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新シリーズ・必殺仕事人に思う

初回を見て、半分でチャンネル変更した

新シリーズの始まりのための宣伝で、2~3日前に前回の「新・必殺仕事人」をたまたま見ていた。
パソコン仕事も一段落のお茶の時間で、なんとなく見てしまう。
東山らのジャニーズ事務所の若手が主役。
ハンバーガーやら何やらの食べ物が出たり、新機軸を狙っている様子なのはわかるが、?
で、ちらりと見た新番組でも「蜆とにんにくの素麺炒め」などが登場。
なにかピンと来ない。
大体ピアスした仕事人って、どうなの?

時代劇が衰退したからといって、なんだか分からない新機軸というのもいやだなあ。
それでも、時代劇が続けばオッケーということなのだろうか。
さすがにNHKの時代劇には、ピアスは登場しない。
安心して見ていられるが、「面白くない」という人もいるのかも…。

シルバー世代以上の人は、「黄門様」や「桃太郎侍」などに馴染んでいたから、いやだろう、と思う。
さすがに「黄門様」の時代は、サーヤには古すぎるけれど、一番最初のシリーズは見ていた。
何回か主役交代があり、最後の里見浩太郎あたりで、サーヤまで「えーっ」と言っていたから、打ち切りも無理がないのかも。

それでも、「桃太郎侍」の高橋秀樹や「黄門様」の里見浩太郎が、悪役で登場するのはいただけない。
新聞評にも書いてあったが、「悪役を殺す爽快感」がなんとも微妙に感じないのだ。
昔の時代劇は、テレビでも映画でも「勧善懲悪」だったから、喝采を浴びたし、面白かったのだ。
近年は、「ひねりすぎ」ではないのだろうか。

鬘も減って地毛での結髪は自然でよいし、着物も現代風なのも許せる。
昔のように白塗りで美しくないのも、身近な感じで良いかもしれない。
でも、時代劇の約束事は残して欲しい。
藤田まことの仕事人は、遠くになってしまったのだろうか。
昔を懐かしんでばかりいても仕方がないが、30分も見ないでチャンネルを変えた。

正統派の時代劇を望む訳ではないが、多分ガッカリした人は多かったと思う。
そりゃ、藤田まことや初期の山田五十鈴の重さは望めなくとも、配役には気を使って欲しい。
中村獅童の目の鋭さは流石。
やはり、時代物は歌舞伎の役者にはかなわない?
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