マサムネ君が血尿が出たり、膀胱炎発症して、夜間のペットの救急病院に行ったりと、続けて起こった事件についてはリビングのページでご紹介したとうり。連続3日の点滴でなんとか通常の元気を取り戻しましたが、病院の先生から、定期的に点滴の必要があります、と教えられました。
人間に例えれば、腎臓疾患の患者さんに人工透析が必要になるように、マサムネ君にも必要になるのだそうです。人間の場合通常、週に2回、重症になってくると3回になるといいます。
ところで、先生からは自宅での点滴を勧められました。一つには費用の問題、一回の点滴では4.000円かかります(払うのはサーヤなんだけど)。自宅でやればいわゆる材料費だけの700円で済みます。もう一つは通院のこと。我が家は引越しする予定があって、現在、自転車で行けば10分もかからずに行けるのですが、引越しすれば電車、バスを乗り継がねばなりません。
ということで、自宅点滴をやることに。病院で「講習」をやることになりました。一回目はサーヤと。後で参考にするために10分あまりの様子を動画に撮ってもらうことに。先生に教えてもらいながら、なんとか終了。先生から“お父さんのいいところは、針を刺す時にスムースに一気に刺したところでした”と。どうしてもためらいがちで、やり直す人が多いのだとか。あまり誉められた気分じゃなかったんだけれど。
●針がキャップからうまく外れない、看護師さんがおてつだい。
●えい、やっ、手ごたえあり。輸液の後方にあるのは圧迫袋、点滴液が早く送られるようにするものだが、袋に入れると中身が見えなくなるので私達には使うのが難しい、我が家では先生に教えられたように、サーヤが手で押さえて液を送り込んだ。
●“ナニやってんの” といった感じだが、我が家ではそうもいかなかった。
一週おいて2回目はユフィも一緒に。今回は間違えない限りは先生は口を挟まない、と言う事で実施。事前に動画見て、頭では覚えていたつもりですが、時々つっかえますね。
どんな風にやるのかは以下、一駒ずつ写真に撮りましたので参考に。
自宅点滴 第一回
●点滴用具一式 ラクテック注250ml クレンメ(輸液と針を繋ぐチューブ) 消毒用アルコール綿 針 鴨居からS字のフックを取り付ける
●クレンメを取り出す、左端は針、右端は輸液に差し込むもの、途中にある緑の部分は輸液を開いたり閉じたりする白く丸いローラーが付いている
●輸液が冷たいといけないので、常温になるように温める プラスチックケースにタオル敷いて、我が家の診療台に
●輸液を取り付ける
●1回125mlなので半分に印を付けておく
●輸液のシールをはずす
●クレンメのキャップをはずす
●輸液容器にクレンメを差し込む、かなり力が要る
●針をはずす、用意されたセットには長い針が付いているので、これをはずして、専用の針に変える
●針を取り出し、クレンメに取り付ける
●針の用意よし、ジャックは右利きなのでマサムネ君は左向きに。
●消毒綿で刺す部分を拭く、これは消毒の意味は勿論だが、刺す部分の毛並みを分けて、よく見えるようにする意味もある
●針を刺す前に、クレンメのチューブの部分に空気が残らないように、一度クレンメを閉じて、点滴液をためる部分を押して少し液をためる。クレンメを開けて、針の先端まで液が届くのを確かめる。確認してから再びクレンメを閉じる。(この手順が慣れないと、針の先端から液が飛び出す失敗が起きる)。
●痛っ、とは言わなかったが、そんな顔、針を刺した瞬間
●マサムネ君が動いて針が外れるといけないので針の近くを持っている。●終わった針はケースに戻す
●今日は自宅での初めての点滴、病院での講習の時はお腹くらいの台だったので、うまく背中に刺したのだが、しゃがんだ姿勢で行ったせいか、少しお腹のほうに寄って刺してしまった。左足の方に輸液がたまってしまった。
●ご苦労様、大好きなおやつをあげる。針を刺した跡が生々しい
やれやれ、病院ではまことにおとなしく点滴させたのですが、やはり自宅ではわがままが出るようで、尻尾をぶんぶん振り回していたようです。途中逃げようとして針がはずれるハプニングも、針を刺しなおす始末に。3人がかりの点滴、日曜と水曜にやることにしたのですが、水曜はユフィと二人の予定、ところが輸液がどこまで減ったか、しゃがんでいると見えないので、やはり3人必要、という結論。
ジャックとユフィが毎日血圧を測るように、マサムネ君も週に2回の点滴で、健康生活維持しましょう。 |