コロナ過に予約 2年越しのフランス料理
年に2回、サーヤのボーナス時の両親への接待も20年越え。
最近は夏は焼肉、冬はフランス料理と決まっていたが、昨年は馴染みの「ル・プティ・プドン」が無くなってしまった…。
驚いたのなんの、長年親しんだ店だから悔しい気分なのだが、無いものは仕方がない。
本店の「パッション」に切り替えて予約したのに、コロナ過で泣く泣く取り消し。
今年こそは楽しみにしていたが、ユフィが鎖骨骨折で動きが取れず、新年に持ち越し。
ネットで予約し、楽しみに待つ。
今年は「オミクロン株」の蔓延で不安だった。
しかし何とか急増中も滑り込みセーフ、行ってきました、食べてきました、懐かしい人にも会ってきました、大満足の一夜。
代官山ヒルテラスまでの行き方
江東区豊洲からの行程、いくつもある…。
地下鉄を何本か乗り換えるか、バスで行き地下鉄に乗り換えるか、検討した。
木場までバス、東西線で茅場町乗り換えの日比谷線で中目黒から徒歩…。
ユフィ提案のこの案にサーヤが調べたバスで銀座四丁目、日比谷線に乗り換えて中目黒。
中目黒から歩いて5分に決定、初めての道だから分かり難い。
坂道続きの歩き難い道、足弱のユフィは不満タラタラ…。
ともかくも何とか着いのたが疲労困憊。
次回に来る際は、タクシーを検討すべきだね。
徒歩5分が10分以上かかってしまった…。
ともかく地下に広いガーデンを持つ店に入る。
夏はガーデンもいいよね…。
そして、懐かしいあの人に会えた…、ル・プティ・プドンのオーナーに…。
(引用/公式HP)
レストラン パッションは家族経営
暖炉のあるレストランで有名なこの店。
暖炉近くの一等席にテーブルが設えられていていて、そして懐かしい顔も…。
ル・プティ・プドンのオーナーが「ようこそ お待ちしていました」と笑顔で迎えてくれたのだ。
ひとしきり挨拶して、流ちょうな日本語に納得。
昨年キャンセルした際の電話の相手、彼に間違いなし…。
この席も彼の心遣いに違いない。
そう、このパッションは著名なフランス料理と共に、家族経営でも有名だそうな…。
ジャックが「パッションで会えるかも」と言っていた通りで、料理の注文をしながら「ル・プティ・プドン」の再開についても語ってくれた。
懐かしいあの場所かどうかはともかく、サーヤは犬猫と一緒に食事できるのがお気に入り。
我が家のアム君は野性的過ぎて、とても無理だが…。
ともかく、また楽しい日が迎えられることに安心し、今夜の食事を楽しむことに…。
気の早いサーヤは「今度は夏に来よう」と夏のパッションに想いを馳せる…。
夏には暖炉はどうなるのかな…。
その暖炉は大きく、すぐそばにはマキが山積み、19世紀のものだそうな。
メニューは予習済み
サーヤ曰く、メニュー決めにいつも時間が掛かるから、事前にパッションのメニュー検索して置くように言われていたので、前菜を始めスムーズに決められた。
ただ「何かな?」と思ったのは『お絞り』、小さな器にマシュマロみたいな塊が…。
始めに水をそそいでくれ、「お絞りをどうぞ」と言われて気づいたが、そそっかしい人は口に運びかねない(写真取り損ねた)。
なんでもじっくり待つことだ…。
で、アミューズ・前菜・スープ・メイン・チーズ・デザートのコースでお願いする。
今回ジャックは「食べきれない」と一人、前菜・スープ無しのメインの鴨料理とチーズのみ。
もちろんシャンパンとワインはしっかり。
サーヤとユフィは始めての店でのフルコース、しっかりといただきました。
「メニュー・クルトサジー」1万円のコース。
サーヤは「ホロホロ鳥のパイ」「キノコのスープ」「暖炉で焼き上げた3種のお肉の盛り合わせ」「デザートワゴン」のコース。
メニューで調べて気になっていた「暖炉で焼き上げた3種のお肉の盛り合わせ」は、2名様からで割り増し料金。
ユフィが渋っていたら、同じく気になっていたらしく「割り増しでもいい」とのこと。
新しい店だし、プチよりは高価だが、お金の心配はせずに楽しんで欲しいとのこと。
