去。

 夏の水遣りのために、庭には大きなバケツがあります。ちなみに、このバケツ、当サイト「リビング」ペット 猫、美輪明宏の歌で水を飲む で登場していますのでご覧を。けっこう頻繁に水変えるのですが、しばらくそのままにしておくと、ボーフラがわきます。見たことありますか。けっこうかわいい格好でくにゃくにゃ泳ぎます。憎い蚊にならなければ、飼って見ていても面白いんだけど。

 蚊のニュースでもう一つ、蚊に刺されやすい人、っていうのがありました。昔から、私は蚊に刺されやすく、仲間と取材に行ったり、旅行したりして、真っ先に刺されるのが私。“あっ、ジャックさん蚊に刺されたみたい、気をつけなければね”なんて、炭鉱のガス検知のために連れて行かれるカナリヤみたいにされちゃうのですよ。そして、“ジャックさんはいつもお酒飲んでるから、いつも酒気発散させて、蚊を呼んでるんじゃない”なんて言われていたもんなのです。
 ところが、ニュースによると、これ本当なんです。お酒よく飲む人は刺されやすい、科学的実証、ジャックはカナリヤです。歌は好きだけど、カナリヤみたいにはいかない。

 ほんの数分、庭の水遣りやっても、すぐ刺される。私の部屋は二階だけれど、遠慮なく蚊はやってくる。部屋で刺され始めると、まずは殺虫スプレーで机の裏側などにシューシューしますが、敵もさるもの、どこかに潜んで、夜中にやってきます。そうするとユフィが蚊取り線香買ってきてくれます。ユフィは電気蚊取りマット使用しています。それで効くようなのですが、私は昔から、煙と匂いがないと効いた気がしないのです。
 
 例年愛用しているのが「金鳥の渦巻」、これ、私、子供の頃から使ってます。その昔、美空ひばりがテレビコマーシャルしてました。バックは花火でした。名門です。なんてったって、メーカー名は「大日本除虫菊株式会社」社名見ただけで、蚊が逃げそう。
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 ところで、ユフィとサーヤは、こないだ京都に旅行してきました。私はいつものように、マサムネ君とお留守番。サーヤが“お土産買ってくるからね”というので楽しみに。清水にも行く、と言っていたので、てっきりぐい飲みでも買ってきてくれるのかと思ったら、これが、なんと「蚊取り線香立て」(サーヤは私にあまりお酒飲ませたがらないのですよ。当サイト ダイニング お酒 五月一日は 冷酒の日 に夏用徳利を紹介していますが、サーヤに食事準備させると、決まって、いちばん小さなもの用意します。まあ、体心配してくれているのだろうから、甘んじて、この日は少し控えめにヤルのですが)。

 意外でしたが、これがなかなか、カッコよろしい。実は去年、渋谷ロフトで豚の形した陶器の蚊取り線香立て、買おうと思っていたのですが買いそびれ、今年は、と思っていたのでジャストミート。今まで使っていた「金鳥蚊取り」は線香立てが5センチほどの高さのブリキに平らに置くようになっていて、灰が散らばる欠点があったのですが、深い容器に沈み込んで、回りを汚しません。立ち上る煙も風情あり、さすが、「清水蚊取り」
 窯元は『清水参寧坂 松韻堂』
清水焼の蚊取り線香台
本来、蚊取り線香は床に置くものですが、今年の夏は窓辺に置いて、たなびく煙を楽しむ事にしました。
線香の設置 台に取り付けられた渦巻き線香
こんな風に、簪(かんざし)のような細いスチール製の平たい棒を、線香の中心に刺します。セットすると、こんな具合。

金鳥蚊取り線香の容器金鳥蚊取り線香、燃やした様子
愛用の金鳥渦巻。最近のものは、不燃性のガラス繊維を敷いた上で燃やせるので、灰が散らばらない。

デング熱対策、蚊に注意のポスター
ジャックの仕事場に、こんなポスターが貼ってありました。


 で、蚊の心配がなくなり、立ち上る煙と香りとともに、ビールへなど手が伸びるという、ちょっと強引な結びつき。ここで紹介しているのは、陶器で出来たビアジョッキ。だいぶ昔、ロンドンへ旅行した時、例によって、マーケットめぐりをして、「カムデン タウン マーケット」で見つけたものです。ロンドンは、何処へ行ってもパブがあり、何時でも、パブに入れるという嬉しい町。
 こういう嬉しい町は、私の知っている限りでは、大阪の十三(じゅうそう)。駅前に並ぶ居酒屋は朝からやってます。夜勤明けと思われるブルゾンスタイルのおっさん、なぜかスーツ姿で文庫本読みながら飲んでる人など、夜の店と違って連れがいるという人は少なく、一人ひっそりやっているところは、ロンドンパブとはちょっと違う。ジャック、大阪に暮らすとしたら、断然、十三です。(閑話休題)

 このビアジョッキ、使ったのは一度だけ。日本に帰ってきて、ビール入れて飲みましたが、按配はあんまりよくありませんでした。現在は、デスクの上で、筆記用具入れとして使用しています。
ビアジョッキ ビアジョッキ 蓋を開けたところ

 蚊取り線香とビールか用意されたら、後は、団扇、です。が、私は普段はあまり扇子も団扇も使いません。ただ、去年まで仕事場にしていたところは、ビルが古く、控えている処に空調があまり効いていないので、毎年新しい団扇を買って仕事場で使っていました。ユフィはどちらもよく使ってるようなので、今年は我が家用に一枚。隣の大きな団扇は、ボクシングコミッショナーの仕事している病院の先生に大量に送られてくるもの。ある日、大量に捨てられていたので、一枚頂いてきました。
 角海老楼(かどえびろう)この名前、ジャックの同世代では、昔の名前でいう「トルコ」の代表的な名称。現在はボクシングジムとして有名、その名のとおりジュエリーとしての企業でもありますが、この絵、もちろんボクシングイメージではないな。ジェリーと言えなくもないが、まあ本命はナンです。大きくて、風の量も多い。
日本団扇 女郎と金魚
 これだけ揃えりゃ、いつ夏がきてもOK牧場。
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