16年間続いたのはパック入り鰹節だけ
先日の3月3日、マサムネ君は16歳の誕生日を迎えた。
誕生日祝いに大好物の「ビンナガマグロの刺身」を用意したかったのだが、なんと雛祭り用の食材ばかりで「ビンナガマグロの刺身」は見つからなかった。
家族全員でとる夕食の席では、マサムネ君がいつも一番乗りで待っている。
仕方が無いのでレトルト入りの大好きな「銀のスプーンプレミアム 三ツ星グルメ まぐろ入りかつお 15歳以上」をあげることに。
人だったら「誕生日なのにいつものやつかい」と文句を言いそうだが、いつもの夕食のレトルト3種類の中では一番好きだから、文句も無くぺロリと完食した。
1月の「吐く 食欲無し 激痩せ 連日の病院通い」の結果、サイエンスの「ヒルズ プリスクリプションダイエット」という腎臓サポート用のエサのおかげで、すっかり食欲は戻っている、というより、以前よりも太ってしまったみたい…。
痩せてガリガリ、毛艶のない状態で寝てばかりのマサムネに心配していた家族は、食べたがると喜んでなんでも与えたようになってしまっている。
ということで、夕食のレトルトも「三ツ星グルメ40g」では足りないときもあるくらい。
次の日に、スーパーで「ビンナガマグロの刺身」を見つけ、1日遅れで食べさせたが、マサムネ君にはわかっちゃいないだろうな。
さて本題の「おやつ」の話しだ。
小さな頃から食いしん坊のマサムネは、エサ以外に棒状の『ネコちゃんのおやつ』を食べていた(最近は目にしない、もっと美味しいおやつがたくさん出ているからだろう)。
このおやつは、当時はスーパーには置いてなくて、渋谷の東急デパートから続く地下街の「ペットショップ」にしかなかったもの。
渋谷に行く度に、そのベットショップに寄っては手に入れていた特別製。
若くて元気なマサムネ君はよく脱走したのだが、このおやつの袋を振ってガサガサさせながら『おやつよー』と呼ぶと、かなりの確立で戻ってきたから大好きだったみたい。
ジャックの仕事帰りに、よく買ってきてもらっていたっけ。
その内に下北沢のペットショップやスーパーでも置くようになり、かなり頻繁に食べられるようになった頃、流石に飽きたのか喜ばなくなった。
美味しいおやつは時々が嬉しいものだが、毎日もらえるようになったら飽きるのだろうか。
それからは、新しいおやつを探していろいろと試すことに。
他の棒状のおやつも試してみたが、何が不満なのかダメでそっぽを向いてしまう。
食べるものもあるのだが、直ぐに飽きてしまうようだ。
最近テレビコマーシャルですごく流れている、ゼリー状やスープ状の食べ切りサイズのチューブ状タイプは、お気に入りなので薬を混ぜるときにはとても重宝。
少し高価なのと、後始末がベタベタして面倒なので、毎日のおやつにはちょっと?
そして見つけたのが、最近出た「銀のスプーン ハッピークランチ」の二つ。
ピンクが「シーフードとチキン」、グリーンが「毛玉ケア シーフード」。
よく見ると猫の毛の色合いも白黒と白茶黒で違っていて、カリカリタイプなのだが違う味との組み合わせ。
モンプチ製では1回ずつの包装もあって味がいろいろもいろいろなのだが、これはチャックで密封できるタイプなので、適当な量があげられて便利なのだ。
朝昼晩の食事と、4時のおやつタイムには、しっかりとどこからか現れておねだりする。
朝のおやつはジャックが早朝で一番最初、そしてサーヤの出勤前の朝食時、ユフィの昼食時とおやつの時、夕食は全員揃って食べるのでおやつではないらしい。
夕食時におやつをあげると、とても不満そうにするから…。
1日に4回のおやつで、ずっーと飽きずに16年間続いているのは『まるとものかつおぶしパック』。
3グラム入りなのだが、ジャックとの早朝おやつでは1パック全部食べたがるらしい。
サーヤとユフィの朝食では、半分か1/3で我慢させられている。
昼食は「ハッピークランチ」を適量で、おやつ時間にはどちらかをもらう。
おやつやレトルト・缶詰には飽きるものもあるのだが、『かつおぶし』は飽きないみたい。
一度「生かつお節」をジャックの実家から持ってきた古い削り器で、削って与えてみたことがあったのだが、これは見事に大失敗。
全く食べてくれなかったので、冷蔵庫の中でそのまんま…。
何が違うのか、聞いて見たい気もするが『好きなものは好き 厭なものは厭』なのだろう。
このパック、以前スーパーで買っていたら『今日はお安い?』と聞、「いえ、猫用です」と答えたら「あら、家もよ」と返事が返ってきて、お互いに笑ってしまったこともあった。
『ネコにかつおぶし』とはよく聞くが、アメリカンショートヘアは洋猫だよ、とサーヤ。
洋でも和でも好きなものは好きなのだから、16年間ずーっと食べ続けて飽きないおやつは『かつおぶしのパック』ということなのだろう。
ちなみに間に合わせなら、他のメーカーのかつおぶしでも良いらしいのだが…。 |