ジャックは朝、早い、だいたい３時から３時半に起きる。何故そんなに早いか。たいていの年寄は、段々睡眠時間が少なくなって、朝が早くなるのはご承知の通り、それにしてもちょっと早すぎるけれど。実は８年間病院の清掃の仕事していました。病院の朝は早いのです。で、いつも４時半には食事、５時頃の始発電車で通っていた習慣が、身体に刷り込まれてしまって、どんなに遅く寝ても、この時間には目が覚めてしまうのです。
で、現在はなにをしているかというと、NHK・FMの「らじるらじる」聞いているか、仕方なくテレビを付けることになります。この時間、NHKが自然観察の映像を流しているか、BS４チャンネルで「２４時間ニュース」をやっている以外は、ほとんどが健康、美容の器具やサプリメントの通販、特にBSはほとんどがこうした番組です。
４時になると、一斉に民放の朝の情報番組が始まります。８チャンネルでは、キャスターが毎日“今、お目覚めの方も、これからおやすみになる方も”の一言で番組が始まります。まあ、そういう時間ではあります。
今お目覚めの方は、仕事場でコンビニ弁当でも食べる前に、健康サプリメントの一粒でも飲んでいこうかと、テレビ見ているかもしれないし、これからおやすみの方は、寝る前に深夜の仕事で疲れた身体に健康ドリンクでも、と思って見ているかもしれません。そういう方たちには有意義なテレビの時間、ということもできます。
さて、この様々なサプリメント、現代の人たちにとって、少なくとも一つは飲んでいないと不安、というほどに定着しているようです。このサプリメントですが、モノの辞書によると、もともとは「雑誌や書籍についてくる付録」のことなのです。まあ、雑誌など買う時に、付録が面白そうだから買う、というのが一番サプリメントとしてはうれしいこと。付録、何かに役立つからとりあえずしまっておこう、という人も、つまらないからそのまま捨てる、という人も中にはいるでしょう。
さて、世の中のサプリメントファンはどんな目的でご利用になっているのでしょうか。中には、サプリメント飲んでるから朝ごはんはいらない、なんていう人もいるかも知れませんね。
さて、我が家の女性群も、いろいろ飲んでいるようです。どんなものなのか知りません。また二人は「女性のための３０分体操教室」をウリにしている「カーブス」に週３回通ってもいます。まあ、それなりの効果もあるのでしよう。ところが、サーヤは思った以上に体重が減らないようで、ついに“月曜のカレー以外はご飯やめる”と「断米宣言」をするに至りました。あの、ご飯好きのサーヤがです。
どこかで書いたことあるかもしれませんが、サーヤのご飯好き。ごくたまに、さあ夕食、というときにユフィが炊飯器のスイッチ入れ忘れて、夕食ストップということがあります。私は夕食ご飯食べませんので、一杯やり始めます。ふつう、こういう時、オカズつまみながら待つ、のだと思いますが、サーヤはご飯が無いと、オカズ食べられないのです。ご飯とオカズが逆転しているのです。ご飯がサプリメントなんだけれと。
ちよっと寄り道ですが、「月曜のカレー」について説明しておきましょう。
実は我が家の「月曜日はカレーの日」はサーヤが生まれる以前から、もう数十年も続いていることなのです。ユフィと結婚して間もなくの頃、１９歳年上の長兄から電話がありました。“お前もこれからは毎日晩酌することになるだろう、だったら、いつまでも旨い酒が飲めるように、週に一回は休肝日として酒を抜け、俺はもうだいぶやってる、そろそろ週二回にするつもりだ”と。
父親代わりの存在だった長兄の言うこと、素直に聞くことにしました。ところで、月曜日、ご飯にオカズ。あの、オカズ目の前にすると、どうしても飲みたくなってしまって、落ち着きません。いつもは１時間は飲んでる時間がはやく終わって、手持ち無沙汰。そこでユフィから“いっそのこと、月曜はカレーにしたら、お酒飲みたくなる余地なくなるから”。
私は昔から、素直な性格で通っていたから、これも受け入れ。
というわけで始まった月曜カレー、延々と続いているのです。おかげで私は、外でカレーを食べたことが、今まで一度もありません。しかし会社の仲間たちや、高校時代の飲み仲間に「月曜日は飲まない日」を周知徹底させるのに２ヶ月ほどかかりました。
私はこの習慣を少し自慢して人に話すこともありました。１０年ほど前、いつも行っている居酒屋でのこと、同年輩と思しき男と隣り合わせになり、いつの間にかこの話に、それを聞いた男が“旦那さん、そういう身体に不規則なことが、一番よくないことなんです、これは毎日飲まなければいけないですよ”と。世の中に「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、私、初めて経験しました。雷に打たれたようでした。
素直な私は、これも受け入れることに、以来、毎日飲むようになったわけ。でも、月曜は最後に「お茶碗カレー」を食べる約束にしたので、オカズは少しだけ。いつもはお銚子をお燗して飲んでいたのですが、この日は「茶碗酒」。
●ある月曜日の晩飯のツマミ。枝豆はシーズン中は毎日、いつもはこの日の量のおよそ３倍、サーヤと折半、サーヤはシーズン後の銀杏が楽しみ、オヤジ的です。下 は〆のお茶碗カレー。
閑話休題が長すぎました。何を言いたかったかというと。
毎年、区からの案内で行っている高齢者向けの特定健康診断、ここ数年、血圧の高圧剤を使っている以外は、検査結果に「赤点」が無いのです。かかりつけの羽山医院の先生からは“ジャックさんは毎日お酒飲まれていると聞いていますが、ジャックさんのお年で、糖も出なければ肝臓にも問題が無いって、珍しいですよ”と言われたのです。
●他人の診断結果なんか見ても、面白くも無いだろうけれど、健康証明。
要するに、私には、お酒は、健康の元だったと言うわけです。
このことをある日ユフィに言ったら“あなた、これ、ヘパリーゼのおかげなのよ”と。そう忘れていましたが、お茶碗カレーが始まった頃から、ユフィの友人から進められて飲み始めたサプリメント、私も飲んでいたのです。毎日、習慣的に服用していたので、意識のなかになかったのですね。
毎日２回、３錠。パッケージに曰く［疲れやだるさに ヘパリーゼ プラスⅡ 肝臓水解物］まあ、滋養強壮 胃腸障害時の栄養補給に。ということ、まだいろいろ書いてありますが、それこそサプリメントの広告ではないので、この辺で。私が飲み始めの頃は、テレビのコマーシャルもごく偶に見るくらいでしたが、水溶液のものが出てきてコマーシャルを見ることも多くなってきました、割と、お高いものなので、いつも私の身体を気遣ってくれるサーヤが買ってくれます。先日、まとめて買うと安くなる、とまとめ買いしたら、付録・サプリメントが付いてきました。ここにご紹介する次第です。
●左がいつも服用している「ヘパリーゼ プラスⅡ」、右二つが付録のドリンクと、キング。
ある日の夕方、テレビ見てたらコマーシャルやってたので、手元にあったカメラで撮ってみた、見た事ある人もいるんじゃないか。
 
 
そうそう、早起きの話に戻るけれど、ジャックは病院での仕事の８年間、一度も仕事休んだことないんだ(勿論公休は除くよ)。具合が悪くなったこと無いから、お酒も休んだことないんだ。 |
