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都会の中の原始林・明治神宮への小旅行

 昨年は明治神宮の百年祭だった

昨年は明治天皇崩御の百年際だったそう。
昔は明治神宮の近くに住んでいたから、初詣は必ず明治神宮にお参りしていた。
毎年新調した和服姿での初参りは、とても楽しみなものだったが、結婚した年からは一度だけのお参り。
渋谷を離れてしまったので仕方のないが、参拝はずっと考えてはいた。

娘は幼い頃に2度くらい、訪れたことはあるはずなのに、まったく記憶にはない様子。
11月の下旬、身支度しっかり整え、長い間歩くことを覚悟して行く。
本当は、参拝を前日に予定していたが、終日雨で断念。
でも雨に濡れた森には、しっとりした静寂が漂っていて格別の趣があった。

可愛い姿がちらほら見え始める。どうも七五三の参拝らしい。
家庭の様々な都合で日にちをずらしたのか。
男の子も女の子も和服姿が多く、草履で歩く姿が可愛いのですが大変そう。
サーヤも3歳と7歳、とも和服で近くの神社に参拝したが、草履が難関だった。
履きなれていないので、痛がったのを覚えてる。

今の親御さんたちは偉い。
運動靴を持参していて、適当に履き替えさせている様子。
ほほえましくも納得の情景。
明治神宮の参道は砂利道でとても歩きづらいから。
若い頃の初詣でよく分かっている。

結婚式もあり、綿帽子姿の花嫁さんも。
外股歩きのお嫁さんだが、晴れてきた神宮には白無垢姿はとてもよく調和していた。

晴れてくるのと時を合わせるように人出も多くなり、急ににぎやかになる。
私達は西参道・裏から入ったが、表参道(原宿)側からの参拝者が多いための様子。
若いカップルや外国人の姿もあり、なんだか明治神宮に居るような感じがしないのだが、ともかく鳥居をくぐって本殿で参拝。
二礼二拍手一礼と賽銭箱の上に板書してある。
娘は500円、私は50円のお賽銭。懐の暖かさがお賽銭にも出る。

かなり疲れてきて砂利道は歩き難いし、休憩所で一休みしてから原宿へ。
原宿駅前から竹下通りに入って二人ともすぐに後悔。
ものすごい混雑、表参道を下ったほうが良かったのかも…。
でも後戻りも大変な混雑。
もうこのまま人の流れに乗って行ってしまうことに。

適当に空いていそうな店に入ってランチの注文。
なにしろ疲れていて、もうなんでも良い気分。
アボガドと炙り鮪丼の味はまあまあで満足し、デザートも頼んで大満足に終わる。

帰りは地下鉄で帰宅。
くたくたで夕食準備もままならず。
結局10時前に出て、4時過ぎに帰宅した訳で「こんなに疲れていたら、家族での台湾旅行はできない」と、サーヤに言われて「そうかも」と力なく返事。

ジャックとの旅行はパック旅行ではないので、歩かされるから。
私はパック旅行は安いし、歩く距離も短いので良いと思うのだが、「人の組んだ旅行はつまらない」というのが持論になので、思いやられる…。
でも、しばらくは行けそうにもないし、その内にジャックもユフィも年取って歩けなくなると困るから、家族での海外はなるべくお早く!
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