雨の中 オペラを楽しむ
本文ジャックが6月の「今日のニュース」で、『今夜はIHIのホールで、オペラコンサート』と書いている。
ソプラノ歌手小林沙羅さんと、ロシアのバリトン歌手ヴィタリ・ユシュマノフとの、本格的な歌唱を聞くことが出来て大満足。
雨だったし、オペラコンサートだったし、赤ちゃん連れのママは来ないだろう…(多分)。
じっくりと歌唱を楽しめる、と、ちょっとワクワク。
でも、小さなお子さん連れの家族は居たのだけど…。
子供達がとてもおとなしかったし、若い夫婦で子連れは遠慮して、旦那が抱いてアトリウムの隅っこに移ったりもして、落ち着いて楽しめた。
今後の「IHIアトリウムコンサート」も、こんな風なら嬉しい。
選曲はミュージカルから歌劇・喜歌劇まで
マイフェアレディより「踊り明かそう」「君住む街角」は、『うん、ミュージカルナンバーらしい』とまあまあ。
続く「アヴェ・マリア」で、ソプラノの美しさを堪能する。
交互に舞台で二人が歌う。
続けて、歌劇「ジャンニ・スキッキ 私のお父さん」「ドン・ジョバンニ お手をどうぞ」そして「理想の人」歌劇「アンドレア・シェニエ 祖国の歌」。
最後の方で喜歌劇「チュールダーシュの女王 ハイヤ!山こそわが故郷」「メリー・ウィドウ 唇は黙して」そして「カタリ・カタリ つれない心」など…。
一応演劇に詳しいジャックによれば、「カタリ・カタリ つれない心」はイタリア民謡で、テノールで歌われることが多いらしい。
今回はバリトンなので「テノールだと、最後は、絶叫みたいになるんだけれど、今夜は、じっくり、落ち着いた雰囲気でよかった」んだって。
そして、「主演したソプラノ歌手すばらしかった。歌手は、やっぱり、美形でないと、だね。いや今夜のプリマは、美しかったのでね。」なんだって。
プリマは美人でなくっちゃ
ジャックの持論なんだろうか。
「物凄く太っていたり、美人でなかったりすると、観るほうは引く」のだそう。
まあ、実際に今夜のプリマ・小林沙羅さんは、美しく伸びのあるソプラノで聞き応えがあったのは確か。
それにとても演技力も備わっていて、子供相手に舞台から降りてステップを踏んで回ったり、一緒に歌おうと呼びかけたり、お子さんがいらっしゃるそうで優しいママの面も発揮していた。
オペラとオペレッタとミュージカル?
そう、歌は歌なのだが、最初は聞き覚えのあるミュージカルの「マイフェア・レディ」からの選曲で入りやすくしていたのかな…。
次の「アヴェ・マリア」は歌曲?
歌うための曲だよね、ソプラノの素晴らしさを堪能できる曲。
じゃあ、オペラって何?
オペラは、17~18世紀にイタリアで生まれた『歌劇』なんだそう。
役に扮した歌手が「独唱・重唱・合唱」を歌い、「オーケストラ」の演奏で構成されていて、殆どがクラッシック。
で、オペレッタは、オペラより手軽な小歌劇なんだそう。
19世紀後半にパリやウィーンで流行ったらしい。
劇的な味わいが強く、セリフが多いのが特徴で、民衆には受けたらしい。
ミュージカルは、演劇と歌とダンスを融合させたアメリカ発の舞台芸術なんだって。
「ウェストサイドストーリー」や「マイ・フェア・レディ」などが有名。
ミュージカルでは、歌い上げるという劇的な歌唱が多くは無いから、小林さんの美しいソプラノもインパクトは薄かった訳。
声量の豊かさは、オペラこその本領発揮だよね。
ジャックが言いたいのは『オペレッタの主役は美人でなくっちゃ』なんだろうね。
その部分でも今夜は「大満足」、子供も楽しんで聞いていたし…。
赤ちゃん連れのママにお願い、もう少し大きくなったら連れて来て。
聞きに来ている人が全員楽しめるように…。
IHI管弦楽団があるの?
1ヵ月後の「第1回定期演奏会」が、豊洲ビックセンターホールであるらしい。入場無料だって。
ユフィは興味がないことは無いが、19時30分開演はまずい。
夕食をつくってからってこと…。
そして、7月の始めの演奏会、残念ながらパスした…。
2018年1月に出来た楽団で、出来立てホヤホヤだそう。
IHI会社関係者、OB、OB、またその家族と友人で構成されいるらしい。
その内に「アトリウムコンサート」もやるんだろうか?
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