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岩合光明の世界ネコ歩き

瀬戸内海のニャンは、人見知りしないで群れたがる

ねこ
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BS3チャンネルの「岩合光明の世界ネコ歩き」のファンだ。
チャンネルは覚えたのに、時間帯がよく分らなくて、見たり見られなかったり…。
7月27日の土曜日午後10時からは、何度も予告が流れていたので、しっかりと見た。

最初の場面が非常に印象的。
石段に赤い椿の花びらが散り敷き、一匹の白いネコが寝そべっている。
よく見てみると、白に黒と茶の模様の三毛猫のようだ。

グレイの無機質な階段全てに、散っている赤い花びらと椿の花。
真ん中あたりに堂々と横になり、カメラが近づいてもまったくの無防備。
どうも神社の階段らしい。ということは日本か?
そう、瀬戸内海の島らしい。

寝返りを打つと、白い猫の背中には黒と茶の模様が…。
背の真ん中辺りにまん丸の模様があり、黒が1/3で茶が2/3の割合になっている。
ナレーターが「9時の模様」と呼んでいたこの猫、この先1時間の番組中、何回も別の場所にも登場してくる。
行動範囲の広い猫なのだ。

次に出会ったのが「フサフサ尻尾のニャン」で、赤トラの尻尾がふさふさした大きなオス猫。
後を振り返りながら鳴き、「付いて来い」と言うように先に立って歩き始めた。
何回も振り返り鳴くのが、なんとも不思議な光景。
全く人見知りしないのだが、これは岩合氏の「ネコ歩き」の特徴で、出合う猫は少数を除いてみな逃げ出したりはしない。

ちょっとネコぼけ
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そして、自分のテリトリーに案内した。
沢山の綺麗な雌ネコが居て、どうもこの群れのボスらしい。
自分の自慢のメス達を見せたかった?

ネコは群れない、と言うのが通説だが、この島の猫達は群れで行動しているらしい。
フサフサ尾のニャンは、沢山の雌ネコを引き連れて、見晴らしのよい高台へと案内してくれる。
遠くに海、そして家々の屋根、なにか居る? ネコたちのお昼寝らしい。
屋根の上の別の群れ。

そして、海岸のネコ達の元へ向かう途中に、椿のニャンに出会う。
フサフサ尾のニャン同様に岩合氏を案内して、ある1件の家へ。
主の女性から、「お弁当の残りのハンバーグ」をもらって、美味しそうに食べている。

実は番組後半では、年配の女性から縁先でカリカリ餌をもらっていたみたい。
この椿のニャンは単独行動なので、神出鬼没、何処へでも現れては消える。
他のネコ達は群れているから、探すのには苦労しない。
背中の丸い模様は、反対側から見ると「3時」になる。
朝9時に出会って、午後3時に再会ということ?

岩合光昭×ねこ旅
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瀬戸内の島なので、潮の引く前の海岸沿いの岩だなに、潮が引くのを待ってネコ達は現れる。
まだ波が打ち寄せる岩を、器用に爪を立てて横歩き。
潮が引いた砂利だらけの岩場で、逃げ遅れた小魚を捕まえて食べていた。
それも沢山の数のネコ達が…。

波すれすれの岩場で、赤い大きな魚を爪で釣り上げたネコもいて、たくましいこと。
そして、また椿のニャンの姿も。群れには留まらず、1匹で去っていったけど…。
「あれだけ沢山ご馳走になったのに、まだ食べるの?」とナレーター。

この島のネコ達は、赤トラと三毛、トラの混じった三毛が多いようで、さすがに日本らしくグレイ系は居ないようだ。
岩合氏は瞬間に、目の前のネコが「オス」か「メス」か分るらしい。
オーラが違うのかな? 体型かな? ユフィには分りにくいのだけれど…。

特に印象に残ったネコは、他にも居た。
大人のネコ2匹がじゃれていて、「兄弟かな」とナレーターが言っていたら、胸を探って乳を飲んでいるらしい。
もう1匹現れた大きなネコも、お乳をねだっていて、これは非常に珍しい光景。
乳離れが出来ないコネコより、母ネコのほうが体が小さいのだから…。
野生では絶対にないこと、この島のゆったりした穏やかな雰囲気がさせていること?

今回は日本の瀬戸内海・群れるネコ達だったが、皆逃げ散ったりはしない。
彼流のネコに取り入る方法があるらしい。
ユフィはネコを見かけると「いい子ね」と声かけして、半数は逃げられてしまう。
コツについては、番組で語っても居るらしいのだが、この番組は不規則というか分りにくい編成になっている。

月に1回、日曜日の夜10時から1時間。今回の「瀬戸内海編」だ。
次回は8月23日で「スペイン編」らしい。
そして毎日午前10時45分から15分間のダイジェスト編。
夏休みだからか、8月は午前中15分ずつ放送されるみたいだ。
土曜日の午後10時30分から、と月によっても変化するから、予告は見ていても見忘れることが多い。

7月29日の午後10時45分からの15分間も見逃さないようにしないと。
で、見ました。「食事するネコ」のダイジェスト。
エサ缶に顔ごと突っ込んで食べる姿・ミートボールスパゲッティをゆっくり食べる姿…。

そこで思い出したのが、30年以上前の初の海外旅行先でのこと。
イタリアのコロシアムには沢山のネコが居て、スパゲッティを食べていたときのことを。
その時、「イタリアのネコはパスタを食べるんだ」と思ったっけ。

イタリアの猫
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そう言えば、今回の瀬戸内海のネコ達も、白いご飯をもらって食べていたっけ。
「海に出られないから魚をあげられない」と、言い訳していたことも思い出す。
頭にご飯粒が付いていて、とってやりたくなった。

日本のネコはご飯を食べるという当たり前の話。我が家の「マサムネ君」は食べないけれど…。
その国の土地のネコは、その国・土地の人に似ているとか。
食べるものも自国のものになるのは、必然なのだ。

瀬戸内海のネコの自由さ、気取りや屈託のなさ、人懐っこさは、島の人々の気質なのだろうか。

随時ネットで放送は確認できるようだが、追いかけて見たいほど、このネコ・ニャンたちは可愛い。

当サイトの「外出」に展覧会の記事を書いています。
こちら→「岩合光昭写真展「ねこ」渋谷ヒカリエ
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