ユフィの記事
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下北沢 魚が抜群の「魚真」
年に一度の居酒屋の店
下北沢の隣駅に住んでいるのに、全く下北に疎い我が家族は、『魚真』がとても有名なことを全く知らなかった。
ネットで調べたら、都心に何店も店のある有名店らしい。
それも知らないで長い間、年に1回くらいは通っていたのだからおめでたいかも…。
「魚が美味しい居酒屋タイプ」なのは、何年も通っているのだから知っている。
とても元気な店で、若いお兄さん達が大きな声で迎えてくれる
威勢の良い店
だ。
久しぶりなので、3日前に予約する。
ゴールデンウィーク中だから混んでいたみたいで、6時は取れずに7時の予約。
多分改築して綺麗になってからは、初めてかもしれない。
黒っぽい格子状の店構えが、すこし高級感を出しているところが、居酒屋然として殺風景な魚屋の店先みたいだった前店とは違っている。
中が狭苦しいのは変わらず、カウンターと小さなブル席が7~8くらいで、満員。
ネットにも出ていたが、「可愛い女の子」が2人、スタイルも良くて、魚が売りの居酒屋では珍しいタイプだ。
ネットで思い出したのが、下北沢店30周年記念での半額の張り紙。
気づいたのが遅すぎて、満員だったこと…。
30年も経ったとは知らなかったし、流石に我が家が通ったのは10年前位からかな。
隣に「すし屋」もあって、締めにお寿司を食べられるのがお気に入りの理由のひとつ。
それと、魚がともかく新鮮で美味しいから、
魚は苦手のサーヤも満足
できる店なのだ。
家族全員がお通しの「あら煮」が好きなのだが、その夜はなくて残念。
早い時間帯でないと売り切れになることが多い。
まずは飲み物から、ジャックは焼酎のオンザロック、ユフィは生ビール、サーヤは百年梅酒のソーダ割り。
ジャックは店と料理に合わせて、アルコールの種類を変えているが、女2人はいつもどおりでいささかマンネリ。
「千切りポテトフライとキャベツのサラダ」
をお通し代わりのメニューから選ぶ。
ドレッシングがさっぱりしていて、
期待以上の味
、3人共に満足のスタート。
家でも出来そうだが、千切りポテトフライがかなり手が掛かりそう。
「刺身盛り合わせ六点盛り・特上二人前」
は、当日の5月5日のメニューから。
『魚真来たら刺盛り食うべし!』のお勧めで、おまかせと特上の二種類がある。
「赤むつ」は別名どぐろと呼ばれる高級魚で、ともかく軟らかく溶けるような食感。
サーヤは始めての名前に興味津々。
他の盛り合わせは、詳しく聞きそこなったが、「うに」「しめ鯖」「まぐろ」白身は「ひらめ」かな、「ひらまさ」も入っているような…。
「小柱のかき揚げ」
は、皿いっぱいに来たが、とても軽い。
ジャックが一言、「衣ばっかりのようだ」と言うが、これくらい軽く揚げるには腕が必要。
絶対に家庭では味わえない天ぷらだ。
初めての味に興味を示したサーヤが、
「いろいろ魚のアラ焼き」
。
ドンと来たのが、大きな魚の骨付きアラの塩焼き。
手づかみで食べたユフィと真似したサーヤ、ジャックは上品に箸でつついて食べた。
骨がとても大きな白身のアラ、サーヤが名前を知りたがるので聞くと
「ひらまさ」
とのこと。
程ほどに油ものっていて、美味しかった。
そして、締めのご飯物のつもりで
『魚真名物・のっけ盛り』
なるものを注文。
かっぱ巻きの上に「うに・いくら・ねぎとろ・かに」がどっさり乗っているらしい。
そして、来たのが3人共に驚いた盛り合わせ。
「うに・いくら」はジャックの大好物で、普段の家庭食では出ないもの。
そして、ユフィは大嫌いなものの二つなのだが、その代わり「かに」は大好き。
いつもなら、かにはユフィ以外は食べないので遠慮していたメニューなので満足。
細巻きのかっぱを一口サイズに切り分けて、上にどっさりと「のっけ」ているからの命名。
濃厚な味の「のっけ」と、さっぱりしたかっぱ巻きの
相性が面白い
。
ここら辺までは、いつに無く料理が早く運ばれてくる。
7時を過ぎて30~40分、客層が入れ替わる頃合のせいなのだろうか。
次々に出る客と入る客で、接客が忙しなくなってきた。
この時点で頼んだ料理が、なかなか出てこない。
「ふぐのから揚げ」
なのだが、「今、捌いている最中なのか」とサーヤがブツブツ。
今まで速やかに出てきていたから、止まってしまうと手元無沙汰だ。
その間に
「醤油差しが今一」
とジャック、写真に撮れとサーヤに指示。
液垂れする醤油差しは、やはり醤油を多く使用する店では考えないと、ね。
やっとふぐが届いてホッとしたが、すでに待つ間にお腹は満腹状態で、美味しくは食べられなかったし、期待感増していただけにサーヤも多分
拍子抜けしたみたい
。
そう美味しいものでもないのだから…。
最後に
「アップルパイとアイスクリームのセット」
の甘味で終了。
市販品らしいデザートについては何のコメントもなし。
魚が売りの店で、デザートは語れないが、「以前はアイスクリーム系だけだったような気がする」とサーヤは言っていた。
最後に外に出て写した外観は、大きな暖簾が目立っていた。
次の日、買い物ついでに撮った昼の店。
改装前は魚箱が積んであったりしていたが、改装後は大盛りの花なども飾られて、少し高級な料亭風の外観になっている。
高級感が漂うのは流行っている証拠だし、価格はあまり変わっていないようなので、今後も美味しい魚を食べに1年に1回の外食は続きそう。
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