コロナ過で我慢続きの日々だったから、惜しまず楽しんでほしいらしい。
そうだよね、オミクロン株が猛威を奮う前に来たかったのに、ユフィの骨折が…。
なんとか右手が使えるようになり、1週間前の予約だったから…。
楽しく美味しく味わいたいとのことだろう。
ありがたく受け、「暖炉で焼き上げた3種のお肉の盛り合わせ 牛肉 子羊肉 鴨肉」をお願いする。
その際、食べきれる?と聞いたら、「カットしますから少量です」だそう。
プチ プトンとは違って、お上品なんだね、本格的フランス料理だから…。
というわけで、サーヤとユフィは、たっぷりと満喫。
時間かかったぁ 3時間近く
料理の提供は今までも同じだったのだが、フランス料理はともかく時間が掛かる。
思い出せば50年前、初めての欧州旅行の際、ともかく料理が遅くて参った…。
今ほど海外旅行が盛んではなく、全てが慣れていなかったのだから仕方ないが。
暖炉の近くで厨房も近いから、次々と飲み物も料理も出てくるが、ジャックはともかくユフィ達のコースの全てが出るまでが長かった…。
「ユフィが歩くの遅かったから、先客が席に着ていたし仕方ない」とサーヤ。
そうだけど見ていると、デザートワゴンでもいちいち新しく整え直したりしている。
飲み物は恒例のシャンパンで始め、ジャックは重めの赤ワインで主菜の鴨に合わせて2杯、チーズワゴンで「青かびの軟硬チーズ」に合わせて白ワインに変更。
サーヤは「軽めのフルーツ感覚のシャンパン」が欲しい、と贅沢言って2杯目。
ユフィは「炭酸水」と軽めに頼む。
さて、アミューズはいつもの如く説明を受けたが分からず。
2品あったが、最初のは生ハムだと思う…。
もう一品は、お正月らしい飾りの3品で味わいは…。
さて、サーヤは「今日の前菜」で、ホロホロチョウのパイだそう。
ちょうどテーブルに乗っていた可愛い置物、フランスでは馴染みの鳥らしい。
ユフィは「甲殻類のゼリー寄せ」長ったらしいソースの名前はカット。
今日のスープは「きのこのポタージュ」で、当然ジャックはパス。
見栄えのしないグレーのスープで、しかも写真を撮りそこなった…。
後で調べたら、定番の味のようで様々なキノコをくみあわせているらしい。
そしてメインの「暖炉で焼き上げた3種のお肉の盛り合わせ」が、暖炉でコックによって焼きあがった。
今夜何度も眼にしていたから、人気のメニューらしい。
骨付き子羊・牛肉・鴨肉の三種類、なるほど小さめにカットされていて控え目な量。
味わいは抜群、柔らかくそれぞれの味わいが際立っている。
お勧めの料理だけのことはある。
いつもと違って、ここまで食べてもお腹はまだ余裕がある。
プチプトンはやはり量が多かったのだ、と改めて納得。
そして、価格も安かったから若い人向きだ…。
年々ジャックとユフィは食べきれなくなっていたもの…。
お正月のお祝いパイで当たり
一昨年も正月にル・プティ・プドンに行き、同じパイを食べた記憶がある。
紙製の王冠が乗っていて、サーヤに当たりの小っちゃな塊が…。
金貨じゃないんだね、何だか動物? 犬かな牛かな… 小っちゃくて分からず…。
(牛だよ。byサーヤ)
なんでも当たりはおめでたい。 紙製の王冠をもらった、被った…。
今年は良い年になるといいなぁ…。
さて、デザートワゴンでフィッシュ、珍しくアイスやシャーベットを頼んで楽しかった。
今回は早くもデザート中に「コーヒーか紅茶か」と聴かれて、間発入れずに全員コーヒー。
すぐに運ばれ、珍しくデザートと共にコーヒーをいただく。
他にサーヤが気に入ったのが「パンとバター」、いつも先にパンを食べ過ぎてしまうのでジャックとユフィは控え目に…。
バターが美味しいとサーヤ、沢山残ったが持ち帰りする訳にも行かず…。
そしてコロナ過ならでの「卓上清浄器」というのかな、めだたずひっそり…。
ホロホロ鳥と並んでいた。
コーヒー用のプチ菓子もちゃんと食べて、最後は追い込みでフィニッシュ。
ご機嫌で退場。
タクシーで、アム君待つマンションに無事帰宅。 |