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猫は炬燵で 長くなる

 マサムネ君は私たちの食事の時間になると、必ずどこからともなくやっきて、私のとなりに座って、私の顔を見上げています。いつも、晩の食事は一緒に始めます。

 ところでマサムネ君が我が家にやってくる前、15年生きたマルチーズの「ユメ」ちゃんは、炬燵の季節になると、食事が始まると、決まって私のあぐらをかいた膝にすっぽりおさまって、気持ちよさそうに眠るのでした。お孫さんのいるお宅では、お孫さんがおじいちゃんの膝が居間のようになっているのと同じです。

 さて、マサムネ君、いつの頃からかはよく覚えていませんが、寒くなってきて炬燵が出ると、もうその日から、自分のごはんを食べ終わると当然のように、私の膝上にやってきて、始めモゾモゾ態勢を確認し、やがて落ち着きます。炬燵で丸くなるんじゃなくて、両手を伸ばして長々と、あぐらでは頭がつっかえるのに比べて、身体伸ばすのにはこれがいいみたいです。これが30分もすると、私、痺れがくるんです、結構重いんです。でも、我慢するんです。ちょっと脚を組みなおそうとすると“うるせえな”みたいな態度取るからです。

 ところで、2年前にこの炬燵をテーブルと椅子式のものに変えることにしました。これは私たちの勝手で、特にマサムネ君のことを頭に入れていたわけではありません。セットをする段になって、“そういえばマサムネ君はどうするんだろう”という話になりました。“上までは上ってこないだろう”というのがみんなの所見でした。
 そして、ご飯が終わって、テレビに気を取られていたら、いきなりマサムネ君膝に飛び乗ってきました。座椅子にあぐら、ほど安定はしていないはずですが、とにかく乗ってやれ、ってなもんだったんでしょうか。それからは毎日が、習慣となりました。あぐでなくても、脚は疲れてきます、炬燵布団もずり下がってきます。時々、布団を引っ張り揚げて、脚を組みかえるのですが“うるせえな”の態度は変わりません。

 そんなマサムネ君がとまどったのが、ここ一週間前から。別項で紹介していますが、私が「ソケイ(腸ヘルニア)=脱腸 始末記 その1」の手術をしたために、しばらくお腹の上にマサムネ君を乗せることが出来なくなってしまったのです。ご飯が終わると乗ってこようとしますので、テレビどころじゃありません。マサムネ君いつご飯が終わって乗ってこようとするか見ていなくてはなりません。

 私の膝に足がかかった瞬間、サーヤが横から、どっこいしょ、と持ち上げて、自分の膝に抱え揚げます。“なんなんだ”といった表情、嫌がって降りるかと思ったら、そのまま。実は私の椅子に比べてユフィとサーヤの椅子は高いので、私の膝にいるように、テーブルの下に頭が納まりません。それでもテーブルに顔を押し付けて、収まってしまいました。
 あと数日はこの状態になってもらわなければなりませんが、自分からサーヤの膝に飛び乗るようになるのか、みんなで興味をもって見ているところです。

炬燵のマサムネ君
“狭いけれどしょうがない”
いつもは ここにいます
いつもはこの辺に居るのですが
マサムネ君いじられる
お姉ちゃんはすぐにいじる、うっとうしい
サーヤはいってしまった
お姉ちゃんはすぐにいなくなる
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