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本格的なフランス料理のディナー 「ル・プティ・ブドン」

年1回のル・プティ・プドン

もう、何年続いているのかな。
夏冬年2回のサーヤのボーナスのご馳走の日。
近年は、夏はイタリアン、冬はフレンチで落ち着いてきている。

一応は、ミシュランの★が付くレストランだし、皇太子両殿下も来店なさったという店だから、身だしなみは整えていく。
木の階段を下りると、外からテーブルが見えるのだが、6時半の予約で早いと思っていたのに満席の様子。
いつもの席ではなく、厨房に近い丸テーブルに案内された。
地下への階段にクリスマスの飾り

二人掛けのテーブルが一つだけ空いているだけで、ものすごく賑やかな人数だ。
それでも、夏のイタリアンレストランとは違って、大人の小声での話だから静かなのが嬉しい。
テーブルの小さなクリスマスアレンジが、雰囲気を出している。
テーブルの飾り

最初の頃は、一番高いフルコースとボトルワインで、たっぷり頂いたのだが、近年はフルコースはいささか厳しい。
オードブル2品・スープ・メインの魚と肉の2種類・チーズワゴン・ケーキワゴン・紅茶かコーヒー。
そして、それぞれを一品料理からピックアップしての注文だから、一皿の量がものすごい。

若い屈強の男性なら、しっかりと食べきれるのだろうが、我が家では年々メニューが少ないコースになってきている。
去年辺りから、少ない量のコースが用意されるようになってきて、今年は更に少ないもの3種の「メニュー・ド・セゾン」も。
ジャックがスープ無しはつまらない、と言うので2番目に量の少ない4種の「メニュー・ド・デクヴェルト」にする。

オードブル・スープ・メイン・ケーキワゴン・紅茶かコーヒー、ジャックはチーズワゴンをプラスする。
その前に、まずはドリンクのメニューから、食前酒を選ぶ。
ジャックは「シャンパン」。
サーヤは「ル・プティ」のカシス+シャンパンで、飲みやすいらしい。
ユフィは「ヴィンテージ・スパークリング」白ワインの炭酸割りで、グラスがほっそりしていてお洒落、味はワインが強い。
赤いシャンパン 白ワインの炭酸割り

「アミューズ」という食前酒用のオードブル・おつまみが小さなグラスで運ばれてきた。
「スモークサーモンとクリームチーズ」で、毎年違うようだ。
アミューズ

そして、サーヤとユフィは「ミネラルウォーター」にするが、何種類も上げられては分らないから適当にしてもらったけど、口うるさい客もいるのだろう、きっと。

太ったお腹のシェフのメニュー
コースメニュー

我が家の好みは三人三様なので、1人ずつの注文で並べてみた。
スープは全員が「本日のポタージュ」なので一緒、ジャックが「かぼちゃじゃないよな」と気にしていたが、きのこのポタージュだった。茶系でどろりとしていて、あまり美味しそうには見えないが、味は流石だ。
冬の寒い時期だからか、ボトルから注いだので、熱いままいただけた。
きのこのポタージュ

まずはジャックのコース
シャンパン、アミューズ、ポタージュ、そしてグラスワイン。
食事が魚介でも何でも、赤ワインが好きなジャックは構わずに、いつもどおりに赤を頼む。
3本テーブルに並べて説明があり、一番「渋くて想い味」を選んで2杯。
グラスワイン

オードブルは「本日のオードブル」から『シェフのインスピレーション・鳩のテリエ』。
メインが『本日長崎より入荷のお魚料理・メダイのポワレ』。
はとのテリエメダイのポワレ

ジャックお目当ての「チーズワゴン」から3種類の『ヒツジ、ヤギ、ブルーチーズ』盛り合わせ、で赤ワインの軽めのもの。
チーズ沢山のワゴン
チーズ3種

「ケーキワゴン」から、チョコレートケーキ2種と赤ワインのコンポートと、コーヒー。
チョコケーキとコンポート

サーヤのコース
カシス・シャンパン、アミューズ、ポタージュ、ミネラルウォーター。
オードブルは『オマール海老の薄切りときのこのマリネ・トリュフソース』。
メインは『鴨の胸肉ともも肉をそれぞれの調理法で』、胸肉は栗と共にクレープ包みで、ももは焼いたもの。
海老ときのこ
鴨の皿
今までも何回か鴨肉は食べたけれど、この店の鴨は硬いのが特徴。
やはり硬かったらしい。

ケーキワゴン
3種のケーキとシャーベットノエルの赤い小人

「ケーキワゴン」から、チョコレート・チーズケーキ・ノエル・洋酒のシャーベットと、コーヒー。

大失敗のユフィのコース
白ワイン+炭酸、アミューズ、ポタージュ、ミネラルウォーター。
オードブルの「フォアグラのポワレ」が、メインと重なってしまったのだ。
最初は「鮮魚のカルパッチョ」がベジタブルファーストでよいかもと思ったのに、歯の状態が気になってフォアグラにしてしまう。
フォアグラとフルーツ

メインを「本日のお肉料理」から、珍しい『鶉のフォアグラ詰め』にしてしまったとき、オードブルを変更すべきだったのだ。
見た目も味わいもソースも、なんだか同じような感じになってしまって、美味しかっただけに残念に思った。
でも、小さな鶉で、クリスマス気分は独り占めで満喫
鶉丸ごと

「ケーキワゴン」から、レアチーズケーキ・チョコレート・キャラメル・コンポートを選び、コーヒー。
ケーキ4種

このレストランの第一のお気に入りは、何と言ってもジャックは「チーズワゴン」だ。
3種類のお好みのチーズを、説明を受けながら選んで、とても嬉しそうに味わう毎年。
ふだんでは味わえないチーズなので至福のとき、なのだろう。

女性達の至福のときは、「ケーキワゴン」
一番最初のときから、4種類ものケーキとアイスクリーム・シャーベットを盛り合わせてくれるのに、もうぞっこん!
それぞれが個性的なケーキなので、見ていても厭きないし、別腹なのは確か。
ただ、今回は混んでいたので、なかなか順番が回って来ず、かなり長い間待たされたけれど…。

最後に、メインに入る前に、3人共にナイフが換えられた
ジャックは魚用、サーヤは鴨用なのかな?ユフィは鶉などのジビエ用?
ものすごく重くて、切れ味は抜群。


鶉は初めての味なのだが、鶏肉よりも柔らかく、しかも味にコクがあるみたい。
熱い湯の「フィンガーボール」が付いてきたので、脚を持って豪快にかぶりついた。なんだか快感!

最後にコーヒーに『小さなナッツチョコ』が付いてきて、甘いものたっぷりのディナーは終了。
去年ほどはお腹が苦しくは無いのは、3時間という長い時間のせいもある?


以前からいる外国人のマネージャーが、扉の外まで送ってきてくれて、見送っていたのも去年とは違う。
ようやく、年に1回の客を認識したのかも…。
でも、若いスタッフのほうが、なんでも聞けるから堅苦しくなくていいのだけど、ね。
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