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世界の胡椒 ポナペブラック

ミクロネシアの最高香辛料

 仕事先の友人から、“たまには銀座で一杯どうですか”とのお誘いがあったときのこと。日常、居酒屋主義の私としては、緊張するお誘いなのですが、ほとんど足を踏み入れたことのない銀座のバー、覚悟を決めて出かけました。
 カウンターだけの店、10くらいのスツール、バーテンダーが二人。友人はなじみですぐに話が弾み始める。
 私はカクテルは分からないので、バーボンをストレートで頂くことに。初めての客って、店の人はすぐに分かるんだよね、少し話しを振ってくれるんだけど、散発。
 まあ、こっちは素人だから気取ってもしょうがない、と、ずらりと並んだ酒の棚を無言で眺めていたのですが、突然目に入ったのが『ポナペブラック』のボトル。
“あれ、ポナペブラックがある”と、突然独り言のようにしゃべったので、全員私に視線が。“えっ、ポナペブラックご存知なんですか”とマスター。ここからはしばらくポナペの話で私の出番になっていきました。

 そう、ポナペブラックは世界でも珍重されている胡椒なのです。世界で二番目に雨量が多いといわれるポナペは胡椒の栽培にも適している所。
 話が遅くなりましたがポナペは、ミクロネシア諸島にある島、ダイビングや釣り人の間ではよく知られた島ですが、一般の人の旅行先としてはほとんど知られていない島。
 私は、この銀座での出来事の数年前、同僚の知人がポナペにロッジ風のホテルをオープンするので、行って見ませんか、とのお誘いにいそいそと出かけたことがあったのです。
 島には企業といえるものはほとんどありませんが、アメリカ人が経営する胡椒栽培の会社があると聞いて、訪れてもいたのです。当然白と黒の胡椒を土産に買ってきました。この旅行には、ユフィもサーヤも同行しているので、旅行記はまた別項で紹介したいと思っています。

 銀座のバーではマスターが、サラダにポナペブラックを振って出してくれたりして盛り上がりました。マスターも島自体には行ったことはないそうですが、この胡椒のことはよく知っていて、ボトルも面白いので、調味料としてではなく、洋酒のボトルと並べて置いていたのだそうです。
 ちなみに、ポナペの胡椒には、ポナペホワイトもあります。


上の写真はポナペ島の胡椒工場での選別の様子、下は同じポナペの胡椒・ポナペホワイト。

我が家のポナペ胡椒
我が家でも勿論、ブラックとホワイトを欠かさず使用しています。
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