やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
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8月の絵は初期の寄せ描き

夏の3点
真夏の花と葉っぱの3点

初期の頃は、絵の中に年月日を書いていたので、1996/8/8と記されている。
5月から習い始めての8月の絵と言うこと。
もう18年も昔の話だから、記憶も飛んでいるみたい。

ただ、先生が、最初からユフィには「見たままを忠実に描く」と決められていたから、この絵も見たままに描かれていて、習い始めの絵にしては「まあまあの出来」だと思う。
形も大きさも色彩も「見たまま」だし、夏には近隣で目に出来る植物ばかりでもある。

上から「アベリア」 左下「ブーゲンビリア」 右下「ヤマイモの葉」らしい。
『らしい』というのは、例によって植物の名前をリサーチした結果だから…。
去年から絵と同じ花や葉を、見かける度に撮影していて、今回も写真と同じものを探した結果なのだ。

小花の蕾は、垣根などに使用されているよく見かける植物だが、葉や蕾の形はそっくりでも色合いが微妙に違っているのだ。
絵の蕾は紫系統なのに、写真の蕾はどう見てもピンクが強くて、後ろに見えている花が白い。
アベリアの蕾

「アベリア」は国産ではなく、「スイカヅラ科」系統の輸入物のようだ。
かなり歩き回って探したが、白い花しか見つからなかったし、リサーチしてもなかったから、絵の花は「幻の花」になってしまった。

小さな葉や先が膨らんだ蕾が、なんとも愛らしいから、「スイカヅラ」と言う和名がぴったりなのだが…。
『白いアベリア』は良い香りが漂うため、蝶や虫が集まりやすいのだとか。

次の「ブーゲンビリア」は、夏になるとよく目にする常夏イメージの花だ。
一番多い花色の「マゼンダ・紅紫色」の1輪と葉が1枚。
これもよく見ると「よく描けている」と自画自賛。
咲き誇るブーゲンビリア

ブーゲンビリアには花びらは無く、苞とガクで出来ているらしい。
3枚の苞の筋や形が、とてもキチンと描き分けられているのは、先生の「最初が肝心」の指導のおかげかも知れない。

最後の「葉が2枚」は、リサーチの結果、悩んでしまったもの。
「ヤマイモの葉・対生」なのか、「オニドコロの葉・互生」なのか、リサーチして迷ってしまったからだ。
ヤマイモにしては長さがなくて丸みを帯びているし、写真のものは線路脇に自生していた蔓性の葉っぱだが、そっくりなのに対生なのだ。
ヤマイモの蔓と葉

結果は「ヤマイモの葉」と言うことになるのだが、なんとなく釈然としない。
たった2枚の大小のこの葉も、かなりきちんと描かれていて、これから先のユフィの葉の描き方がよく現されている。
葉の筋を細く残して塗る手法だ。

最近白内障の手術をして、絵を描くことなど考えられないユフィにとって、5年近く通った「絵画教室」は懐かしく、また大切な思い出になりつつある
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