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ル・プティ・ブドン 2020年お正月

正月過ぎた連休初日に予約

お店の営業が1月の6日から…。
仕事始めで、サーヤは「とても無理」とのたまう。
サーヤの驕りの例年通りのフランス料理、サーヤが無理なら当然無理。

で、連休始の11日の土曜日に予約、折から渋谷の銀座線ホームが新設成ったので、銀座線で行くことにした。
予約1時間前に出発、アムが珍しく「後追い」して、マンションの玄関ドアから出ようとする。

何となく家族が身支度しているのを察して、「置いていかれる」と感じた?
今までは見送りには出てきたが、後追いはしなかった。
おやつの「ちゅーる」を早めにあげ、夕食用のエサを半分食べさせたから『ウン?』と感じ取ったのかな。

嫌だよね、1人残されるのは…
帰ったらちゃんと夕食の半分上げるし、もう寝るだけで皆居るから我慢・我慢。心残して出かけた…。


渋谷がすっかり変わっちゃった

キラキラだよ、ガラス張りの新ビルが目立って、新世界だよ。
改装中は、ホームに行くのにあっちこっち順路が変わり、大変だった。
渋谷育ちのユフィでも、もうなんだか分からない状態…。

それが、新ホームの蒲鉾屋根のすぐ下が明治通りで、タクシー乗り場を探す間でも無く、タクシーがすぐに見つかった。
ジャックは予約時間の5分前には着いていたい性格、サーヤは予約しているのだから5分くらい遅れても大丈夫、と良く言えばおおらかな現代娘。

でも出来れば早く着きたい、明治通りからだと道玄坂上に出るのに便利で早い。
昔の渋谷なら、宮益坂から行くから混む訳で、6時半少し過ぎに着いた。

良く考えたら、今ヒカリエの建つ明治通り付近に、ユフィは住んでいた…。
バラックとは言えないまでも古い木造の商店街で、裏には原っぱがあり、子供もいっぱい居て「チャンバラ」「缶けり」「鬼ごっこ」と遊びまわっていたもの…。

感無量…、昔の姿は皆無、『キラキラ眩しい新世界』だよね。
60年は遠い昔…。


とっても静かで落ち着いて食事

さて、到着。
女性の姿は無し、中年の男性が迎えてくれて、店内には男女1組だけ。
その後、もう1組来店で、そのまま食事は終わる。

途中からオーナーのパッション氏登場、今日は休みかと思っちゃった
年々おしゃべりが上手になって、日本語がぺらぺら。
ぼそぼそと聞き取れなかったメニューも、鮮やかに流暢に説明してくれる。

その分、日本人のスタッフの方が聞き取り難い。
おかしな具合だよね、『毎年1回の食事で…』恐縮する我が家。
「長い間毎年お越しいただいて…」と感謝していただいた。

まずは、シャンパンで乾杯。
サーヤが「ロゼがいいな」「ロゼは瓶になります」で「あ、駄目だ」
いくらするのか、分からないし、テレビなどではポンポン開けてるけど怖い…。

メニューは「メニュー・デクヴェルト 6.500円」にする。
アミューズの盛り合わせ / 前菜 / スープ / メイン / デザートワゴン / 食後のお飲物。
前菜 / スープ / メインはお好みで、各自選ぶスタイル、長年このメニューなのだが、歳と共に品数の少ないコースになってきている

写真は撮ったのだが、それぞれ違う選択なので料理名が今ひとつ…?
アミューズは同じ、全く分からず…。

生ハムと鉢ものの「うど」は分かった…。
お正月なので和風の趣なのでしょう。

前菜はそれぞれ「鮮魚のカルパッチョ レモンドレッシング コリアンダー風味」「冷製ブイヤベースのゼリー寄せ アイオリ風味」「オマール海老のサラダ 柑橘系オレンジソース」



