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お酒は三合まで

徳利で測りましょう

 健康でお酒が飲めるように「日本酒は三合まで」というのをよく見かけます。
私は通常、家では日本酒なので、これがビールや焼酎、ウイスキーになると巷間いわれる適量と私の適量で、どのくらいになるのかよく判りませんが、とにかく三合という分量を守って久しいのです。

 ところで三合の測り方なのですが、正確にやるとすれば、一合いりの清酒ビン詰めにその都度入れて燗をしなければいけません。酒飲みは、酒飲むためには割りと面倒はいとはないものですが、さすがにこれは面倒です。
 そこで考えられるのが二合入りの徳利なのです。まず一本を飲みまして、二本目に半分の酒を入れればいい、ということなのですが、半分の測り方が問題。座頭市のように、ある程度音で判断する場合と、徳利の重さと二合入りの重さの半分を重さで判断する場合があるのです。この判断ですかその時その時の腹の空き具合、おかずの様子などで手許がちょっと違うばあいがままあります、いや、よくあります。あれ、ちょっと多かったかな、という場合、元に戻す、ということはまずありません。でも、ちよっと少なかったかな、というときに継ぎ足す、ということは隣にユフィがいる場合が多いので、みっともないからしません。

 おまけに二合徳利といっても、どれも正確に二合入るわけでもないので、実は毎日、大体三合が実情です。いま使っている二合徳利は6本ですが、なかなか陶器店でも見つかりません、見つかっても気に入ったものという訳でもありませんし。この徳利を使うのは四月末まで。暑くても寒くても、五月一日からはガラスの二合ビンになります。これは暑くても寒くても九月末まで。
 ガラスの二合ビンだと三合の測り方は、少し正確になります。

二合徳利6本
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