「コマーシャル ご覧になりませんでしたか」
玄関のチャイムが鳴り、「ダスキンですが」の声に出て行ったときの言葉。
コマーシャルで評判が良いらしく、そう言われた。
はて、どんなコマーシャルかな、見たような見てないような…。
後で確認、すごく良くやっているコマーシャルだった。
大体、玄関先の押し売りや電話勧誘は、殆ど断ってしまうタイプ。
ダスキンと聞いて出て行くのは、本来は珍しいことなのだが、１０年以上前、仕事で事務所を借りていたときに、契約した経験があったので、出る気になったのかもしれない。
そこで「まず、体験していただきたいので、１週間無料お試しです」とのこと。
濃い赤と言うか、臙脂色のスマートな容器に入っていて、モップと柄も全て同色。
カラーが気に入ったのと、無料体験に、引っかかった次第。
だって、確か以前のモップは、濃い黄色だったと記憶しているから、黄色だったら無料体験でも乗らなかったかも…。
体験してみました、髪の毛や猫の毛、機器類の後ろや隙間の埃、照明器具のカサ、言われた部分はすべてやってみて、まあ満足。
 
ついでに、クーラーの上や桟の埃、普段あまり掃除しない部分を徹底的に掃除する。
すごかったのは、桟の埃。
掃除機で吸い取りながら、柄が伸びるので使いやすいし、半分は楽しんでいたかも。
「天井板がとても綺麗になります、お試しを」とのことだったが、これは結構難しかった。
上を向きながら、モップの角度を水平にして行くのだが、足が付いていかない。
テーブルやイスが邪魔をして、力が入りにくいし、埃ではなく汚れなので綺麗になったかどうかは確認しづらいのだ。
とにもかくにも、担当スタッフの都合で１週間が１０日に延びた結果は、契約ということに。
預金から引き落としもあるようだが、月の中旬に現金払いということにする。
４週間で交換なのだが、契約が月初めになったので、５週間と少しの間隔になる。
「訪問先で、刺青をした男性に契約してもらったことがあり、とても綺麗好きな方で、怖かったけれど、そういう人もいらっしゃるのですね」だと…。
そうか、マンションなども訪ねるから、そういう経験もある訳だね。
契約時に約束通り、「スタイルクリーナー」という埃吸い取り器と、紙のゴミ袋を持ってきてくれた。
 
紙の袋は、掃除機のものと同じような袋で、一杯になったら交換するらしい。
埃を吸い込むために、体験中は掃除機を使用していたが、小さなモップはホースの中にまで吸い込まれるし、あせってしまったことが何回もあった。
流石に専用の埃取りだから、ホースの先の吸い取り口には、櫛状の突起が付いていてほこりがとりやすくなっている。
 
この「クリーナー」が白いのが残念、サーヤが「なんで同じ赤じゃないの？」と言ったが、ユフィも同感だった。
小さなモップは「ハンディ シュシュ」、床用のモップは「スタイルフロア ララ」と言う洒落たネーミングで、赤と黒があるみたい。
掃除機などでは舞い上がってしまう埃も、しっかりとキャッチするようだ。
今までは、１００円ショップのお手軽モップを使用していたが、なにしろ小さくて床にはちょっと。
猫の毛などは、軽くて小さな掃除機・スイプルスイーパーでは、舞い上がってしまって取り難い。
階段の隅に目立つ毛も、シュシュならサッと一拭きで、クリーナーで吸い込める。
ただし、このクリーナーが結構重くて、移動はコンセントのある場所まで動かさなくてはならないし、埃を吸い込ませる為にいちいち移動させるのは面倒ではある。
それに、ガァーというすごい音がする、掃除機より煩いかも知れない。
ふわふわ埃や舞い上がるホコリ、これ等に潜むというハウスダストの除去には、最適なのだそうだ。
アレルギーの元になる物質の抑制成分も配合されているとか。
担当スタッフの話には出なかったけれど、小さなお子さんの居る家庭では、しっかり強調しているんだろうな、きっと。
居間や寝室は、おかげで綺麗になってきたけれど、台所は油汚れも混じっているから、使用が躊躇われる。
スタッフは、『最後の最後に台所に使ってください』との言っていた。
工場で綺麗に洗う前なら、油汚れもなんとかなるようだ。
〔使いこなしハンドブック〕にも、「普段掃除するところ」「掃除しにくいところ」「汚れのひどいところ」の順でと、おススメしているから、ともかくも一ヶ月と少し、頑張ってみるかな。
サーヤの部屋の簡単掃除で、ケーキのお土産を約束したから、これからは掃除も楽しいかもしれない。
サーヤの部屋のパソコン機器の後ろや、大きな椅子のパイプ部分など、面白いくらいに綺麗になっていくので、遣り甲斐もありそうだし…。 |
