ジム・カーブス効果での筋力を発揮
7月末の暑くなり始めてから、「敷物は変えないのか?」とサーヤが煩い。
別にさぼっていた訳ではなく、夏用の敷物が見つからないまま、時が過ぎていただけ。
大体は、2階のクローゼットの中か、その奥の狭い納戸にしまって置くのだが、なぜか見つからないのだ。
昨年、リビングを夏仕様に変えたとき、イグサのグリーンとベージュの大きな格子柄にしたはず。
しまう前にベランダに干して、縦に3つに折りたたんでくるくると巻いてしまったはずなのに、見当たらないのはなぜ?
サーヤに話したら「ボケるには早いでしょ」と言われそうだし…。
「もしかしたら、汚れが酷くて捨てたのかも…」と逃げを打った。
昨年の『夏の模様替え』でも触れているように、畳の上にフローリングを敷いているので、敷物無しでもいいかも、と打診してみる。
冬用の敷物よりはサッパリするかも、とオッケーが出たので、「ジャックの休みの日」に手伝ってもらうことにした。
しかし、暑い中ゆっくりと休養したい様子のジャックには言い出せず、サーヤには「まだ?」と催促されるし、少しだけ涼しい朝に思い切って冬用の敷物を片付けることに…。
夏物のイグサは軽いし、折りたたみが出来たから簡単だったけれど、冬用の敷物は重たくて大変だ。
まず、折りたたみは出来そうには無い。
テーブル、イス3脚、電話を乗せているジャックの祖父の創った台、諸々をリビングの外に出すことから始める。
この籐でできたテーブルの上面が、ガラスの板が張ってあって、とても重いのだ。
以前には一人では危なくて持てなかったのだが、今回はなぜか「出来そう」と思ったのだ。
そして、結果は持てたし、隣の部屋まで運べたのだから、ユフィ的には「スゴーイこと」。
しかし、敷物を天日干しにするには、2階まで運ばなければならない。
このまま汚れ落としもせずに、仕舞ってしまうことは出来そうも無い。
此処で登場するのが、ジェット噴射のシャープスチームモップだ。
まずは掃除機でしっかりと埃やゴミは吸い取り、それからジュータン用の部品を取り付けてジェットスチームをかけた。
1年前には、右手の親指捻挫の後遺症で、重くて大変な思いをしたけれど、現在はなんとか痛みは感じられなくなっているから、スムーズに終了。
乾くのを待ってから、くるくると固めに巻き込んで、大きな布で包み込んだ。
さて、この敷物をどこにしまうかが問題だ。
夏物は1年の内、8ヶ月くらいは使用しないから、奥深くしまっても良いけれど(その為に見つからなくなったが)、冬物は2ヶ月くらいで復活しそうだから、納戸には運べない。
体力も方法も、かなり難しそうだし…。
考えた結果は、ユフィの寝室のベッドの足元横に立てかけること。
ぴったりと計算どおりに収まってくれたし、ここなら仕舞い忘れはなさそうだから、安心していられる。
フローリングも掃除機とスチームモップで綺麗にして、テーブルの台、テーブルの上面、イス、電話台を運び入れてセッティング終了。
全部で2時間くらい掛ってしまった。
「出来ましたねえ、自分で自分を褒めてやりたい」気分。
でも、帰宅したジャックもサーヤも何も言わない。
『大変だったのよ、一人でやったのよ』と大声で言いたい気分だ。
次の日、「片付けたのよ」「うん、スッキリしたね」だって…。
『一人でやったのよ』と大声で吹聴したいのに。
この調子だと、敷物を戻すときも一人でできる、と思われるかもしれない。
『筋肉がついて力が出るようになっている』のだとすると、ジム・ファーブスの10ヶ月近くの体験としか考えられない。
一人では難しそうな家具の入れ替え、簡単ではなかったけれど何とかなった。
カーブスで、お金と時間を掛けただけのことはあったのかも…。
ちなみに、フローリング工事や、夏物のイグサの敷物を購入した下北沢のお店、8月いっぱいで閉店らしい。
親切なおじさんだったけれど、体調でも崩したのかな?
これでいよいよアマゾン購入の機会が増えてしまいそう。
便利なのは確かだけれど、実物は届くまで色柄風合いが分からないのは、仕方ないと我慢するしかないか。 |