説明するまでもないかもしれないけれど、ジョシ コウコウセイ(JK)の略ですね。JKたちの風俗への入り口になるバイトとして、危惧されていることです。過日、NHKの「クローズアップ現代」でも取り上げられ、その問題点、現状などが報告されました。
この番組を観ていて思い出した言葉があったので、取り上げる事にしました。
アメリカの人気作家である、ローレンス・ブロックの作品は、ジャックも大好きで、中でも「マット・スカダ」シリーズはずいぶん読んでいます。スカダーは私立探偵。恋人になるのが事件で知り合った、高級娼婦のエレイン・マーデル。
ローレンス・ブロックの作品は「殺し屋ケラー」シリーズや、一睡もしない病気にかかってしまった「怪盗タナーは眠らない」などいくつかの人気シリーズがあります。どれも、簡潔な語り口、しゃれた会話がアメリカ判 池波正太郎ともいえる作風で、その作品群もハードボイルドな雰囲気に満ちた傑作そろいです。
さて、本題。どの作品だったかは探し当てるのが大変なので、言葉で意訳して紹介。エレイン・マーデルがスカダーと付き合い始め、知識欲が増してきて、地元のハイスクールの通いはじめるのです。そしてある日スカダーにこう言います。“ハイスクールの生徒がある日突然、娼婦になったら問題だけど、娼婦がある日、ハイスクールに通い始めたら、ちょっといいことだと思わない”てなことを、言いました。けだし、名言として、このシーンを読んで以来、なにかにつけて思い出すのです。
人が犬に噛み付くような、JKのニュースはまず生まれないだろうけれど。
マット・スカダーシリーズの最新刊は
「償いの報酬」 491ページ 二見文庫
ローレンス・ブロック 二見書房 売り上げランキング: 209,609
|
ケラーシリーズ
「殺し屋最後の仕事」 452ページ 二見文庫
ローレンス・ブロック 二見書房 売り上げランキング: 263,423
|
「怪盗タナーは眠らない」 297ページ 創元推理文庫
ローレンス ブロック 東京創元社 売り上げランキング: 344,743
|
|