TOP > リビング > 季節にあわせて(絵・置物) |
|
6月 青梅は梅雨入りとともに/初夏の花アマリリス
|
|
入梅と初夏は同じ時期?
梅雨はつゆ・ばいゆと読むが、日本だけではなく、朝鮮半島・中国の沿岸・台湾などの東アジアに広く見受けられる気象現象で、5月から7月にかけての曇りや雨の多い期間のことをさして呼ぶらしい。
梅雨の時期に入る頃を「梅雨入り」や「入梅」と呼び、春の終わりとともに夏の始まり(初夏)とされてきた。
今年の梅雨入りは早かったが、すぐに「梅雨の中休み」が来たため、『梅雨入り宣言は早すぎたのでは…』とユフィは思っている。
気象予報は難しいらしいが、ジメジメシトシトは好きではないから、梅雨は短いほうが嬉しい。
ちなみに「つゆいり」と打つと『入梅』と画面上には出てくるから、音は違っても字は同じなのだろう。
この青梅の絵は、何年か前にあったお向かいさんの庭の木の梅。
30年以上も親しくしていただいたお宅で、広い庭には古い桜が3本、梅の木が5本あった。
この地域は昔、梅林だったとかで、最後の1本が2つ道を隔てた古いお宅に残っている。
初春には梅の花、春には桜を愛でた懐かしい思い出。
6月には青梅採りが恒例の行事だったが、男世帯のお向かいさんは少しだけ知人用に取っておいて、後は全部我が家でくださった。
ユフィは梅の砂糖漬けによる「梅ジュース」作りが好きで、何本も作っては来客に『梅寒天ゼリー』をご馳走していた。
夏場の氷を入れた炭酸割りの梅ジュースは美味しかった。
最後の梅でサーヤに頼まれて「梅酒」も作ったが、まだ少し残っている。
大きな梅の実で、完全無農薬、実を落としてすぐに漬けるのだから、美味しかったのだと思う。
母はこの青梅を熟すまで置いておき、昔風の梅干を漬けていた。
梅の実一つに、沢山の思い出が詰まっている。
ここで書き方の工夫を一つ。
青梅は緑一色のため、葉の色も工夫して表と裏では色味を変えている。
大きな葉と小さな葉も少し違うし、葉脈も見たままに写すために鉛筆下絵の線を白く塗り残して、後から薄い色で塗るのがユフィの葉脈の塗り方だ。
実には明るい丸い感じが欲しいく、黄味を足して若い緑色にしている。
どの色もそうなのだが、単色では塗ることはない。
何色も混ぜ合わせてから、一番近い色味を探して塗っていくし、塗り重ねることで色を出す場合も多い。
6月・初夏と言うことで、爽やかな雰囲気を出したくて、白いフレームの額に変えてみたが、慣れないので落ち着かない。
軽い感じにはなったと思うが…。
この梅は湯河原の友人の別荘のもの、木が若いので数も少なめ。
初夏の花・アマリリスははみ出し?
この絵は小さな画用紙からはみ出しそうな大きさで、額とのバランスが全く合っていない。
絵の教室で描いたのではなく、我が家のアマリリスを自分流に描いたものだからだ。
大きな画用紙の持ち合わせがなく、仕方なく手持ちの画帳の大きさで間に合わせた。
教室では、先生が画用紙を絵の素材に合わせて配ってくれたので、自家製の絵は窮屈になることが多い。
「見たとおりに描く」が先生の教えだから、縮小することなく原寸大で描いた結果だ。
というよりは、素人なので縮小の絵は描けなかったのだ。
鉛筆で長さや幅をひとつひとつ確かめて描くためでもある。
それにしても大きな花だ。
小さな画用紙で間に合わせた結果、花の大きさはいや増した感がある。
青梅は緑一色だったが、このアマリリスは薄いピンクが80パーセント以上で、茎と花の中心に若い緑が見えている。
花も花弁によって、薄色と濃い色を描き分けていて、花弁の中心の白い筋がアマリリスの特徴を現している。
よく見ると、花弁全体にピンクの細い線が走っていて、この花も「見れば見るほど見えてきた」ことが分かる。
中心の若い緑のぼかし具合が上手くできたように感じられるが、先生には見せていない絵なので完成度は今一つかも…。
それでも、何年も経ってからじっくりと眺めていると、ふわっとした柔らかな印象が感じられた。
花の大きさに圧倒されて、めしべとおしべが目立たないのだが、実際の花もそうなのだから良しとするかな。
いま玄関先で咲いている赤いアマリリスも、大きくて見事。
4輪と3輪が並んで咲いているが、ピンクのアマリリスはいつの間にか消滅したらしい。
多年草で原産地は南アメリカ。
花色は白、赤、薄紅などがあるとか。
球根から育てるのだが、成長が早くて手が掛からないらしい。 |
|
|
サントリー酒類
売り上げランキング: 10,151
|
キリンビール 洋酒
売り上げランキング: 1,501
|
|