今年の11月、かねてからの念願の屋形船に乗った。
江東区に引っ越して5年、マンションの前の運河に屋形船を見かけ、乗ってみたいと思っていた…。
桜の時期はものすごい人気らしく、またコロナ禍で難しかったので、3年越しの実行。
まずは検索…
江東区・屋形船で検索。
「深川冨士見」が最初に出た。
最初なら多分一番古いか、有名なんだろうと考え、ともかく場所はなんとか分かる…。
住所が「古石場」って、ボタンの花を観に行ったところ、「門前仲町」行きのバスで行ける。
電話でこの季節は毎土曜日の夜に出航と聞き、11月14日の予約を4人入れた。
我が家族は3人、主人の姉がマンション訪問を望んでいたので、ついでにお誘いした訳。
いろいろな屋形船の写真説明で、大型船で椅子席、洋風トイレ付きもあるらしい。
季節的に掘りごたつ式の船と説明を受けた。
予約は直接振り込みなんだそう…。
祝日にわざわざ豊洲に出向いたのに、現金振込は駄目、通帳から2回やって駄目。
次の日出向いたら、現金振り込みがすぐにできて拍子抜け…。
4万4千円を振込、ビールかお酒付きと聞く。
サーヤは梅酒が大好き、すぐに調べて船内で注文できると知っていた。
この年の11月は異常気象、屋形船なら雨でもいいが、寒風の出航はきついと思っていたが、18度と暖かく風も無し。
詳しい情報も無いので、電話を何回もかけちゃった。
5時半集合、6時出航、掘りごたつ式の席で、大型船。
冨士見「北斎」という船と聞いた
いざ出発
次の日になって、ものすごく賑やかで大勢だった船を思い出し、第8次コロナ禍の中大丈夫だったのか、と心配になった。
でも、対策は万全だったみたい。
熱も測って提出もしていたし…。
5時半店に集合したのは、私達と外国人を含む一行の2組。
女性達も含むグループで、なんと暑いのか半袖セーターで外で待っている。
リーダーらしき男性が、先程私達も記入した書類手に、いちいち外の人に確認しながら記入。
熱を測り、記入していくが大変そう。
名前や年齢も記入していくから、なんか事故があったらの場合の書類かも…。
北海道の観覧船の事故が記憶に新しい。
釣り船が主な店みたい、雑誌や釣り道具などが置かれていた。
さて、大分待たされて案内された。
店を出て運河沿いにかなり歩く、いろいろな船が浮かんでいて、全てが富士見の名が記されていた。
私達が最初のグループなのか、端っこの席で靴やコートなどを入れたビニール袋を置けるスペースがある。
バッグなどは掘りごたつ式の空間に入れるよう注意があった。
いやはやともかく、それからが大変で、来るわ来るわ、老若男女子供までがどんどん入ってすぐ満杯。
どうやら観光バスのコースになっているみたい。
バスガイドさんが真ん中の席で説明しているが、なにしろ喧騒の中で全く聞こえず。
船のガイドもあったみたいだが、それも聞こえず、出発したのは揺れ具合でわかった。
右隣が外国の人を交えた先程のグループ。
上手に箸も使うし、仕事の話も進めるし、リーターもしくは幹事の男性、酒の手配でも忙しい。
後ろの席は最初から騒がしい男性たち、中年のグループで酒が進むごとに「いやぁ、煩い煩い」。
お料理は天ぷらと聞いていたが、卓上には所狭しと「枝豆・刺し身・ローストビーフ・それぞれの添え物の皿・懐紙付き天ぷら用の皿」が並べられている。
枝豆は冷凍ものだろうが、とにかく量が多い。
隣の外国人が「この紙は?」の様子、そりゃ知らなければ何?になるわな。
そうこうしている内に、揚げたての天麩羅が次々登場。
キス・穴子・海老・ズッキーニ・茄子……。
ユフィとサーヤは次々と制覇、全部食べちゃった。
ドリンクは、最初のビールとお茶は定額内で、乗船の際に渡された。
サーヤの梅酒炭酸割りは、途中で注文。
隣のグループは、ウイスキーを頼んだ様子、食べたり飲んだりで50分近く、お台場到着。
お台場到着
屋形船の甲板に上がれるお楽しみタイム。
掘りごたつ式の席から立ち上がるのに一苦労、据付の動かない机だから助かった。
なんとか一人で立ち上がり、サーヤに続いて外に出る。
備え付けサンダルを履いて、いざ甲板に。
真っ暗な海上に屋形船が十数隻、ところどころに止まっている。
海上噴水やら、海辺のビルやら、暗い中に華やかだ。
ゲートブリッジ が綺麗に見える。
船中の席からは外が見えにくいから、たっぷり時間を取っての見物。
暖かくて良かった…、寒風の中じゃ景色も楽しめない…。
最初の店で「船酔い止めの薬」を他のグループが購入していたので、私達も考えたが大丈夫だろうと…。
揺れは体で感じたが、船酔いまではしなかったし、以前もんじゃ焼きの船で経験していたので…。
で、無事に帰り着いた。
揚げたての天麩羅はお土産に包んでもらい、義姉とジャックの分。
最後に佃煮のお土産付きで、至極満足…。
掘りごたつの席から外が見えにくいのが、少し残念だったが…。
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