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8月 真夏の花なら ハイビスカスとひまわり
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沖縄の花のイメージ・ハイビスカス
鮮やかな色合いのハイビスカスは、多分鉢植えの花だったのだろう。
ともかく暑い夏の絵の教室で、鮮やかに艶やかに咲き誇っていたのだから…。
赤と黄色のミックスで、花芯は黒に近い深紅だ。
その花芯からスーッと伸びたしべは、赤い5つの花形の雌しべと、白い雄しべで構成されている。
しべは普通は余り目立たない色合いのものが多く、描くのに苦労するのだが、このハイビスカスに限っては白が際立っていて描きやすかった。
花も大きく直径で13cmある。
最近、知人が持ってきてくれた赤いハイビスカスは、直径が8cmくらいだったから、かなりの大きさだ。
13cmは今、実際に花を計った大きさ。
以前にも書いたのだが、ユフィの絵の先生は「見たまま、そのままを写すように描く」よう指導していたので、しっかり大きさも原寸大で色もそのままのはず。
今回の絵のために生の花を写真に撮りたくて、花屋なら間違いなくあるはず、と出掛けていった。
1件の花屋ではオレンジ一色のハイビスカスで、しべも同色であまり目立たない。
もう1件では、2色咲きの1鉢が売られていて、赤と黄色。
赤のしべはやはり同色、黄色は花芯が赤く、しべは黄色だった。
沖縄に行くと、ハイビスカスは雑草扱いだ。
常夏の島なので、1年中何処にでも咲いているのだから、ありがたみのない花なのだろう。
本州では、花の少ない暑い次期に咲いてくれる、いじらしい花なのだが、1日花なのがちょっと寂しい。
この絵のハイビスカスは、我が家の鉢植えの花たちの運命と同じく、いつの間にか消えたらしい。
ネットリサーチの結果、名前は「ロングライフ・ハイビスカスのアポロ」。
夜も咲き続ける花で、イエロー×オレンジと出ていたから、間違いはないと思う。
今回戴いた赤い花は、1回盛りが過ぎて次の花待ち状態で、蕾がとても小さい。まだまだ先の楽しみがあるということ…。
近所の店先で見つけたのが「白い八重咲きのハイビスカス」。
珍しいので写真を撮らせてもらったが、名無しの花らしく、リサーチには写真はあったが名前がなかった。
新種なのかな?
青空と輝く太陽が似合う花・向日葵
なのに、ユフィの描いたひまわりは、なぜか凄く静かな雰囲気だ。
このひまわりの名は「サンリッジのオレンジ」。
花屋で購入した小ぶりな花で、種になる部分が濃い茶色なのが特徴。
ひまわりの切花の種類は、水揚げをしっかりしてあげれば花持ちはかなり良い。
多分このひまわりも1週間は持ったのだろうか。
それとも、鉛筆でデッサンした後の色付けは、同じ種類の別の花を買ってきたのだろうか。
1枚1枚しっかりと花びらの数を数えながら、ぐるりと一周した最後の部分で、花びら1枚分足りなくなったという記憶が残っている。
そして、この絵をとても気に入ってくださったジャックの仕事先の奥様に、「欲しい」と言われて困ったことも覚えている。
ジャックは自分が絵を描かないから、1枚くらい「気に入ってもらったお礼にあげても…」と言うのだが、1枚ずつ花びらを数えてデッサンし、花の色、花の中心の花粉の色、一つずつに思い入れがあり、「どうしても譲れなかった」と言う、苦い思い出もある。
そんな思い出が「静かな雰囲気」にさせているのかもしれない。
そのお詫びに3月の雛祭りには、『昔風の立ち雛』を日本画風に描いた色紙を贈らせてもらったっけ。
この色紙のお雛様は、3~4枚くらい書いて、贈り物にした。
贈る人に合わせて、着物の色柄を変えられるのが楽しかった。
ただ、1回に1度きり描く絵は、愛着もあって譲るのはとても難しい。
ひまわりも我が家にはないので、線路脇まで写真を撮りに行ってきた。
種から芽吹いて伸びていたのを、買い物途中に目にしていたから、探す手間は省けたし…。
ネットではごく普通のひまわりは、沢山種類があって『園芸用のひまわり』というつれない名前。
でも、「ソニア」が近いかもしれない。
他には、食用用、油料用などもあり、そう言えば「ひまわりの種」はハムスター用の餌で買ったこともあったっけ。
ひまわりの油は有名だし、殆どがこの油用らしい。
ひまわり畑は油用の種を採る畑なのだ。きっと…。
「日廻り」が語源とされていて、若い茎や咲き始めは日を追って回るらしいが、花が咲ききった後は回らずに多くは東を向くとか。
別名も多く、日車、日輪草、日向葵、等々10以上もあるらしい。
いかに身近な花だったかが分るし、ハイビスカスとは違う点だろう。
白に近い色の「イタリアンホワイト」「レモンエクレア」などという美味しそうな名のものや、「リングオブファイヤー」などという赤いひまわりもあり、八重の「テディベア」なんて名前のものも出回っているみたい。
ひまわりは、やはり青空に大きく高く咲いていて欲しい。
いかにも夏らしい花なのだから…。 |
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