鮮魚は「きはだ」サーヤには分からない魚。

親達だって、名前は知っているが家庭では食卓に上がらない高級魚。
サーヤは魚に疎いから、東京會舘(金婚式の席)で出た『のど黒』が物凄く美味しかったので、何かと言うとそのことばかり。

今度は「東京會舘」で食事をしたいらしい。
大歓迎、何時でもよろしく!
新しく新築オープンしたらしいし、夏は「東京會舘」かも…。

「ル プティ ブドン」は本格的なフランス料理で、量もたっぷり…。
なにしろ「小さいお腹」と言うくらいで、フランス人が通うほど。
昨年のラグビーでも、お店は大盛況だったらしい。

でも「東京會舘」は、日本式のフランス料理で有名な店。
いわゆる昔の高級店で、皇族やお金持ちが贔屓にした品格の高い店だ。
サーヤが目覚めて私たちは大歓迎、楽しみが増えた


スープは一緒、主菜は別々

スープは安納芋、甘くて有名なサツマイモ。
とても甘くて美味しいが、ジャック曰く「もっと甘いかと思った」んだそう。
家では絶対にジャックが嫌がるから食卓には出ない、楽しみに飲んだのかも…。


そして、本日のメイン。
「本日入荷のお魚料理 カサゴのポワレ」


「カナダ産オマール海老と季節野菜のリゾット濃厚なクーリ」


「本日のお肉料理 子牛のヒレ」

「カサゴ」もあまりスーパーでは見ない高級魚。
オマール海老とリゾットは、かなりお腹にこたえる料理で、サーヤは昨年食べたって。
う~ん、これはヒレにすべきだったか、トリュフものっていて美味しそう

前菜のブイヤベースのゼリー寄せもなんだか硬くて歯に挟まるし、今ひとつなんだよね。

続けてジャックは「チーズ ワゴン」から3つチョイス。

赤ワインから「チーズに合う白ワイン」に変更。
赤が好きだから、魚料理でも赤を頼むジャックはいつも通り。
珍しく白なのは、「今日は早稲田が勝ったからお祝い」なんだそう。

女性たちは「デザートワゴン」から同じものを選択。

オーナーが「1月にしか作らないパイ」を勧めてくれた。
金貨を忍ばせてあるそうで、右隅の席のアベックに当たったみたい。
良い年になりますよう…


食後のお飲物に紅茶が…

さて、最後のティータイム。
いつもはチョコレートとコーヒーなのに、チョコではなくて小さなココット。

固めで甘さは程ほど、これも名前も味も分からない…。
いちいち訪ねるのも…。

ただ、今まで長い間コーヒーが定番だったのに、始めて紅茶が出た。
デザートの後はサッパリと紅茶が良いユフィ、喜んでいただいた。
香り高くてすっきりとした味わい、大満足


オーナーがずっと話に付き合ってくれて、ラグビーや秋から暮れまでの多忙状態、オリンピックの抽選まで話がはずんだ。
ついでにテーブルの鶏の置物についても…。

各テーブルに色違いの鶏、花瓶や皿の色彩に合わせてある。
後で調べたら「フランスの国鳥・鶏」なんだそう。
「知り合いの陶器の先生が焼いてくれた」そうな…。

ついでにサーヤが「次はクリスマスの料理にしたい」と予約開始の時期を気にしていたので、きいてみた。

「もう、今年のクリスマスで早すぎる?」「いえ、2ヶ月前から予約開始です」だそう。
会計の時、「この後もお客様は?」空いているので少し心配。
「連休は空いていて、今日は終りです」なんだって…。

空いていて、ゆっくりできたし、お料理も待つことなくサーブされたので、9時過ぎには食事は終了。
今年はあまり寒くない…。
タクシーを捕まえて、江東区まで帰宅。

さて、アムは待っているか。
ピンポーン、ドアめがけて奥から飛んできた。
ただいま、寂しかったらしい、大喜びした。

さて、次の外食は?
「東京會舘」で決まり、かな…
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