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サーヤの記事
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坂道の多い我が家のアッシー 電動自転車

やました家は密集した住宅地にあるため、狭くて一方通行の道路が多い。なので、我が家は車は不便であるため免許を持つことなく、主に自転車生活です。
しかし、その自転車生活も辛い点が一つだけありました。
それは坂道が多い地域ということ。
ちょっとそこまで…でも、急な坂を延々と下りたり上ったりとかなりハード。それでも一家全員、歩くよりは自転車の方がマシだから…と頑張ってファイトしてきました。

が、つい最近、サーヤはとうとう挫折しそうになってしまいました。
10月から始めたジム通いに自転車を使っているが、ジムで足腰がヘロヘロになっているのに、自転車で急な坂を上ったりしなければならない…慢性腰痛も抱えているのに、しんどい…。
いやいや、まだ一応は若いのだから、坂道ぐらい我慢しようじゃないか、これも一つの運動になるさ…と思いつつ、一ヶ月以上頑張ってみましたが。

もういやだ、もうだめだ、挫折しそうだ、ジムにではなく坂道に。

ふと、頭の中で悪魔の誘惑が聞こえてきます。
「電動自転車 買っちゃえよ~」
いやいやまさか、週3回30分間のジムのためだけに、そんな高額な買い物なんて。
もっと長距離を走る人とか、子供連れとか、大量の買い物をするとか、老いてきたからとか、ならまだしも、自分まだまだ若いでしょ、ジム通いの坂道が辛いからってだけで電動自転車ってそんな贅沢な、忍耐が足らないぞ自分。

(そしてまた坂道上り下り) ゼイゼイ、ヒイ、フウ…ハァ…ゼェ……

ネット通販画面の前でポチッと購入ボタンを押すサーヤ。
多少呆れ顔のジャック父とユフィ母。
自分の働いた金での買い物だ、文句は言わせない。その代わり使いたいときは使ってもいいからネ。

さて、サーヤはこれまで電動自転車というものに興味がなかったので、そのへんの情報は皆無です。
ネットで調べてみたところ、電動自転車と言えば有名どころは「ヤマハ」「サンヨー」「ブリジストン」「パナソニック」のようです。それぞれ特徴がありますが、「パナソニック」は調べれば調べるほどこれは欲しい!と思わせるものばかりでした。

参考までに、各メーカの特徴を。
ヤマハ 電動自転車を最初に作ったメーカ。それだけに基本性能が優れており安定性がある。ただし目新しさはなく、他メーカと比べて高額。
サンヨー 個性的な機能があり、長距離向き。他メーカと比べて安価。
ブリジストン これといった特徴や個性はないが、ママチャリや子供同乗モデルとしては評価が高い。
パナソニック シンプルかつ堅実な作りで、細かいところで便利な機能が多い。目的別のラインナップ豊富。他メーカと比べてやや高め。

というわけで、坂道が多くそれぞれの便利な機能が欲しいと思わせる住宅事情から、「パナソニック」に決めました。次は機種ですが、一般的なものとしてはビビシリーズが有名のようです。
まずパナソニックの電動自転車というものを調べてみると、これが凄すぎる、パナソニックって電動自転車の専門メーカだっけ、と思うほどの大量の品揃え。多すぎてどれを選んで良いやらとウロウロしてしまうほど。

まずは目的別から絞り込んでみます。優先したいのは「家庭用(買い物にも活用)」「デザイン」。どうやらビビシリーズは主にこっち向き機種のようです。
通勤用・シティ用のデザインにも惹かれましたが、買い物で沢山の荷物を載せるのは無理そうなのであきらめることに(マサムネをケージに入れて病院に連れて行くことを考えるとね…)。

絞り込んでも、まだまだ多すぎるほどの品揃え…あとは好みのカラーで絞り込んでみるか…としたら「ハッ、サーヤのイメージカラーのオレンジ色がある!しかもなかなか好みの色合い!」ということで、ポチッと購入ボタンに直行しました。
最初はシックにブラウン色にしようと思っていたんですが、よく考えたらこの地域は自転車利用者が多く、スーパーや駅周りには大量の自転車がギッチキチに詰め込まれているので、自分の自転車を見つけるのが一苦労なんですね。いま使っているのはシルバーですし…。
オレンジ色にしたら探し出しやすいし、目立つ方が防犯効果もあるし。(盗んでもカラーが目立つから売り飛ばすのでない限り、この地域では利用しづらいはず)

といわけで、購入したのは「ビビチャージ・D」という機種です。
チャージというのは、坂道を下ったりブレーキをかけることでバッテリーを回復させる機能がついていることで、バッテリーの持ちが良くなるというものです。これは坂道が多い地域にはかなり有効活用できますね。

以上、欲しい機種を探し選び出し、それを入手するにはやはり店ではなく通販の方が確実なんですよね。比較的安価に手に入りますし。
店で買おうとすると、メーカも機種も店員の好みによって置かれている一部しかないので、好みのものがなかなか見つからないと思います。
ただし、通販で買うと保証書などの郵便のやりとりが別途必要になるし、防犯シールは購入証明書を持って自転車専門店に行かないといけないので、そのへんの面倒さがあります。特に自転車にこだわらない人は近くの店で簡潔に済ませるのが良いでしょう。

そして十日後、これが届きました。
ダンボール紙に包まれた自転車
届いた時はサーヤが出勤中だったのでユフィ母が受け取りましたが、宅配便の業者は運び込むのに苦労していたみたいです…。

