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オリンピック金メダルって純金?

ソチオリンピックの金メダルは金何パーセントなの?

ロシア大統領が図案の選択に一役かったと言われるメダル。
オリンピックなどのメダルデザインなどは、開幕直前まで厳重に隠されていて、主催者達も口を閉じていた為、非常に期待されていたらしい。
ロシアの芸術家チームが関わったものとか。

デザインは、とてもユニークなものになっている。
ロシアの伝統的な図案を元に、氷・飛翔など、ロシアの現在で最高の技術が結集していて、本物の宝石製品とのこと。
宝石職人の携わった、金製品だからなのだ。


designboom

最新技術でのメダル作成時間は、1個のメダルで20時間くらい。
表面には、五輪のシンボルが描かれている。
透明な部分はボリカーボネートと呼ばれるクリスタル。
裏には、ソチ2014の文字と英語で種目別。
サイドには、ロシア語・英語・フランス語でオリンピックの正式名称が刻まれている。

厚さは10mm、直径100mm、重量460~531g
重量が違うのは、金銀銅のメダルによって違っているらしい。
ちなみにメダルの作成は、開催国の負担なのだそうだ。

オリンピック憲章で定められているメダルの記述には、「直径60mm、厚さ7mm以上で、1位2位共に純度92.5%以上の銀を使用、1位のメダルには少なくとも6gの純金を張るか、メッキを施すこと」とあるとか。

銀メダルはほぼ純銀で、金メダルは金が張ってあるかメッキなのだ。
メッキと言っても最新技術のものなので、大昔のような剥がれやすいものではないのだろう。
純金6gのメッキ加工だとすると、メッキ膜はかなりの厚さになるのだそうで、メッキ業界では厚いのだそうな。

ちなみに、金メッキは金属に薄く金の膜を張り付けたもので、「ゴールドプレート」と呼ばれている。
一方の金張りは、「ゴールドフィルド」と呼ばれていて、金の板を貼り付けたもの。
メッキは膜なので手荒く扱うとはがれれやすいのだが、金張りは価格も安くあがるため、アクセサリーなどにはよく使われるらしい。

さて、ソチオリンピックの金メダル、規定より厚さも直径もかなり大きくなっていて、見た目だけでもずっしりと重そう。
ただ、デザイン的には透明な部分があって金の部分が少ないから、金メッキもそれなりなのかも…。

リサーチしていたら、「メダルを作っているところ見学しました」というものを見つけたので、早速拝見。
宝石加工工場「アダマス」の招待だったらしいが、貴重な報告。

分厚い銀などで作られたブリキを丸く切り抜き、機械で模様や文字を彫り、クリスタル用の部分をくりぬいて、研磨される。

超音波洗浄機でよごれなどを落とし、研磨を繰り返して、最後にマイナス35度に冷凍されたクリスタルと組み合わされて完成。
常温では膨張するため、クリスタルは絶対に外れないのだそうだ。
そして、金庫の中に保管される。

ボリカーボネートというクリスタルは、まるでガラスのように見えるが、非常に質の高いものらしい。
特別製の最新機械でクリスタルも形作られ、レーザーで模様がつけられていく様子。

このデザイン、かなり個性的で、今までのメダルとは違っている。
ロシアのデザイン会社間でコンテストが行われた結果、「アダマス社」が選ばれたのだとか。

銀に金メッキの金メダル、やはり規定どおりに6gの金だ。
銀が525gなので、プラス6gの金で、重量は531g。
ということで、銀メダルは525g、銅メダルは460gと言うことになる。
かなり重そう、テレビ画面からでも厚いし大きいし重そうだった。

パラリンピックのデザインは、クリスタル部分のデザインが散らされていて、全く別の印象になっている。


2013年7月31日 | By Natasha Sporn
メダルにみる2014年ソチ冬季五輪とその意気込み
2014年ソチ冬季五輪・パラリンピック - メダルづくりへの道
REUTERS/Sergei Karpukhin, REUTERS/Alexander Demianchuk

ソチのオリンピック会場で目にする様々な色とデザインの模様は、多くの民族の伝統的模様で、その組み合わせが飾られている。
メダルにもそんな伝統模様が、彫られているのだろう。

一般的には、金メダルは純金だと思っている人も多いようだが、主催国負担では大変なことになる。
今回のオリンピックでは、例の隕石入りのメダルも作られていて、2月15日(隕石落下の日)の金メダリストに贈られたはずだ。


ソチ五輪の15日に行われた競技の金メダリストに贈られる隕石メダル(共同)

さて、日本は何個のメダル獲得なるか?
でも、受賞者がメダルに歯を当てる行為は「絶対反対」
ジャックは歯授賞式を見る度に、口うるさく言っている。
主催国にも、作成者に対しても大変失礼な行為だと思う。
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