やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
読切
TOP > リビング > ペット

マサムネ君 「お手」に挑戦した日

それはあるテレビ番組から始まった

マサムネは3月3日生まれ、現在16歳になったばかり。
ユフィがマサムネに「お手を教えたのは数年前」のことだから9歳にはなっていたかな
中年のネコに芸を仕込むのは「難しいのでは?」とは思ったものの、「もしかしたら」との思いもあっての挑戦でもあったわけ。

きっかけはある動物番組、「ネコでもお手ができる」ということでの画像だった。
犬ならともかくも、ネコに芸は必要ないと思っていたし、母のペットだったから躾が甘くて「下の躾もきっちりとはできていない」マサムネだ。

覚えるかどうか、と半信半疑で始めたところ「しっかり手を前に出す」ところまではいかなくとも、手を上げることはあげられるようになった。
頭が良いというよりは、ものすごい食いしん坊なだけかも知れないが、おやつをあげる度に強要すること何日か。

すっかり覚えてしまい、「待て」「お手」「おかわり」は定着した。
食いしん坊だから、「待て」で座って待つのが一番の苦手で、直ぐに立って食べ物を要求する。
そんなときにはお尻を押さえて落ち着かせなければならない。

サーヤに言わせると「まっすぐ前に出さないから、お手には見えない」のが欠点とか。
右手は右方向にずれて横向きに出すし、左手も右に出すから、なんとなく手を上げているように見えるだけなのだが、マサムネは「お手」をしているつもりのようだ。

しっかりとおやつを口にして、満足げではある。
おやつだけではなく、常食のカリカリの時にも「お座り」「お手」「おかわり」を要求されるから、覚えたての時には面倒臭かっただろう…。
夕食時の全員食事の際は、支度に忙しくて省いているが…。

現在でも、ユフィの気ままに付き合ってくれてはいるが、ネットで調べてみて驚いた。
自由気ままなネコに芸を仕込むには、「クリッカー」と言う小さな音の出る道具を使用しての訓練法があるらしい。
ネット上での写真でも、しっかり「お手」しているから、覚える子は少なくはないのだろう。

食いしん坊な子は上達が早いのだとか
飼い主の言う通りにすれば、絶対におやつはもらえるのだから、おやつ欲しさで懸命になる訳だ。
その上に「いい子ね」「おりこうさん」と褒めてもらえるのだから、気分はよいはず…。

動画には、「お手」以上の芸をこなすネコもいっぱいいるらしい。
「お手・おかわり・両手・ハイタッチ・お回り・伏せetc…」って犬かい!
「ネコの芸トレーニング法」まであって、唖然としてしまった。

でも、色々な猫たちがお手をしている写真には、ものすごく癒されてしまう。
子ネコの純粋に「エサ・おやつ欲しさの必死の目」には、もう参ってしまった。
アメショーも多く居て、しっかりと「お手している」から、マサムネは負けているかも…。

でも、我が家のマサムネは幼い時に躾けたのではなく、10歳近くになってから覚えたのだから身びいきで「凄い」と褒めてあげたいのだ。
で、写真なのだが、逆光で黒っぽいのを処理したので余り鮮明ではないのが残念。
右手から
右手が流れる
ハイ、右手を持った
左手を上げる

しかし、ネコとはもともと気ままな動物だから、無理強いは良くないとだろう。
たまたま我が家のマサムネは無類の食いしん坊だったし、頭も悪くはなかったのだろうし、信頼関係 も築かれていたのだろうし、色々な要素があっての成功だったのだろう。

岩合さんの「世界ネコ歩き」で見る「自由気ままなネコたち」はやっぱり魅力的だ。
「夫婦喧嘩をすると、二人で観る」という人もいるとか。
余りいじくらずに、ネコの特性を大事にしながら、一緒に仲良く暮らしたいもの…。
▲ページTOP