カッターでダンボールを解体ハンドル部分が見えてきた
段ボール箱を解体していきます。一見は雑のように見えますが、実はけっこう厳重に梱包されていますね。

かご部分が見えているようやく全体が見えてくる
解体しながら、少しずつ姿が見えていくのが何か楽しくて嬉しい

旧式と新式を並べて比較
全体像はこんな感じ。向こう側にあるのが今まで使っていたシルバーの普通自転車。
電動自転車けっこう大きいです。これは同じ機種でもサイズが二種類あって、高身長の人向きの大きい方を選んだのです(サーヤは164cm)。
大きさもあるのですが、やはり電動自転車はちょっと重いです。使い慣れてくると気にならない程度ですが。

まず、この時点でちょっと感動したのが、この自転車は後ろのスタンドを立てると、自動的に前輪とハンドルがコチッと固定されるのです。スタンドを立てても、前輪やハンドルがフラフラしてると位置が大きくずれたり倒れたり、隣に置いた自転車に寄りかかったりで困る点があったんですよね、これが改善されるのはかなり大きいです。


左ハンドルの部分に電動アシストの設定パネルがあります。いろいろとボタンはありますが、主に使うのは電源ボタンとアシスト力三段階の上下ボタンのみ。
切り替えボタンによって、電池残量・カロリー算出・距離が表示されますが、カロリーや距離はどうでもよいので、電池残量を表示させるのみで放置です。
ライトボタンは自動点灯にするか、手動点灯にするか、くらいで自動点灯するだけで放置。
なので、実際に使う分にはごくシンプルで使いやすいです。
なお、パワーは大、オートマチックは中、平地充電は小…というアシスト力三段階という感じです。私の場合、普段はオートマチック、急な坂を延々と上る時にパワーに切り替えています。

鍵付きバッテリーバッテリーの残量ボタン
自転車の胴体部分にバッテリーがついています。どこかに置くときにバッテリーだけ盗まれることがあるのでは…と思っていましたが、鍵付きだったんですね、安心です。
電池残量は手元のパネルで確認できますが、バッテリー本体の「押」ボタンを押すと、ランプがついて残量がわかります。パネルがあるのにわざわざここにも…と思ったら、これを取り外して室内で充電するときにバッテリー本体を押して確認することができるのですね。

後輪タイヤについているロック部分3本のキー
タイヤ固定のロック部分です。この自転車にはキーが3本ついていました。構造的にサビにくいので、老朽化して固くなることはなさそうです。取っ手部分が太く丸いので、掴みやすいです。
今までの自転車にも似たようなロックはついていますが、キーが昔のキザキザ構造なのでサビてきて固く、使いづらくなっていました。


付属部品です。バッテリー充電危機と、その蓋(左下の黒い部品)。ファッションキーキャップと3本のキー。


このファッションキーという付属品が個人的に嬉しかったです。カラフルで目立つので見失うこともないし、購入した自転車のカラーに合わせて使えるのがいいですね。
もちろん、購入したのはオレンジ色なので、オレンジ色のキャップをキーにはめ込み、使っています。

さて、自転車を購入したらすぐに自転車本体に乗って購入証明書(付属してきた書類を全て持っていけば確実)と身分証明書を持って近くの自転車販売店に行き、防犯登録シール(500円)を入手しなければなりません。
これは法律によって義務化されています。(別に守らなくても罰則はありませんが)
詳しいことはこらちへ。警視庁-自転車防犯登録

この防犯登録のために近くの販売店へ行こうと、さっそく初乗り…。ワタミのタクショクでパートした時に電動自転車に乗ったユフィ母のコメントでは「最初のペダルひとこぎで一気に加速するから気をつけて」とのことなので、まずは私道からちょっと練習。
確かに最初のひとこぎで一気に加速するのにビックリ。これは慣れないとちょっと危ないですね。信号待ちの時にペダルを踏んだままでいるのは危ないわ。必ずブレーキを握っておくか、ペダルから足を下ろすようにしないとです。

慣れてきたところで、いざ出発…おお~たいして力を入れていないのにドンドン進んでくれます。これはすごく楽でいいです。
ただ、普通の自転車に長年慣れていると、実際の力加減とスピードが異なるのでしばらくは違和感があったり、おっとと…と戸惑うことがあるので、やはり慣れておかないといけません。

坂を下りるときは、自転車が自動的にブレーキかけて減速してくれるのがビックリでしたね。ブレーキハンドルを握りっぱなしにならないで済むので楽です。
ただ、ブッ飛ばしたい人には下り坂をハッスルして漕がないとならないので(逆に危ないな…)、電動自転車が良いかどうかは好みが分かれるなと思いました。

さて、一番気になる急な坂道を延々と登ることができるかどうか。ドキドキしながら上ってみます…感動です、超感動です、あれだけ苦労した坂道をスイスイ~と上るときの心地よさといったら…これはクセになっちゃいます。

おかげさまで、ジム帰りでヘロヘロになった足腰でも、坂道が楽々登れるので「これでジムを続けられるわ!」と思いました。
何事でも、通勤などの日々の習慣が楽になるというのは大きいですよ…これならマサムネをケージに入れて病院に行くのだって、喜んでしちゃいますよ!!

やました家の新しいアッシーとして大活躍してくれそうです、電動自転車。
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